日進研第5回セミナー開催しました。
〇開催日時  9月15日(金) 15:00〜17:00
〇会場     六本木「ハリウッド大学院大学」
〇テーマ    「女子大学セッション」
〇参加大学  大妻女子大学・昭和女子大学・聖心女子大学
         ・東京女子大学・フェリス女子大学・聖徳大学
         ・日本女子大学
〇参加者   20名

大学が”女子学生”に熱い視線を注いでいることをご存知でしょうか?
短期大学・専門学校に流れていた女子学生を惹きつけることで定員を充足しようという戦略です。
女子大学が共学大学に流れる時代に女子大学はどのように生き残りをかけるのでしょうか。
複数の女子大学と情報交換ができるセミナーです。
  
第1部は日進研役員 垣内哲氏の「基礎講座・女子大学の事情を知る」です。

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そもそも女子大学ってなんでしょうか・・・という話から始まりました。
全国の女子大学の紹介、女子大学の現状(共学化の加速・大規模大学の女子受入れ加速・短期大学の廃止)解説がありました。
2018年度大学ランキング・女子大学ランキング(朝日新聞出版)の学部外国人留学生ランキングでは女子美術大学が110人で1位という話はちょっと驚きました。

第2部は「女子大学セッション」
参加された女子大学の留学生担当者・入試担当者と日本語教師の面談です。

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面談は開催時間終了まで続きました。「もう少し時間が欲しかった」というアンケートもありました。
一方「日本語学校の教師とこんな形で面談するのは初めてです。皆さん熱心で驚きました」という大学先生の声がありました。
また「次回、同じような企画があれば必ず参加します」と言って頂いています。

このセミナーで女子大学と日本語教師の距離がすこし縮まったのでは・・・と思います。

日進研の会長・山田先生からは「もう少し参加者が多いと良かったです。女子大学希望者がいる、いないにかかわらず、日本語教師としての情報を得ることを考えて参加して欲しい」という言葉を頂きました。ありがとうございます。





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日進研第4回セミナー開催しました。
〇開催日時  9月9日(土) 14:00〜16:00
〇会場     新宿駅「東京・Iスマート専門学校」
〇テーマ    「ネパールの大学事情」
〇講師     ビシュワ ラズ カンデル氏(嘉悦大学 准教授)
〇参加者   31名

ネパールからの留学生は増え続ける一方、彼らの教育的背景はあまり知られていません。現地にはどうのような大学があり。日本の高等教育とは何が違うのでしょうか?それを読み解くカギは、複雑なカレッジシステムにあります。
ネパール人留学生のバックグランドを探り、日本での進路指導につなげるセミナーです。
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講演はネパールの紹介から始まりました。人口・通貨・季節・時差・日本からの距離・位置など世界地理のおさらいでした。意外と知らなかった国でした。
カースト制の歴史から現状の説明もありました。

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その後ネパールの教育事情の解説です。
教育制度は日本とほぼ同じ6・3・3制。18歳で大学進学です。ネパールの大学は、トリブバン大学など8大学しかありません。大学キャンパスは全国に638校あります。日本との違いに驚きました。
大学院の授業は英語です。英語を話せないと就職は難しいとの事。
技術学部がレベルが高く、統一試験で良い成績を取らないと入れません。
技術学部に入れない学生が経営学部や法学部に入学となります。経営・法などは
希望すれば入学は可能だそうです。

先生は日本に留学しています。その経験から留学生の実態を話して頂きました。
国でしっかり勉強していない学生は就職もありません。だったら日本に留学して就職をしようと考える学生が多いそうです。

そこに留学を斡旋するブローカーが存在します。「日本に行けばお金も稼げて、就職もできる」甘い言葉で来日しても、生活に追われる生活が続き、日本語の習得もできません。
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(現地で日本留学を進めるチラシです)

先生は、日本語学校にくる学生には日本語能力N3を求めるべきだとの意見です
日本に来る前、現地で日本語を勉強するのは3か月くらいです。かなり適当に教えているそうです。また大学に入学する時の統一試験の成績を求めて評価するのは
良い方法だとのことです。

