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皆さん、どうもこんにちは。ここ最近はずっと長江サイドカーにうつつを抜かしてしまい、炭鉱ネタはすっかり御無沙汰気味となっておりました。炭鉱ネタを期待されて当ブログにお越しされていた方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 ごめんなさい。
…で、まぁ今年一番の私的大仕事であった長江サイドカーの全塗装も9月で無事に終わり、残りわずかなバイクシーズンをどうやって過ごそうか、と考えるとやっぱり読者様の期待に応えるために炭鉱跡探索をするしかないんですね。となると、自分のライフワークでもある夕張新鉱関連で探索をするのが一番理に適っている(?)と判断し、10月12日に夕張へと行ってきました。
朝の9時30分に出発。途中で一度休憩を挟むも、ほぼノンストップで夕張へと向かった。この日はちょうど紅葉の見頃(と言っても桜で例えると六〜七部咲きだが)で川端〜滝ノ上の間は山が色付いていました。特に夕張川を渡る雨霧橋周辺は撮影ポイントになっており軽く渋滞していた。道路をウロウロと歩く人が多数…カメラを覗きながら歩くと轢かれるぞ。
11時15分
2011年6月にオープンした道の駅夕張メロードに到着。ここには初めて訪れたのですが、まぁ、中でスーパーマーケットと併設されてる以外は普通です。ただ、道の駅にしてはトイレが狭いな。この規模にしては小が3つ、大が2つしか無いので人が多いと待たされます。
それにしても紅葉の季節で尚且つ3連休の中日だったため、駐車場も店内もすごい混雑でした。そして地元野菜の直売コーナーには夕張産の落花生とさつまいもが売られていた。ここ最近の地球温暖化が原因で、冷涼な気候のはずの夕張でも暖かい地方の野菜の作付けが可能になってきているのか…。複雑な気分だ。
ここへ来たのは2009年夏以来。その頃と比べるとずいぶんと草が茂ってきていると感じた。往時の炭鉱を偲ぶものは何も無く、2009年にはまだあった十連窯(閉山後にここで第三セクター会社が木炭を作っていた)も、すでに一切の跡形もなく撤去されていた。面影といえばコンクリート片と小さな石炭が散らばっている程度です。
今更だけど、真谷地のホッパーは見たかったなぁ……。
この頃は入り口にはゲートが設けられており、関係者以外の車両は敷地内へ入ることができませんでしたが、今回行ってみるとゲートはありませんでした(だから長江でも奥へと入れた)。恐らく、ここはもう管理されることもないでしょうから、あと15年もすると草木が伸びて森になっているかもしれません。
ヒグマやエゾシカに間違われて撃たれるのは勘弁なので、そそくさと真谷地炭鉱跡から退散した。
っていうかこの辺は猟区だったのか。民家が結構近いのにな。
沼ノ沢駅裏の道路に長江を停め、反対側の草地を30メートルほどヤブ漕ぎします。
ここには以前(2010年9月)にも一度来たことがあったのですが、その時には材料斜坑しか見ることができなかったので、今回はしっかりと探して行きたいと思います。
そして用心のためにトランクから長靴を取り出して履き替えた(エンジンの脇にスニーカーが見えますね)。
新鉱現役時は、ここから台車に坑木や鉄枠などの資材を載せて坑内へ搬入していました。
そしておまけに倒れて半分水没した放散塔からは時折「ブクッ、ボコッ、ボコボコッ」と濁った不気味な音と泡が……。密閉した坑内からは未だにメタンガスが出てきているんですな。
材料斜坑抗口から北に60メートルほど移動すると、鬱蒼とした木々の中に2つの影が見えた。以前探索に来た時に何故か見つけられなかったベルト斜坑と扇風機風道だ。
それにじても草がすごい。家から鉈をもってきたらよかったなぁ。
この斜坑はその名の通り現役時はベルトコンベアが設置され、切羽から掘り出した石炭は、坑底にある貯炭ポケットに一定量を貯められた後、地上の選炭工場へ順次揚炭されていた(ズリの排出も兼ねている)。ベルトコンベアは3000メートル近い長さがあり、運搬能力は780t/hであった。
