垂井町にある南宮大社に参拝してきました。 国道21号から南へ少し入ると、大きな鳥居を抜け、そこから社殿まで、約500mほど。 成人式前後の連休とあって、参道は車の列で大渋滞! 三が日は混むのでと、この日に北のですが、考えがちょっと甘かったかも・・・ 早めに車の列から離れ、近場の駐車場に置いて歩くことにしました。 楼門をくぐると、鮮やかな朱色に塗られた「高舞殿」が正面に見えてきました。 正面にある拝殿に向い、一年間の家族みんなの健康をお祈りして、参拝を済ませました。 御祭神 金山彦命 天慶3年(940)、平将門の乱の誅伏の勅願や、康平年中(1058〜65)安部貞任(さだとう)追討の神験によって、 正一位勲一等の神位勲等を極め、以来、鎌倉、室町、戦国の世を通じて、源氏、北条氏、土岐氏等の有力な武将の崇敬をうけ、 美濃国一宮として、金の神の総本宮として崇められている神社です。 ■ 将門伝説と十二本の矢を射る神事
天慶二(九三九)年、平将門の乱のとき、将門の怨霊の首が火を吹いて京の方角へ飛んだ。その首を南宮大社の祭神・隼人神が、矢竹で射落としたという伝説にちなんでいるとか。
また、将門の首が落ちた場所で、その霊を祭ったのが御首神社(大垣市)の始まりとされ、神社の近くには矢道町の地名が残っています。 南宮大社の社殿のひとつである隼人社の前には、現在も矢竹がはえています。 二月の節分の日、南宮大社の広庭で、裏に「鬼」と書かれた直径百六十センチの大的に、神職が十二本の矢を射る神事がありますが、 魔よけと五穀豊穣を祈る行事で、大的神事とも呼ばれています。 絵馬
南宮大社には、多くの絵馬も奉納されていますが、ここの特徴は、鍬、鎌などの金属製の現物を取り付けた 「金物絵馬」 があります。
金物絵馬は現在も奉納されていて、中には機械メーカーが奉納したエンジンや機械メーカーが奉納した歯車などもある。金物の神として信仰を集めた南宮大社ならではの絵馬と言えるのではないでしょうか。 南宮大社の北方向にある、大垣市赤坂には金生山明星輪寺があって、虚空蔵菩薩をお祀りしています。現在は石灰岩の鉱山として有名ですが、その昔は、鉄などの鉱物も採掘されていたと考えられます。 鉄や、金・銀といった貴金属の産地には、それを守るための拠点(神社)が置かれて、支配が進んでいったのでしょうね。 ■ 場 所 岐阜県不破郡垂井町宮代1734−1 |
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