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ウグイス嬢が俺の名前を読み上げる。ライトスタンドから観客の大歓声が上がる。
俺の職業はリリーフ投手。ストッパーだ。 今日もブルペンからリリーフカーに乗り込みマウンドへ向かう。 九回の裏、点差は1点。この1点を守り切ればウチの勝利だ。しかし運が悪く相手チームは4番の助っ人外国人からだ。 頭を真っ白にして集中しているとリリーフカーを運転する女が話し掛けてきた。 「どうしたらウチと一緒に飲みに行ってくれるんですか〜。ウチ、奥さんいても気にしないんで〜、今日の試合終わりいきましょ〜よ〜」 この可もなく不可もない顔をした女に毎回誘われる。誰がお前なんかと行くか。頼むから試合に集中させてくれ、俺の邪魔をしないでくれ。 「ねー、聞いてます〜?一回でいいんで飲みに行きましょうよ〜。どうしたら飲みに行ってくれます〜??」 「そんなに俺と飲みに行きたいの?」 「行きたいです〜チョー行きたいです〜」 「じゃ、今から言う俺の言う事を聞いてくれたら、今日飲み行ってあげるよ」 「ほんとですか〜!嬉しいです〜。で何したらいいんですかぁ〜」 俺はグラブで口元を隠し、彼女に指示を出した。 リリーフカーは俺を降ろす為に一度止まった。 その後、急発進して相手チームの助っ人外国人をはねた。 |

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