田舎で遊遊楽楽(とんぼの<交楽苑>便り)

自然や田舎暮らしに関心ある方との交流の場『とんぼの<交楽苑>』からの便りです

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 農業を経済合理性だけで論じようとする傾向がある。車や家電製品を作ると同じように、効率よくやれという。私はそもそも農業は食い物だけを作っているという捉え方が気に入らない。農業(林業・魚業)は命そのものだと思う。人間の暮らしそのものだ。工業やサービス業などと基本的に違う(工業やサービス業に携わっている人がどうこう言っているのではないので念のため!)。同じにされてたまるかと思う。
 地球規模だ、グローバリズムだと強者の論理を振りかざし、長い歴史の中で熟成されてきた固有の
伝統文化を破壊してきた経済効率至上主義は今般の経済危機で破綻したというのに、どうもまだそれを理解してないらしい。
 農業を工業と同じ土台に引っ張り出した時から、悲劇は始まったと思う。地域地域でそれなりに自立していた農業を無理やり経済合理化の物差しで計り、目茶苦茶にしてしまい、それまでの暮らしを奪ってしまった。
 経済大国を自負した日本の暮らしは果たして本当によくなったのであろうか?確かにたくさんの物は手にしたかもしれない。でも心はどうだ。失い続けてきたのではないか。これは農業を工業と同じ物差しで計ろうとしたことと無縁ではないのだ。そのことが分からない限り、たとえ物質的に豊になろうが、心の豊かさ、真の幸せを得ることはないと思う。

写真 新しく借りた畑と周辺の景色。

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今日はちょっと面白い話をしましょう。
「出版ダイジェスト」2009.1.1に載っていた記事からです。題して「小は大を兼ねる」ー日本的転換で危機を希望に転じるー農文協「増刊現代農業」編集部。
 御覧になった方もいるのではないでしょうか。
 アメリカのF・H・キングという土壌物理学者は100年前日本、朝鮮、中国を旅し土壌から養分を流出するに任せ大量に化学肥料を投入するアメリカ農業と対比して水を活用し、生活廃物を土壌に還元する永続可能かつ多くの人口を維持してきた東アジア農業を高く評価したというのだ。然るに戦後日本の農政はアメリカに範を取り大規模農業を目指し近年5ヘクタール以上の大規模層が増えたとってもこれは100年前の水準に過ぎないというのである。しかも実は近世日本の農業生産力発展は経営規模の縮小を伴っていた(近世農業経営縮小論)というのである。つまり、キングが高く評価したのは「大きい農業」でなく「小さい農業」というわけである。
 レースドライバーでもある自動車ジャーナリスト清水和夫さんは経済専門誌でこう言ったという。「一人の人間を運ぶのに1.5トン〜2トンの車で50世帯分に相当するエネルギーを使わなければならない自動車はいかにもばかげている」「大は小を兼ねるから小は大を兼ねるに切り替えられた時に自動車は進化したといえよう。」
 今や、大きいことはいいことではないのである。日本の農業の目指すのは資源浪費型のアメリカ型農業ではなく永続可能な東アジア型農業を発展させることではなかろうか。

写真は最近の我が農園

都市と田舎の交流

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 農林水産省のHPには「都市と農山漁村の共生・対流」として「都市と農山漁村を行き交う新たなライフスタイルを広め、都市と農山漁村それぞれに住む人々がお互いの地域の魅力を分かち合い、「人、もの、情報」の行き来を活発にする取組です。
グリーン・ツーリズムのほか農山漁村における定住・半定住等も含む広い概念であり、都市と農山漁村を双方向で行き交う新たなライフスタイルの実現を目指すものです。」と有る。
 私のHPではいくつかこのような交流関係サイトをリンクしているが、団塊世代大量退職を契機とした新ライフスタイル作りは進んでいるのだろうか?
 確かに田舎に興味を持つ人はたくさんいるし、田舎を元気にするために都会から人を呼ぶ試みも色々と行われているが、大事なのは都会と田舎相互がお互いを認め理解することだと思う。「都会は自分本位で付き合いに温かみがない」、「田舎は個人の意見が尊重されず何かにつけて付き合いが大変」というのは良く聞く相手に対しての評価である。こうした夫々の論理をただ主張していると話はうまくはいかない、夫々言い分はあろうが相手を先ずは認め、郷に入らば郷に従うで入っていくほうから相手を尊重することが大事なのではないだろうか。
 都会から田舎へ来た私は、今、都会と田舎の草の根交流をあれやこれや試行錯誤しているところだ。草の根交流こそ小さくとも真の都会・田舎交流に発展できると思うからである。
 

農林漁業体験

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 20日、21日と私の農園を訪問された方がいる。21日は出荷日だったので一緒に収穫作業をしていただいた。ご実家は農業もしていたとのことで農業の大変さはご存知だということだったが、今は遠ざかっているという方だ。実際問題として私の年代ではまだ農村部出身の方も多いようだが、農家の数はどんどん減っているので都会育ちの若い方では農業体験はもちろんのこと見るということもなくなってしまっているのではないかと心配にもなる。
 最近は地球温暖化に代表される環境問題や生きるということの意味を考えるといったことから動物や植物に直接携わる農林漁業の重要性や農林漁業体験をする意義の大切さが言われているが、まだまだ十分だとはいえないと思う。日本の農業を駄目にしてしまった反省とともに農林漁業は単に食料を生産するというだけでない生きていく上で重要なものをたくさん含んでいるのだという認識をもっともっと持って、農林魚業に多くの方が目を向けてもらいたいと思っているのだが。

日本農業の進むべき道

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 食料自給率が下がり続けていますね。自給率を上げるには効率が悪く生産性が低い日本の農業の規模を拡大し効率化を図らなくてはいけないという主張がなされている。国際的に競争力を持った農業構造にしようと農政も基本的にはこの主張に基づいて行われてきたがいっこうに成果は現れていない。 私に言わせればそもそも強者に都合のよいグローバリズムの嵐に晒させたままで日本の国土の特徴を無視して大規模化を図れば問題が解決すると考えること事態がそもそも間違っていると言わざるを得ない。もっと言えば経済発展至上主義でひたすら突き進んできた日本は農業を犠牲に工業の発展を優先し農業のことなど真剣に考えてこなかったといっても過言ではない。先進各国でも最低の自給率は何も日本農業が劣っているからということではなく国の方針が農業より工業がだいじだという方針を採っただけに過ぎない。もちろんそれを露骨にやっては大変なことになるので農業も大切にしているように見せるため補助金行政で糊塗してきたというのが真実だ(なお今は.品目横断的経営安定対策に基づく支援)。
 日本の為政者がとるべき道は、日本農業を再生させるため狭いけれども四季に富んだ緑豊かな国土に見合った独自の農業を強力に進めることだ。そのための国民負担とあわせ国民の合意形成が大切で(欧米でも厚い農業保護策が採られている)、それこそが政治がやるべき最優先課題なのだということが分かってないのは情けない。

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