この斜坑は坑口から数十メートル奥でベルト斜坑と交わっている。
この日は休日だったため周囲に人の気配は無かった。
なお現在のGoogle Earthの夕張一帯の空中写真は、2014年7月29日撮影の最新データーへと更新されているので(しかも閲覧に邪魔な雲がとても少ない)、以前と違ってものすごく鮮明な画像となっています。
ここまで鮮明になると、これからの夕張に残る炭鉱関連の遺構の探索に威力を発揮するのはまず間違いないでしょう。
続きます
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炭鉱
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遅ればせながら先週の報告を。
13日(日)に住友赤平炭鉱の一般公開へ行こうかと考えていたが、生憎の雨により行けず(札幌周辺はずっと大雨だった)。翌日14日(月)は曇りというイマイチな天気だったものの、貴重な連休なので奔別のアートプロジェクトへ行ってきました。 9月末の室蘭のクラシックカーイベント以降半月ぶりのツーリング。11時40分頃に出発をした。
奔別へのルートは昨年と同じ。札幌を出発して国道275号線を当別・月形と抜け、途中で石狩川を渡り三笠へと進む。
当別町のセルフスタンドでレギュラー16.34L(154.8円/L)を給油。 13時25分。道の駅三笠で一息入れる。
そしてボートトレーラーを牽引していたオジサン(原付コレクターだった)に声をかけられ、しばしのバイク談義となる。 14時丁度に三笠市幾春別の住友奔別炭鉱跡に到着。
しかし太陽が顔を出さないのであまりパッとしない色具合だ。 昨年と違い立坑櫓にはやたらとカラスが群れていた。
赤錆の浮いた剥き出しの鉄骨と合わさり、ホラー映画さながらの何とも言えない禍々しさがにじみ出ている…ような気がする。 メイン会場となるホッパー。
残念なことに周辺の木々の紅葉はまだ始まっていなかった。 駐車場脇の受付で入場記帳を済ませた後、まずは揺れる足場を登ってホッパー上部へと入る。
内部の小部屋にあった作品。手を叩いくなどをして音を出すと光るものだ。 これは作品ではないが、ホッパーの屋根が崩れ落ちた部分から差し込む光と緑が綺麗だった。 立坑遠景
そういえば今年はイトトンボの大群はいなかったな。 ホッパー下部の入り口にあった作品。 柱にかかっていた看板。 奔別炭鉱の坑内図や配置図を使った作品。 出口側の扉。 屋外展示の石炭と手ぬぐいと白い壁。 この足場を登ってホッパー上部を見学するだけでも価値があると思う。
一通り作品を眺めた後、15時10分頃に奔別を後にした。 --------------------------------------------------------------------------------------------
帰りは三笠から岩見沢へ抜けて江別、札幌というルートでのんびりと走っていたのだが、ここで突然のトラブルが発生。 岩見沢の市街地を抜けて上幌向駅の近くで信号に引っかかり、停車後に発進して加速しようとすると急に後輪側が揺れだし、同時にギューギューという異音が発生。
左車線にいたのですぐにそばにあった駐車場へ入り、後輪を見るとパンクしていた。長江サイドカーを入手してはや8年、ついにバイクの王道トラブル『パンク』を初体験である(そしてなぜだか笑いがこみ上げてきた)。
すぐにジャッキアップをしてタイヤ交換を開始。 後輪を外して原因を探すと……あった、この銀色の物体が刺さったからか。 ペンチで強引に引き抜くとそれはステンレス製のスクリュー釘だった。……困るんだよねぇ、こういうのを道路に捨てたりすると…。
今回は常に工具と予備タイヤを側車に積んでいる長江サイドカーだから良かったものの、これが普通のバイクだったら自走不能でJAFのお世話になるのは確実だ。 無事に帰ることができました。
