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昨日、東アジア選手権の第2戦である中国戦がありました。結果は、2-2の引き分け。北朝鮮戦で0-1の敗戦を喫した日本は、優勝するためにはここで勝利が必要でしたが、残念ながら引き分けに終わったため、優勝はかなり難しい状況になりました。

日本は、北朝鮮戦での敗戦から先発11人全員を入れ替える作戦に出ました。この作戦には、私は面白いと思う反面、この作戦が成功し優勝できたとしてもそれはラッキーでしかないな、と思いました。まず面白いと思ったわけは、今までレギュラーを張っていたメンバーは、6月のアジア最終予選からずっとで続けているものが多く、コンフェデ、7月のJリーグでの6試合と出場しています。そしてこの東アジア選手権。疲労が溜まっているのは言うに及ばず、チームとしてのマンネリ化もあることでしょう。フレッシュな選手を入れることによって、運動量が豊富になり、レギュラー争いからチームが活性化していく、と思われます。この試合で活躍すれば、今後代表への定着、スーパーサブとしての起用、レギュラーの座の獲得、果ては来年のワールドカップのメンバーとして選ばれる可能性まで出てくることでしょう。日頃出番の少ない選手たちだったため、これは大きなチャンスといえます。

反対にこのチームの勝利がラッキーであるわけは、日頃出番がない選手たちにいきなりジーコは試験を課しているようなもので、このメンバーでの練習は少ないからです。以前の記事にも書きましたが、このチームの強化方針は同じメンバーをできる限り長い時間プレーをさせて、自然にコンビネーションを合わしていくという方法のため、新しい11人での顔合わせはこの大会に向けての合宿からであり、時間にしても短いものです。そのチームが勝てたとしたら、相手が弱いか、個人の力での勝利と考えられるでしょう。

できるならば、主要メンバーを何人か残したあとに新しい選手を入れて組み合わせるという方法の方が現実的で良かったように思えます。いきなりディフェンスラインの3人をすべて代えるわけではなく、中心的役割を担う宮本、高さに強い中澤を残し、あと一人を新しい選手からなど。国際経験の少ない選手たちにいきなり本番の試合で入れ替えて使い、それで結果を問うというのであれば、それは選手たちにとって酷なものだと考えます。

そんなことを考えながら、試合は始まりました。序盤から日本は運動量が豊富でアグレッシブに戦います。相手へのプレスも早く、前線での動きもよく、速い攻撃展開を見せてくれました。前半9分には巻のヘディング、12分にはコーナーキックから今野のフリーでのヘディング、17分には阿部のFK、とたけ続けに中国ゴールを脅かしたのです。ここで1点を取れていれば、今後の試合展開は違ったものになったことでしょう。その後も日本は攻撃を繰り出していきますが、いずれも得点に結びつけることができず、だんだんと運動量が落ちていきます。

膠着状態が続いた中、前半37分に中国に先制されました。失点シーンの解説については、サッカージャーナリストである湯浅健二のコメントを載せます。

 それにしても中国に奪われた二つのゴールシーンでは、ものすごく大きな反省材料がテンコ盛りだったよね。最終勝負場面での「ディフェンス集中力」に大きな課題・・といったところ。例えば先制ゴールの場面。そこでは、最終ラインだけではなく、クロスを上げた中国選手をマークしていた本山が十分に相手のプレーを抑え切れず、結局うまいクロスを送り込まれてしまったし、またセンターゾーンでは、坪井の「相手に身体をあずけるタイミング」がほんのちょっと遅れたことで、その中国選手にフリーでヘディングされてしまった。また中国の二点目シーンでは、一度前へ突っかけ、スッと下がった相手の動きに、完全に、身体を寄せなければならないマーキングアクションを振り切られてしまった。そんなシーンを見ていて、(so called !?)レギュラー守備ブロックとの「僅差」を感じていた湯浅でした。もちろん守備ブロック全体の、プレーイメージシンクロ内容がうまく高揚しなかった(そのための時間がなかった・・)ということなんだろうけれどネ。やはり守備には「明確な戦術プランと相互コミュニケーション&コンビネーション」が必要なのです。そこが、自由と変化が絶対的コンセプトの攻撃と逆行するところなのです。

この中国に失点した二つは、どれも修正可能であり、彼らが長い時間コンビネーションを合わせられ、連携を確かめられたのなら、しなかったミスかもしれません。この辺に、いきなりの先発総入れ替えの弊害が出てしまったと思います。

後半、日本は2点を取り返すべくよりアグレッシブにいきます。後半3分には巻のヘディング、これが決まっていればと・・・。このシュートさえもゴールできなかったことから、私はこの試合は勝てない、と思いました。これほどまでのチャンスを決められないとなると、難しいと思ったのです。

そう思っていた後半13分、前半とほとんど同じ位置から阿部のフリーキックになります。これをギリギリで中国GKが防ぐが、つめていた茂庭がヘディングで押し込み1点を返します。流れは日本のままで来ていたので、この得点の後も日本が主導権を握って攻めることができるので、同点、ひいては逆転も難しくない、と思い返しました。

日本は、巻に代えて大黒、本山に代えて玉田、村井に代えて三都主を投入します。しかし疲れからか、動き出しが少なくなってしまったため、前線にボールを運ぶことができません。中国も1点リードで勝利すればいいと思ったのか、守りに徹します。後ろでしかボールを回すことができずやきもきさせられました。後半42分に、やっと中国DFの裏をつこうというパスから、こぼれ玉を田中達也が拾い、そのままロングシュート。中国GKはまだ打たないと思ったのか、準備ができなかったからか、一歩も動くことができないままボールはゴールへ吸い込まれました。これで、同点。ちょっと同点にするまでに時間がかかってしまいました。

この後は、日本も同点のままでいいと思ったのか、3点目を取りに行くという気迫が見られません。この辺は、かなりフラストレーションが溜まりました。せっかく同点にしたのだから、残り時間は少ないがあと1点を取り、自力優勝への道を残してほしかったです。

試合を通して見て、新戦力はかなり力強いものがあったのではないでしょうか。特に、田中達也、阿部、今野、駒野、茂庭は良かったと思います。その他のメンバーは、個人の力をつければかなり良くなると思いました。全体的に合格点を出していいと思います、いきなりのぶっつつけの本番でここまでできれば。

中国に関しては、いまだ少林サッカーが抜けないのだな、という印象です。前半の初めにあった巻へのかかと落しやなど、ちょっと危険なプレーが多かったと思いました。

残りは、8月7日の韓国戦のみ。韓国は日本のライバルであるため、勝利して、有終の美を飾ってほしいです。がんばれ、日本!

閉じる コメント(2)

田中達也のロングシュートはきれいに決まりましたね〜!中国GKも「まさか!?」と思ったことでしょう。0-2から引き分けにできただけでもまぁよかったですが、・・・勝ってほしかった!

2005/8/4(木) 午後 8:58 Swan

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>swanさん、コメント、ありがとうございます。あれは、いいシュートでしたね。私も、この試合は勝ってほしいと思いましたが、同点にしてからのプレーは、勝ちに行くものではなかったので、すごく残念でした。最後の韓国戦は、何としても勝ってほしいですね。

2005/8/5(金) 午後 0:58 [ gog*_ni**y_g ]

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