ロードショーレビュー
映画『きらきら眼鏡』試写会レビュー★★★☆☆ 健さん最後の遺作となった『あなたへ』の原作者森沢明夫ならでは、キラキラした言葉が散りばめられた素敵な作品です。 タイトルの「きらきら眼鏡」とは、実際に存在するメガネではなく、どんな逆境や悲しみの時にも、見方を変えて見渡せば、この世は光で包まれて全てのことがきらきらして見えるというポジティブな発想として「きらきら眼鏡」と比喩されているのです。 でも日常から、そんな考え癖がついている人には、そんなメガネを本当に使って、ものを見ているのかもしれません。小さな感動、小さな幸せ。幸せの数はみんな平等に一緒だから気付かずにいるのはもったいないですよね。 なんて素敵な発想をする作者さんなんだろうと思いました。 実際に本作の主人公のあかねは、彼氏の裕二がいうには「感動の天才」であり、いつも笑顔を絶やさないでニコニコしている「きらきら眼鏡」ふさわしい存在でした。しかしあかねは、笑顔を絶やさずにはいられない事情があったのです。それは裕二が末期のガンにかかっていて、余命幾ばくもないという現実でした。 一方もうひとりの主人公である明海も、恋人の死を乗り越えられずにいたのです。そんなとき、ふと手にした古本に名刺が挟んでいて、その名刺にメールしたことで、その本の元の持ち主との交流が始まります。なんとその持ち主が、あかねだったのです。 明海は古本のなかの「時間って命と同じだから時間切れになっちゃうよ」という言葉に強い感銘を受けたのです。そこに唯一あかねが棒線が引いてあったので、棒線を引いた持ち主に会ってみたくなったのでした。 映画の物語は、恋人の死を引づりながらも、あかねに癒されていく明海と裕二の死を受けとめられず、一時の刹那を明海に求めようとするあかね。そして明海に嫉妬を持ちつつも、自分の死んだあとにあかねを明海に託そうとする裕二という微妙な三角関係を描いています。 明海の職業が都内の厚紙製作会社から鉄道員に変更されたり、恋人で死んだことになっている弥生が、原作では先輩社員として生きていて明海に積極的なアプローチ仕掛けているなど、大幅に原作の設定をいじっているけど、原作の単純な三角関係のほうが分かりやすかったのではないかと思います。 脚本が原作の持つキラキラとしたエモーショナルなところを掴んでいなくて、明海はあかねと裕二の間で気持ちが揺れていくところやあかねが提唱する当たり前の幸せとはどんなことなのか、充分描き切れていません。裕二からあかねに対しての6行のラブレターのところはもう少しクローズアップして欲しかったですね。 生きること、死んでゆくこと、命とはというテーマを真面目に捉えたあまり、少々くらい印象を持ってしまうかもしれません。それでも悲しみのさなかに「きらきら眼鏡」をかけて乗り越えた経験をお持ちの方なら、一つ一つの台詞に感情移入してしまい、涙がぐっとこぼれてしまうことになるでしょう。 「きらきら眼鏡」はやっぱりそれを身につけたことがある人でないと、その素晴らしさや感動が分かりにくいのかもしれません。 演技面では、池脇千鶴の本領発揮で悲しみを隠し持つあかねのキャラクターを完璧に演じきりました。アカデミー主演女優賞ものの演技です。それに比べて明海役で新人の金井浩人は、ちょっと演技が固くて、作品の根暗さを強調してしまいました。 なお犬童監督は犬童一心監督とは別人です。ちなみに一心監督の『猫は抱くもの』は意味不明の酷い作品でしたね(^^ゞ『グーグーだって猫である』は良かったのにねぇ(^^ゞ 【公開日】2018年9月7日(金)TOHOシネマズららぽーと船橋先行公開、全国公開は15日から。 |
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