さて、あともう少しで札幌近郊にも雪が降ってきそうな気配がするが、あと何回サイドカーに乗れるだろうか。
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9月26日の日記のコメント欄で住友赤平炭鉱のイベントについて「今年は立坑などの一般開放がされないのではないだろうか」との書き込みをしましたが、その後調べたところ今年も10月12日(土)と13日(日)に無事に開放されるみたいです。
そらち★ヤマの記憶だより 参照
ウソ言ってすみませんでした。
自分は13日に行きたいと考えているのですが、天気予報だと日曜日は【くもり/雨】なので行けるかどうか微妙なところです。
どうして平日は綺麗に晴れて週末になると降るかな…。
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昨日は旧住友奔別炭鉱ホッパー跡で開催されていた奔別アートプロジェクトに行ってきました。
9月22日から10月28日までの土・日・祝祭日のみのオープンとされており、前から行こう行こうと考えていたのですが、雨天だったり時間が取れなかったりとなかなか機会が得られなかったものの、最終日前にどうにか訪れることができました。
10時50分に車庫を出発。
あいの里から石狩川を渡り、当別町から新篠津村を抜けて岩見沢に行く予定だったのだが、何をどう間違えたのか道道275号線を北上して月形から曲がる石狩平野たっぷり堪能ルートへ。
相変わらず国道12号へ抜ける直線道路は長いなぁ……。
途中、当別町で給油をする。
価格はレギュラー 143円/Lでした。
12時15分 三笠の道の駅に到着。
給油後からずっと走りっぱなしだったので、熱くなったエンジンやオイルを冷ますために10分ほど小休止。
この時、目の前の国道12号線(札幌方面車線)をダークグリーンのウラルが走り抜けていった。
12時50分
三笠市幾春別の奔別炭鉱跡に到着。駐車場には結構な数の車が停まっており、そこそこ賑わっていました。
長江が停めてある砂利敷きの広場は、以前だと2階建ての坑口事務所兼繰込所があったのですが、昨年秋に解体されてしまいました。
なお、立坑と巻室は2012年現在でも住友が管理している物件なので立入禁止とのこと。
だけど、仕方がないとはいえ、解体したのは勿体無いよなぁ…。
アートプロジェクト会場であるホッパーの全景。
ホッパーそのものは北海道や九州の旧産炭地にもいくつか残っていますが、上屋が朽ちずに存在しているものはこれぐらい。とても貴重です。
全体的に錆と雑草が目立ちますが、ホッパーの状態は悪くありません。
今回のイベントのために、特別に足場が組まれてホッパー上部を見学することができます。
ただしこの足場は結構揺れて怖かったです。なるべく下を見ないように…。
内部の小部屋の床には粉末状のものがびっしり。近くにいた係の人に聞くと実は粉炭だとか(このイベントのために撒いた訳ではない)。
奔別炭鉱が閉山してから40年以上、このままで存在していたのだろうか。
細くて急なタラップを上がっていく。
ホッパー上部内部の全景。
作品名【呼吸する石炭】
長大な黒色のビニール袋をブロワーで膨らませてあります。
どうでもいいですが、ホッパー上部へ行く足場のまわりはものすごい数のイトトンボが群れていました。
どれくらい多いかというと、ちょっとでも立ち止まると10匹くらいが一斉に服や頭へ止まるほど。
立坑の裏側。
左側の四角い建築物は充填ズリ用ポケット。
選炭などで出たズリをここに集め、炭車に積み込んで立坑で坑内へ下ろし、切羽の採炭跡を埋めるのに使用しました。
次はホッパーの右側から入ります。
この辺は右の法面から滲み出る水の影響で軽くぬかるんでいました。
作品名【モス地蔵】
最初見たとき、「あれ?昨年ここに来た時には地蔵なんて無かったぞ」と一瞬考えこんでしまった(笑)。
それくらい自然に展示してありました。
ホッパー内部。入口から出口まで、100mの間に幾つもの作品が展示されています。