知ってるようで知らない国ネパールについていろいろ解説して頂きました。
大学の制度を理解することでいま日本来ている留学生の姿が見えてきます。
進路指導・生活指導に役に立つ講演でした。

アンケートでは
〇ネパール人留学生が増えてきたが、彼らのバックグランドについては情報もなく手さぐりであった。今回教育制度やネパールのカースト制度について情報を得ることができとても良かった。
〇ネパールからの留学生が日本に来る進学背景を知る良い機会となった。これから入学してくる学生に対してどういう教育を受けたのか知るための判断基準が解ってよかった。…などがありました。

「各国の大学事情シリーズ」は好評です。「大学院研究計画書」と合わせて定期的に開催しようかなどと考えています。
今後もご期待ください。


















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日進研第3回セミナー開催しました。
〇開催日時  7月25日(土) 14:00〜16:00
〇会場     東中野駅「東京テクニカルカレッジ」
〇テーマ    「英語による課程と留学生」
〇講師     太田 浩 氏(一橋大学 国際教育センター 教授)
〇参加者   45名

大学の英語学位プログラムへの進学を希望する留学生が増え、日本語の学習がおろそかにされ始めています。彼らは「有名な大学に入学できるならどこでもいい。英語学位プログラムを狙えば有名な大学に入学できる」と主張しています。

英語学位プログラムに進学する留学生の多くは日本語トラックの受験に失敗したり、日本留学試験で高い点を取ることが出来なかったりした留学生です。日本での就職を目指す高度人材ほど日本語習得の重要性を理解しており、英語学位プログラムは日本語教育機関の中でも質が高くない留学生の就職先となっています。

では大学はどのような目的で英語学位プログラムを設けているのでしょうか?国際化だけでなく、補助金の獲得や交換留学生の増加などあらゆる要素が想定されます。講師には英語学位プログラムの仕組みを整理するとともに、プログラムのメリット、デメリット、大学の狙い、日本語教育の必要性をお話しいただきました。

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英語学位プログラムの日本での現状分析から始まりました。
設置の目的・意図はさまざまです。研究・教育で英語の共通語化も要素となっています。非英語圏での大学教育の英語化が進んでいます。
英語による学位課程には文科省の政策誘導と関連する競争的資金の増加
少子化による大学間の競争も影響しています。

英語のよる学位課程を持つ大学数、英語による学位課程数の紹介から英語による課程は日本留学のアクセスを改善したか、大学の国際化につながったかの解説
がありました。

現在、「英語のよる学士課程は日本留学のアクセシビリティーを向上させたか?」という研究課題に取り組んでいます。その研究内容の紹介もありました。

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9つのアクセシビリティー評価項目を設定し、各大学の英語による課程を評価した結果の紹介がありました。
例えば、G30以前に英語のよる学位を設置した私立大学は高位の評価を示した。
留学生の入学定員比率が高いほどスコアが高くなるなど。

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「英語による課程」の現状分析から各大学の取り組みの評価研究内容の紹介と分析、問題が起きる原因、どのような課題があり、その解決方法の提案など熱心にわかりやすい講演でした。
ご自身が所属されてる「一橋大学」の現状紹介は中々聞けない話でした。

アンケートでは「日本が優秀な外国人人材を確保するためには、英語によるプログラムだけでなく日本語、日本文化の教育は欠かせないと思います。留学生を30万人呼ぼうとしているのに制度的な問題の根の深さを感じます。大学と日本語学校の日本語教育での連携が出来たらいいと思います」などがありました。


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日進研第2回セミナー開催しました。
〇開催日時  6月17日(土) 14:00〜16:00
〇会場     東中野駅「東京テクニカルカレッジ」
〇テーマ    「ベトナム大学事情と日本留学」
〇講師     堀江 学 氏(国際教育交流フォーラム)
〇参加者   57名
「ベトナム人留学生が増え続ける一方、彼らの教育的背景はあまり知られていません。現地にはどのような大学があり日本の高等教育と何が違うのでしょうか。
そもそもベトナム人にとって「大学」とはどのような存在なのでしょう。
ベトナム人留学生のバックグランドを探り、日本での進路指導に繋げるセミナーです。
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日本に来ている留学生数の現状や留学エージェントの存在について説明がありました。エージェントの中には「悪質」なものも多いそうです。「日本に行けば20〜30万稼げる」と話し、紹介料だけでも3000ドル〜5000ドル取るそうです。
正確な留学情報が行きわたっていない。よく調べずエージェントの話を鵜呑みにする。適切な助言者がいない。などが混乱の原因となっています。

