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【日本維新の会 党大会】
2月1日、東京プリンスホテルで行われた日本維新の会の第2回党大会。
母体となった大阪維新の会のメンバーを中心に、各級議員や首長らの
特別党員らが約300名、一般党員約300名の600名が出席した。
壇上には、石原慎太郎共同代表はインフルエンザのため欠席し、橋下徹
共同代表や松井一郎幹事長、平沼赳夫代表代行ら党幹部が陣取った。
今井副代表の開会あいさつ、国歌斉唱のあと、あいさつに立った橋下共同
代表は、『自立した』という言葉を起点に、自身の思いを党員にぶつけた。
NHK会長の慰安婦発言、サンフランシスコ講和条約における国家観、そして
エネルギー問題と石原共同代表との意見のズレがある分野に特化して
30分あまり話をした。
報道にもあるように、公明党との選挙協力と引き換えに都構想協力の話、
そしてこれが代表として最後のあいさつになるかも知れないとの話、前日の
法定協での都構想が協力会派であったはずの公明党に否定されたショックを
大きく引きずっている、そしてそれなりの決意をそこで話されました。
大阪以外の議員らと、大阪の議員の受け止め方は大きく違っただろう。
事実、その後の懇親会では大阪の議員は一様に重苦しい雰囲気が漂い、
パーティどころではなかったように感じた。
その直後に激震が走る。
【大阪維新の会 全体会議】
日本維新の会の母体となった大阪維新の会。
ローカルパーティとして、大阪府議会・大阪市議会・堺市議会では今もこの名で
会派を名乗り活動しています。
正式なメンバー、知事・市長・大阪府議・大阪市議・堺市議と大阪選出の国会議員
で構成されていて、大阪府下の衛星都市の議員は支部の所属または日本維新の会
の所属となる。
この正式なメンバーが懇親会の途中から同じ東京プリンスホテル内の別会場で、
最高意思決定機関である緊急の全体会議を開催した。
都構想が立ち止った事について、まずメンバーの意見を聞きたいと東総務会長が挙手を
求めた。
出席した市長や議員からは、様々な意見が出た。
ダブル選挙、議会解散、市長選のみやる、来年の統一でトリプル選挙、議会リコールなど、
様々な意見が披露され、橋下・松井の両トップは黙って聞き入っていた。
この中でいえば、議会解散は予算案の否決や不信任可決など、一定のハードルがあるので
これはない、またリコールも組織のない維新がやるのも難しい。
結論としてまとまらず、橋下代表が最後に口を開いた。
「僕は所属議員も組織も守らない。守るのは政策。都構想。だから代表失格。」
都構想が頓挫し、住民投票までたどり着けない今、この情勢について市民の意思を確認
するために市長選挙を単独でやると宣言。
驚いた松井幹事長が「俺もやめて選挙する!」と立ち上がったが、橋下代表は制止して、
「単独です。」と抑え込んだ。
さらに、これまで維新の所属議員が総力を挙げて取り組んで来た組織戦とは一線を画し、
橋下個人として選挙をやると宣言された。
大阪維新の会のメンバーは一様に驚きながらも、そこでメンバーの誰もが涙を流した。
おそらく維新の結束が、今まで以上に固くなった瞬間かも知れない。
全体会議が終了した直後、メンバーがどっと両トップのもとに駆け寄り握手攻め。
なんかドラマのようですが、これも本当の話。
大阪維新の会として役割分担をしての組織戦ではなく、今回の市長選は勝手連になる。
しかし、いつも以上にどのメンバーもディープに応援に行くだろう。
【課題はいくつかある】
今回の出直しに際しては、いくつか課題がある。
大阪市の予算審議をどうするのか、また他の政党が選挙に参加しない場合をどう捉えるか、
選挙で勝っても議会構成は変わらない。
これについてどうするかの方策は各政党が出さねばならないだろう。
そして私が問題に思うのは法定協のあり方だ。
法定協は基本的には大阪府市の両首長と両議会の代表らで構成されている。
政治家同士のぶつかり合いは悪くないが、民間の視点に欠けてしまい、結果として
政党間の「けったくそ」が見え隠れする。
しかも、どの政党内においても大阪府議と大阪市議の大きな温度差がある。
維新は大阪府議が、他の政党は大阪市議が先鋭化して議論を引っ張っている。
結果的に選挙で議席を失う利害関係者同志の話で、こうなるのは目に見えている。
第三者の学識や民間の声が届かない仕組みになっているのも問題だろう。
法定協が機能しなくなった今、再度構築しなおすべき時期に来ているのかも知れない。
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