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昨日(5月15日)、うちの老犬チワワがついに息を引き取った。享年19歳だった。以前もこの犬のことは書いたが、数年前から後ろ足が動かなくなっており、水もエサもトイレも何もかも世話してやらなければならなかった。昼でも夜でも、水だのエサだのトイレだのと、ことあるごとに呼びつけられた。ま、それは仕方ないが、それこそ何の用も無いのにただひたすらクーンクーンと泣いたり、時には吠え続けることが徐々に増え、私たちも尋常ならぬ生活を強いられて来た。
最後の数ヶ月はまさに修羅場だった。今セメのファイナル中も散々騒ぎまくり、私もさすがに気が狂いそうだった。あまりにも酷くなってきたので、何か病気で苦しんでいるのかもと心配して、ほんの数日前に獣医にみせに行ったところだった。獣医は「高齢だから恐らくNeedyになっているだけだと思う」と言うことだったので、ひとまず安心した矢先であった。
だって、わざとやっている訳ではない。本人(犬)だって必死なんだ。高齢だからなんとなく調子が悪いのかもしれないし、うん○の後おしりが痛いのかもしれない。時々苦しそうにもだえているので、見ていてとっても可哀想だった。だからどんなにうるさくても出来るだけ優しくしてあげたつもりではあった。それでもたまにはどうしようもなく、パティオに出して少し頭を冷やしてもらったりはしたけど、そうしないと治まらなかったのでそれは仕方ない。
どんなに無駄に騒ぎまくっても、外でトイレが出来た時は毎回しっかり褒めてあげたので、最後までできるだけ外でするように頑張ってくれた本当に良い子だった。おしっこもほとんど自分では出来なかったので、体勢を整えて膀胱をマッサージしてあげた。うん○ももう自分では押し出す力が無かったので、外から肛門をしぼってあげた。私がしぼって、彼も少しキバッての繰り返しでやっとなんとかできるような状態だった。一日に一体何回外に連れていっただろうか。まさに24時間手のかかる子であった。
最近は特に、何時間もまとめて寝てくれることが少なかったので、寝ている時は出来るだけ起こさないようにしていた。そして昨日の朝もそうだった。私が起きてソファーの上を確認してみると、ブランケットを頭からすっぽりかぶった状態だったので姿は見なかったのだが、顔を近づけてみると寝息のようなものが聞こえた。「あ、まだ寝てるんだな」と思って、とりあえずそっとしておいた。でも1時間以上たっても全然起きる気配が無い。「そろそろトイレに行きたいはずなのに、どうしたんだろう」と、はじめてブランケットを外してみた。そしてその瞬間、背筋が凍った。その時、彼はすでに動かなくなっていたのだ。身体はまだ暖かかった。
「まさか。だって、さっきまで息してたのに、、、。」でも、後から思えばあれは息を引き取る間際だったに違いない。下につっぷしてない方の片目はしっかり見開き、耳は(回りの様子をうかがうため)ピンとたったままの状態。つまり、その時、明らかに、彼は待っていたのだ。私がその状態に気付くのを。彼は待っていたのだ。私が最後に抱き上げるのを。彼はずっと待っていたんだ。私がそれに気付いてあげるのを。。。何度も何度も同じ考えが私の頭の中を駆け巡る。
なんであの時、すぐに毛布を外して顔を見てあげなかったんだろう。そうしたら絶対に異変に気付いてあげられたはずなのに。何であの時、もう少しだけ早くトイレに行かせようとしなかったんだろう。そうしたらまだ間に合ったかもしれないのに。もう後悔してもしきれない。考えれば考える程、悔しくて、辛くて、可哀想で、涙が止まらない。待ってたのに。彼は待ってたのに。最後に私に抱き上げてもらえるのをじっと堪えて待ってたのに。ずっと待ってたのに。。。
ママは本当に悔しいよ。本当にゴメンね。気付いてあげられなくて、ゴメンね。今思えば、その前の晩は、ご飯もあまり食べてなかったね。水もほとんど飲んでなかった。ママ、ちゃんと見てたつもりだったのに、たまたま食欲が無いのかなって、のど乾いてなかったのかなって、勝手に良いように解釈してた。ママが馬鹿だったよ。本当にママは馬鹿だよ。なんであの時、もっと真剣に考えてあげなかったんだろう。なんであの晩、じっくり様子を見てあげなかったんだろう。どうして、変だなって、気付いてあげられなかったんだろう。どうして朝起きて、すぐにブランケットを外して顔を見てあげなかったんだろう。
悔しくて、悔しくて、申し訳なくて、本当にたまらない。私の腕の中で逝かせてあげたかった。最後の瞬間をみとってあげたかった。本当にゴメンね。もう動かなくなった身体を抱きしめて、何度も謝ったけど、何度も愛してるって言ったけど、後悔してもしきれない。ママ、そこにいたのに。ほんの数メートルしか離れていない場所にいたのに、こんなに大事なことに気付かなかったなんて。彼がひとりで苦しんでいたことに気付かなかったなんて。
もう、本当に取り返しのつかないことをしてしまった。どんなに泣いても嘆いても、あの瞬間には戻れない。私の老犬はもう戻ってこない。だから、今は、とりあえずさようなら。いつかまた、きっと、会える時まで。。。私が君と過ごした13年間、一緒にいられて幸せだったよ。ありがとね。一緒にいてくれて、ありがとね。これからもずっと愛してるよ。何年も足が動かせなかったけど、色々苦しんできたけど、きっと今は天国で元気に走り回ってるね。待っててね。きっといつか、会える時まで。。。