このホッパーは閉山後、近年まで生コン製造業者が使用していたため、粗大ゴミなどが散らばっているのですが、今回のイベントではそれすらも作品の味にしてしまっている感じです。
内部は外の光が白い壁面に反射して意外と明るい。
個人的に感心した作品。
作品名【Factory】
奔別立坑を模しただけの針金細工かと思いきや、正面にある小さなハンドルを回すと滑車や4個の円柱が賑やかに動き出します。
コンクリートの柱が延々と続く奇妙な空間。
ホッパー出口。
作品名【黒い穴〜"炭鉱の記憶"を未来へ〜】
直径6.4mのブロックと採石で作った円は奔別立坑坑口と同じ直径。その中に石炭を敷き詰めてあります。
ひと通り見終わって駐車場へ戻る時、展示ガイドツアーの集団とすれ違う。
受付のセンターハウス。この場所は雪虫が大量発生していました。
この画像に写っている白い点全部が雪虫……スタッフ曰く「朝はもっと酷くてマスクを装着して防御していました」とのこと。
雪虫が服に付くとなかなか取れないんだよねぇ。
この後、受付にいた人とサイドカー&バイク談義をしたりしつつ13時50分に奔別を後にする。
本日の走行距離:128km
10月末にしては風が多少あったものの暖かい日でとても走り易かった。
11月3日(土)には上砂川にある「かみすながわ炭鉱館」が臨時オープンするらしい。行きたいけれど天気はどうなるのだろうか?
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前回の続きです。
さて、帰る準備です。この時点で既に12時10分前後。
当初の予定だと11時半くらいにここを出発し、12時には和商市場前で解散をするはずだったので、もう30分以上も遅れている計算になります。 帰りの交通機関の時間を気にしている参加者もいたので、これから行く場所は見学時間を短くして駆け足気味になる、と高橋局長が説明をする。 釧路コールマインの敷地から出るまでに、車窓から産業スパイばりに地上設備類を撮りまくる。
これは第二斜坑の巻上機。 こちらも連卸と同じく人車があるけれど、今でも使っているのだろうか? 派手な黄色の坑外電車。
鉄道車両に関してはよくわかりませんが、上に伸びた面白い形をしています。 炭車と連卸の橋脚。
ずっと奥に巻上機の建物が小さく見える。 坑口整備工場
ぱっと見はシャターが閉じ、人気も無かった。 この日は稼働していなかったのだろうか? 坂道を上がる車窓からは旧興津斜坑のそばにあったズリ山が遠くに見えました。
次に向かったのは、釧路コールマインからそれほど離れていない炭鉱展示館。
時間がかなり押しているので、ここの見学時間は10分ほど。 6トンもある巨大な炭塊。
先日夕張で見た3トンの炭塊が小さく見えます。 選炭工場の全景模型。
夕張新鉱や南大夕張炭鉱の選炭工場と比べると、かなり複雑な建物配置をしている。 夕張の石炭博物館のドラムカッターほどではないですが回転して動き出します。 この辺で無常にも10分が経過し、帰る時間となる。もうちょっと見たかった…。 展示館を後にし、途中で選炭工場の横を通る。
まるで斜面にへばり付くかのように配置された建物類は、たしかに一種独特の迫力がある。 何枚か車窓から撮影したが、あまりブレずに撮れたのはこれだけ……。 そして12時40分すぎに和商市場前に到着。 ここで無事解散となりました。 日程の余裕があれば宿をとってこのまま釧路を堪能したいところですが、翌日は仕事。なので、13時25分釧路発のスーパーおおぞら10号で札幌に帰ります。
帰路では「日高周辺の山は紅葉でさぞ綺麗だろうな」と内心期待をしていたが、寒暖の差が足りなかったのかまだ木々は緑色のまま…。なんだか損した気分だ(笑)。 その後、スーパーおおぞらは定刻通り17時17分に札幌に到着。 札幌駅の帰宅ラッシュの人混みに降りると、釧路コールマインで歩いたあの真っ暗な坑道が、まるで夢みたいに感じる。 またこの坑内見学会に参加できれば(来年も実施されるかどうかは不明と言われたが)行きたいなぁ。 以上、おしまい。 |




