No.250パーフェクト・ブルーの次はハンチョウ6「水戸黄門」最終回スペシャル(2011年12/19)からもうすぐ1年。過ぎてしまえばあっという間だった。
TBSの月曜夜8時台は去年(2011年)まで「水戸黄門」と「ハンチョウ」が交互に放送されていたが、今年(2012年)には「ステップファザーステップ」「ハンチョウ5」「浪花少年探偵団」「パーフェクトブルー」が放送された。 今、思うとパナソニックドラマシアターにはこういった現代ドラマの方が合っているような気がする。少なくとも番組の前後と合間のパナソニックのCM自体が年寄り向けでないし、時代劇ファンをも全く想定していない宣伝になっている。 夕方に「水戸黄門」が再放送される時は間のCMが老人向けのもの(健康食品、入れ歯洗浄剤、葬儀場、女性用かつら)だらけになるが、「皇潤」のエバーライフ社が韓国企業に買収されるらしい。 ちなみに今の時期、東京のTBSでは夕方4時台は現代ドラマの再放送が続いていて「水戸黄門」の再放送はやっていない。 地方によっては「水戸黄門(再)」をやっているだろうが。 2012年は何より「光圀伝」が出たことと、「天地明察」で中井貴一が光圀を演じたことがニュースだった。 春日太一氏も「新潮45」12月号で「水戸黄門」終了について興味深い分析を行っている。 金文京著「水戸黄門漫遊考」が文庫化され、文庫巻末で「水戸黄門」終了について言及がある。 また、2011年の終わりから2012年初めにかけて茨城県水戸市の一部の団体がTBSとパナソニックに「水戸黄門」存続を求めて署名運動をしていたが、結果はどうだったかよくわからないうちに終わった気がする。 ハッスル黄門が登場する茨城の観光PRのCMがテレ朝の「若大将のゆうゆうさんぽ」(「ちい散歩」の後番組)の時間帯で時々流れているのに、TBSの「水戸黄門」では茨城県のCMを見たことがないというのも皮肉な話だ。 2013年には里見黄門・原田助・合田格が舞台で復活。ひょっとして署名の成果はこれか? 「必殺仕事人2013」で里見浩太朗が悪役を演じる。 NHK大河ドラマ「八重の桜」で伊吹吾郎が徳川斉昭役。開国に否定的。
斉昭は同じ葵の門を着た会津松平家の人に対して「会津葵の服はまだ重いのではないか」との言。 「水戸黄門」における印籠提示に象徴される正義が所詮は幕藩体制と鎖国制度の維持に過ぎなかったことがわかる。それが黒船の来航時には旧時代の遺物となっていた。
井伊直弼が桜田門外で倒れてから8年後、斉昭の息子慶喜が大政奉還をすることになったのは何かの因縁か。
「徳川慶喜」は水戸の立場から幕末を描き、「篤姫」は薩摩の立場から、「八重の桜」は会津の立場で描いたということか。
「獅子の時代」は薩摩と会津の両方の立場で明治維新を描いた作品だった。
大河ドラマの個別の作品の価値は放送中の視聴率などという数字でなく何年、何十年たってからわかるものだろう。 TBSのナショナル劇場では森繁久彌が「江戸を斬る(II以降)」で斉昭を演じていた。
1年前の2012年1月9日は月曜日で、TBSのパナソニックドラマシアターで「ステップファザーステップ」が始まった。
その後「ハンチョウ」「浪花少年探偵団」「パーフェクトブルー」と現代劇が続いた。 今年、2013年1月14日からこの枠では「ハンチョウ」の新シリーズが始まるようだ。 折しも電通が人員削減の方針を発表。
パナソニックとCALにとって「水戸黄門」枠の時代劇は単なる金食い虫となっていたのだろう。 ところで今年は里見浩太朗、原田龍二、合田雅吏の5代目黄門助格トリオで「水戸黄門」が舞台化されるらしい。
客が直接カネをはらうシステムこそ時代劇存続の道だろう。 舞台版なら同じ脚本の繰り返しでも映像が嘘っぽくでも余り問題ない。 やはり2010年の助格の交代は大失敗だったことがわかる。
里見浩太朗が悪役を演じる「必殺仕事人2013」は2月放送の予定。
藤田まこと扮する中村主水初登場(1973年「必殺仕置人」)から40年という節目の年だ。 「水戸黄門」での東野英治郎の降板(1983年)から30年。
西村晃黄門後期の1988年に里見浩太朗が助さん役から降板し、あおい輝彦にバトンタッチしたのは25年前だ。 時の流れを感じさせる。
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