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天国の良いところは痛かったのとか苦しいのとか不自由だったのなくなって幸せ効果あるところだよね。たくさんのごめんもありがとうも伝わって、また会えますように。私も寝息とかごろごろ言ってるのとかいつも確かめちゃいます。いつかしばしのお別れの時が来るのはわかってても、どうしてどうしてってしてあげられなかったこと後悔し続けるのも、寂しいのも、会いたいのも、痛いのも、悲しいのも、避けられないけど。愛してれば愛してる程それは大きいだろうし。今は出会ってくれたこと、幸せを、愛を、いっぱいくれたことをありがとうと感謝ですな。お疲れさま。どうか安らかに。
2012/5/17(木) 午後 10:22
ゆみやん、うん。本当に。もう痛みも苦しみもないんだ、元気に走り回れるんだって、それだけは確かだと思うから。きっと、彼も喜んでいると思う。それだけが救いです。この子は、元々は私の犬じゃなかった。この家に引っ越してきたらすでにいた、そもそも義息子の犬だった。でも、いつの間にか、気付いたら私が本当のママになってた。
彼はね、本当はすごくインディペンデントな犬なんだ。半分猫な性格だから、犬のくせに結構シラーっとしててね。自分の好きなように、勝手にやってる奴だった。この辺実はすごく私に似ている。だから、足が使えなくなってから、誰かにすべての事を頼らないといけなかったのは、すごく辛かったと思う。
本当に最後の最後になって、はじめて私に甘えるようになった。私の膝の上にいたいなんて、以前はなかったことなのに。もっとずっと膝の上にいさせてあげれば良かった。もっとずっと長く撫でていてあげれば良かった。後から思っても、もう遅いけど。
2012/5/18(金) 午前 3:10
ああ〜、読んでいて涙が。。そして自分の飼っていたハムスターの事を思い出しました。何だか状況が似ているので。。数ヶ月前から調子が悪そうで病院に連れて行くと脇に腫瘍が出来ているとの事で、大きくなるか様子を見てという事で病院から帰ってきたのだけど、その1週間後、私が寝る前にハムスターとのふれあいタイムが日課だったのですが、その日はいつもよりちょっと元気がありませんでした。でも翌日には元気になっていることが多かったので私は寝ましたが、朝起きてこれまた日課だったハムスターを見に行った時、体をピーンと伸ばして目を見開けているハムスターにがくぜんとしました。明らかに目の力が無くなっていて触るとすでに体が冷たくなっていました。私が寝ている間に苦しんだ感じでした。私がベットに向かいながらみたハムスターの辛そうな後ろ姿が未だに目に焼き付いています。後でそういえば、、、って思う事がいろいろありますよね。なんて私のハムスターの事を長々書いてしまってすみません。。。
2012/6/3(日) 午前 1:26 [ cos**wave2* ]
cos**wave2*さん、ハムスターちゃん、本当に残念でしたね。腫瘍が出来てしまったとは。。。犬や猫よりも症状を把握するのがさらに難しそうです。やはりペットの死は(人間よりも寿命が短いと分っていても)辛いですよね。私にとっては初めて自分が飼ったといえる犬だったし、最後の集中看護の時期が長かったので、余計にインパクトが強いのかもしれません。後から考えると、、、というのは本当に多いです。その時その時で精一杯やっているつもりでも、後になって「○○できたのに」って思っちゃうんですよね。今も別のハムスターちゃんを飼っていらっしゃるんでしょうか。
2012/6/4(月) 午前 0:14
それから別の種類のハムスターを飼ってかわいがっていましたが、日本帰国の事も考えて早めに飼い始めたつもりが、想定より帰国が早まってしまい、何としても日本に連れて帰りたかったのに、半年以上前から保健所のような所に行って許可書を作らないといけないらしく連れて帰るの不可能になってしまいました。泣く泣く里親探しを始めましたがこういう時、日本人の知り合いは大変冷たく、娘のアメリカ人のお友達のママに聞いてみると快くOKをもらい、その家族に可愛いがってもらって安心して日本に戻りました。しかし数ヶ月後に夜は元気に回し車で走っていたのに朝には死んでいたそうです。この時も看取ってあげれなかった事を大変後悔しました。今は犬を飼ってかわいがっています。犬の世話でいそがしいのですがすごく癒されています。
2012/6/4(月) 午前 11:39 [ cos**wave2* ]
チワワ12歳と暮らしております。
たまたまブログを読み涙が止まりませんでした。
私のチワワ君は最近目が老化で白くなってきました。獣医には白内障ではなく、老化だから治療法はない。目が見えなるでしょう。と言われました。その日がいつ来るかはわかりません。
ブログを読み、老化にともない身体の自由がままならなくなっていく様子や、飼い主さんの心情が伝わってきて最後まで両方頑張っていたんだなと思いました。
2013/11/5(火) 午後 3:31 [ サーシャ ]
サーシャさん、コメントありがとうございました!うちのチワクも最後の数年は老化で目が白っぽくなってました。いずれにしても自分では動けない状態だったので、どのくらい見えているのか確認できませんでしたが、多分あまり見えてなかったはずです。でも犬は鼻が利くので多少目が見えなくても意外と平気だと思いますよ。
サーシャさんのチワワは12歳なんですね。「あと何年だろう」とつい考えてしまう年齢ですね。お気持ちお察しいたします。でも、最後の最後まで愛情をもって接するしか他ありませんしね。これから先もっと色々大変なこともあると思いますが、どうか私のように後悔されることの無い様、是非1日1日を大切にしてあげて下さい。陰ながら応援しています!
2013/11/9(土) 午前 6:11