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長泉山 保福寺

保福寺修繕工事完成


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▲ご本尊は薬師如来 


 お盆も終わり、最近は朝晩めっきり涼しくなりましたね。
 
 でも、昼間の気温は三十度を遥かに超える日ばかりで、まだまだ残暑厳しい日が続いています。



 七月の末日に、地元のお寺さんの 本堂の大改修工事 が完了しました。

 工事に踏み切った一番の要因は本堂の傾きで、南西方向に傾きが酷くなり、襖が閉まらなくなるほど。

 今年の二月に着工され、本堂の傾きの修正と耐震工事、床、天井、壁、ぬれ縁の改修工事と畳の入れ替え等が行われました。

 今の建物は、 安永七年(1778年)火災 で灰燼に帰した後に再建されたもので、約230年ほど前のもの、時代は下って直近では、昭和60年代に本堂の屋根、庫裡の改修工事をやってから30年ほど経過しています。


 昔の人たちは、お寺やお宮の再建や補修に、相当な金額の寄附をして、現代にまで引き継いできていることに関心してしまいます。

 現代は、神社仏閣に対する信仰心の薄い人も多く、昔と違い、自分たちの好きなことにはいくらでもお金をつぎ込みますが、いざ寄附となると財布の紐がきつくなる人も多いようですね。


■  総工費 17,100,000円


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▲工事が開始したころの屋根裏の梁の様子

 ・縄で太い梁を縛り上げていますが、縄というものは、雨風にさらされない処にあれば、本当に丈夫なものなんですね。


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▲床はすべて剥がして、基礎の耐震工事を実施。

 ・江戸時代に建てられたものですので、礎石の上に柱を乗せただけのものでした。それにしても、明治の濃尾大震災にはビクともしなかったようで、よく持ちこたえたものだと、これまた関心してしまいました。

 ・耐震の面では、壁の箇所を増やして、襖の部分やを減らすことも行われたようです。


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▲この大提灯は、本堂に吊るされているものですが、寄附した人の名前と住所が書かれてありそれは、
 「東京市神田区有楽町・・  明治44年10月・・」とあります。

 洞戸出身の方が、花の東京へ出て一旗揚げた印に、当寺に寄進されたもののようで、住所の東京市神田区・・・のところなんかに歴史を感じさせますよね! 


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 当寺の創建は、明徳元(1,390)年、釈能源により開創とされていて歴史の深い寺院です。

 現在は、臨済宗妙心寺派の寺院で、臨済宗の中興の祖と仰がれている、 白隠禅師 が雲水の時代に二度も当寺を訪れ、修行をしたと伝えられています。

 その白隠の法系を継いで、現在の臨済宗の基礎を作ったとも言われる 隠山 筆の額が本堂に掲げてあります。
 
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 歴史的な建造物を後世に伝えていくには、地域の人たちの力の結集が必要なんですね。

 それがまた、地域の人と人の繋がりを創っていくことにもなるのですが。

 
 

■場 所:岐阜県関市洞戸菅谷
 

この記事に

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    地域の人の心の拠り所であった時代でなくなったなった今は、社寺を維持していくのが大変ですね。

    ナイス!

    houzan

    2017/9/3(日) 午後 7:18

    返信する
  • 顔アイコン

    やっと始めましたか、ずっと気にしてたもんね、あなた。

    修繕で終えれて良かったってとこでしょ。
    建て替えとなると十倍はかかるからね。

    これからだね、何れにしろ。

    [ taki ]

    2017/9/3(日) 午後 9:27

    返信する
  • 仰せの通り自分も含め自分の好きなことにはお金を出すけど歴史的、文化的なものにはケチな部分があります。
    礎石の上に建物が載ってるだけというのはよく目にしますが耐震性など気になりますが
    ずっと建ってる古い建物なんかもあり
    どういう風になっているんだろう?と思います。
    縄なんかも自分の想像してきた以上にもつものなんですね。

    g2lens★赤影

    2017/9/3(日) 午後 9:28

    返信する
  • 顔アイコン

    こうした地元とともに長い間守られてきた寺院などは対セルに後世に伝えていきたいですね。
    というのは簡単ですが、その費用がを集めるのが難しい時代になっているように思います。
    今回もよく出来たものと感心します。
    ナイス

    トミさん

    2017/9/4(月) 午後 0:44

    返信する
  • > houzanさん

    これからは、人口減少と信仰離れから、寺院の統廃合が進むのでしょうね。

    そう言えば、周辺の寺院は無住が目立ってきています!

    got*t*711

    2017/9/5(火) 午後 9:22

    返信する
  • > takiさん

    新築はとても考えられない状況ですね。
    修繕で精いっぱい!

    寺院も何か国宝級のお宝や、牡丹や桜、梅といった
    景勝地となっていれば別ですが、なんの特徴もないお寺さんでは、浄財の集めようがないからね。

    got*t*711

    2017/9/5(火) 午後 9:27

    返信する
  • > g2lens★赤影さん

    昔の建物は、釘をあまり使わなくても、十分な耐震性を持たせた建物が多いのですね。 それに基礎は、礎石に柱を乗せるだけ。
    神社仏閣の建築は、日本建築の技術を継承していく場として、とても重要なのですね。

    got*t*711

    2017/9/5(火) 午後 9:31

    返信する
  • > トミさんさん

    ナイス、ありがとうございます。

    地元では、もう今修繕しないと、この後は出来る見込みがないかも・・なんて、危機感もあって踏み切った事業でした。

    got*t*711

    2017/9/5(火) 午後 9:33

    返信する

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