『ゴンタの陶芸生活』

趣味で陶芸やってます。コメントお願いします。

『これから』の為に

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今日はT葉会のK谷先生のご自宅に伺いました。

まずは自宅の電気窯で焼成した作品の批評を聞きました。

椿の茶碗は「う〜ん、柄はいいけど、焼き物として深みがない」と思った通りの評価をいただき、

続いて写真の『ムツゴロウ文水指』は思っていたよりいい評価でした。

光沢があり過ぎかな?と思ったけど問題ないって言われました。

K谷先生の感覚では

「共蓋は白くてもいいんじゃない?使う時には黒の漆の替え蓋にすればいい」って言われました。

確かに本体の下部を黒で締めて浮いているように見せているので、蓋は白くてもいいかも。

次回の作品は蓋を白くして、ツマミを共蓋として使えるようにして作ってみます!!!

今回、『共蓋』と『替え蓋』のことを初めて知りました。

あと、蓋は本体に立て掛けられればいいと聞いていましたが、裏にして立てるのを初めて知りました。

今回の蓋はつまみが大きいので「飾り用の共蓋としか使えない」と言われました。

う〜ん、茶陶の道具を作るなら茶道の経験もしておかないといけませんね。(汗)

取り敢えず、ムツゴロウであれば酸化焼成でも充分公募展に出展できると言われて嬉しかったです。


◆ ◆ ◆


作品を見てもらった後、今回の本題を切り出しました。

先々週、突然、陶芸教室のS野先生に

「うちは普通の陶芸教室だから、もう辞めて独立するかK谷先生の所に行ったほうがいい」と言われ、

自分でもど〜すればいいのか分からなかったので、今後の身の振り方を相談に行きました。

私としては伝統工芸を伝統工芸系の先生から学ぶのではなく、

日展作家であるS野先生から学びたいと思っていたのですが、

最近はS野先生の「みんな趣味で陶芸をやっているんだから・・・」と言う言葉が多くなり、

『プロの作家を目指したい!』と思うようになった私と感覚の違いが生じてきた気がします。

ま、確かに『そろそろ自分でも作品を焼かなきゃいけない!』って気持ちはありましたが、

ど〜しても『今の生活はキープして』とか守りの気持ちがあったので行動に移せない自分がいました。

でも、丁度真剣に将来のことを考えてアトリエ探しをしていたので建設的な相談ができました。



今回、K谷先生に言われた言葉は

『これからも陶芸を続けるなら、自分の窯を持たなきゃダメ!』でした。

この言葉を聞いた時、ある人の言葉を思い出しました。

松屋銀座のクリエイティブディレクターだった故、水野晧司さんの言葉です。

社内の打ち上げで初めて横に座って飲んだ時、

『あなたは一生デザイナーを続けますか?』と問いかけられました。

まだ20代半ば過ぎだった私は『はい!』と答えましたが、あれから四半世紀過ぎた自分は

アートディレクター、クリエイティブディレクターを経て、クライアントの立場になりました。

2007年から雑誌の編集担当を始めた頃から私はデザイナーではなくなっていた気がします。

その頃からクリエイティブを仕事ではなく別のモノで表現したいと思い、はじめたのが陶芸でした。

そして、雑誌の仕事の中で伝統工芸系の陶芸作家を取材することが何度かあり、

あまり興味のなかった伝統工芸としての陶芸に興味を持ち始め、今に至ります。

※ちなみに最初に取材した陶芸作家はT葉会のメンバーでした(笑)


今の私の陶芸は、グラフィックデザイナーだった私の『続き』です。

なので、私の名刺の肩書きは『陶芸家』や『セラミックアーティスト』ではなく、

クリエイティブディレクターの意を込めた『クリエイター』にしています。

やはり、私はなんだかんだ言ってもプロのグラフィックデザイナーです。

そこで得た知識やスキルを陶芸で表現したいのです。

80〜90年代のグラフィックデザインはライフスタイルに根付いたアートでした。

陶芸の中でも、伝統工芸はデザイン(機能美=用の美)です。

陶芸の中でもオブジェではなく伝統工芸を選んでいるところが私らしいです。


これからも陶芸を続けるために、自分で作品を焼く為の窯の購入を決意しました。

アトリエを用意して窯を設置するのか、それとも自宅を改良して窯を設置するのか。

窯を購入するということは維持費も発生するので、いろいろしっかり考えて、

なるべく早く、『これから』のための一歩を踏み出します!!!

 

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