ベトナムはタイ・フィリピンと並ぶ超親日な国です。非漢字圏から日本への留学生の数も増え続けています。経済的な背景の解説もありました。

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非漢字圏の留学生の増加に伴い問題も発生しています。
〇東アジア圏に比べまだ弱い経済力と支援体制の不十分さ。
〇現地の日本語教育体制の未整備
〇野放しの日本留学エージェントと強引なリクルート手法
〇一部日本語学校の漢字圏からの留学生減少の補完的なリクルート などがあるようです。

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ベトナム教育の幼稚園から大学までの修業年限はほぼ日本と一緒です。ただし
その教育的特徴は「アクティブラーニングではなく先生から生徒に一方的に教え、生徒はそれを正確に覚えることが中心。先生と生徒の間にデイスカッションやコミュニケーションは無い」。「大学に入るまでレポートや論文を書く機会はほとんどない。書き方を知らない学生が多いそうです。

大学入学のシステムや受験の現状(塾が多い・教員のレベルや生活の実態)の話、
あまり知られていない大学の種類と数の解説もありました。

ベトナムの日本語学習者は6万5千人、日本語教師は1800人 日本語学習者の増加を支える主な要素は日本留学より現地日本企業への就職でそうです。

アンケートではたくさんの意見を頂きました。
「ベトナム大学および受験事情ついての有意義な情報が多かった。特に統一試験また新合否判定基準については職員間で共有したい」
「公開されている情報が少ない中、非常に日本語学校には勉強になる内容でした。
特に大学の受験システムは、学生から日本とは全く異なると聞いていましたが、本日クリアになりました。ベトナムの留学生を受け入れるに当たりベトナム側が留学情報を知らないこともありますが,日本側もベトナムの学生を理解するための情報が不足していることを実感しました。」など

次回のセミナーは7月15日(土) テーマは「英語による課程と留学生・日本語学校は大学のイングリッシュトラックをどう見るべきか?」

順調に参加申し込み受付中です。申し込みはお早めに!!


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日本語学校進路指導研究会 第2回・第3回セミナーのご案内
〇第2回セミナー   
日程   6月17日(土)14:00〜16:00
会場   東中野駅徒歩1分「東京テクニカルカレッジ」B1ホール
テーマ  「ベトナム大学事情」
ベトナム人留学生が増え続ける一方、彼らの教育的背景はあまり知られていません。現地にはどのような大学があり。日本のの高等教育と何が違うのでしょうか?
ベトナム人留学生のバックグランドを探り、日本での進路指導につなげるセミナーです。

講師    堀江学氏 一般財団法人国際教育交流フォーラム 理事長   
            
〇第3回セミナー 
日程   7月15日(土)14:00〜16:00
会場   東中野駅徒歩1分「東京テクニカルカレッジ」B1ホール
テーマ  「英語による課程」と留学生
大学ではいま「英語のよる過程」が相次いで設立されています。英語を使用した講義で単位を取得するもので、留学生獲得の一翼を担っています。大學は留学生に対して日本語能力を求めなくなったのでしょうか?
長い間続いてきた日本語教育機関と大学の関係はかわっていくのでしょうか?
イングリッシュトラック・ブームの背景と高等教育の国際化の動きを留学生教育の専門家に語って頂きます。

講師   太田浩 氏  一橋大学国際教育センター教授

参加費  日進研学校会員2名まで無料 個人会員500円 会員以外2000円

申し込み方法 件名を「第2回セミナー参加申し込み」または「第3回セミナー参加申し込み」として
①所属(日本語学校名など) ②申込者 ③参加者 ④電話番号を明記して

nsk@shoei-data.co,jp までメールしてください。申し込み後日進研から確認メールを変死いたします。返信がない場合は再度メール送信お願いします。

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