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[ブラックスワンを読み進む内に思った事]
これは投資関連ではなく、社会心理学的な分野に属する名著になるでしょう。
ニューヨークタイムスのベストセラーに選ばれた本著「ブラックスワン」、
副題は「有り得ない事が起きた時の衝撃」です。
ロスアンジェルスタイムスの書評では「特異な程の聡明さを持っている著書」。
日本語訳は未だ出版されていませんが、近日発売予定のようです。
未だ読破していません。 忙しくて、なかなか進みませんが、現在の時点で、感じた事を書きます。
内容を一言で言うと「複雑系システムは、人類にとって予想できない綻びから破綻が起き、
それは予防は不可能な上に、その衝撃は計り知れないものとなる」事を証明する内容です。
もし人類が、すべての事態を予想出来て、惨劇を予防出来ると言うのであれば、どうして9.11と
言う大惨劇を予防出来なかったのか?と言う簡単な問い掛けにも答えられないのでしょうか?
等等の多くの事例は数知れません。
この本は全米で大きな波紋を呼び、ベストセラーとなり、ウォール街の連中は全員読んでいるはずです。
と言う事は、彼らは内心では「メルトダウンの可能性は非常に高く、その衝撃は巨大なものだろう」
と共通した認識で、現在の事態の進行を見ているはずです。
所謂「合成の誤謬」の形成は早いと言う事です。
つまり「覚悟」をしていると同時に、逃げる準備も終っているでしょう。 そうでなければ、お馬鹿さん。
ウォール街の人々の逃げるときの逃げ足は、超特急になるでしょう。立ち止まったり、流れを
押しとめようとする人は皆無のはず。
勿論 この事は自分達の仕事を失う事ですから、最後までメルトダウンを止める努力はするでしょうが、
流れが決定的だと判断すれば 流れが速くなると言うことです。 (今すぐ 起きると言う事ではありません。)
そのような事を感じた次第です。
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