居雲居

長い長い冬眠がクセになってしまった。少しリハビリが必要かと・・・・

昔ばなしを ・・・

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居雲居編  その4

ふむ〜〜2ヶ月も開いてしまった。

いよいよ第3部、

「世界の終焉編」の撮影に入るのだが、なにせ世界大戦をどう描いたらいいのか・・・・
所詮8ミリ映画、たいした特撮も出来るわけがない。


こうなったら人海戦術だ〜〜〜



まず、人間に国名を書いたボードを首から掛けさせた。


「よーし!A国君、いきなりB国君の頭を叩きなさい」
「はい、次はつかみ合いのケンカ。」

「次、大国℃国君その間に入って・・・
    両方をつかみ上げて・・・・・・」

「ハ〜イ、ここで大国R国君B国の手を引っ張って助ける。」
「よし、最後だ、大国C国君がB国君に殴りかかる。
     それと同時に全員で揉み合いになる。回りの国々も加わってねーー」


続いて核ミサイル発射ボタンの撮影。

火災報知機のボタンを利用する事にした。

「指とボタンのアップでいくよ。
 カメラを横にして、そうそう。  上から押してるように見えるやろ」


「よーし、1.2.3.はい、カメラ一気に寄って・・・」

ジリリリリーーーーーーリーーーーーンーーーーー


「アホか!!!! 本当に押すなよーーーーー」
「はい、説教タイムね」・・・・・・

教務主任のK先生より、30分程の説教を受け終わった後、いよいよ[ミサイル発射]シーンである。


ロケット花火の乱れ打ち・・・・・・



再び説教ターイム・・・・これは覚悟のうち。



無事撮影終了!

後は効果音担当の小島に任せた。

文化祭当日、この第三部のシーンが一番観客受けしていた。
これは

効果音の勝利である。


ほぼ2日間の完徹による努力に完全感謝である。
ロケット発射シーンや乱れ打ちシーンの効果音には感動すら覚えた。

観客は笑いの渦だったけど・・・

  

居雲居編 その3

居雲居編の続き・・・

蝉が激しく騒ぎ立てる毎日の中、待ちに待った夏休み突入!!!

8mm映画撮影・クランクイン



3部構成とした。
*パスツールの細菌発見(中川君提案)
*ヒットラーの出現
*世界の終焉

初日、パスツールの件を一気に撮影した。
パスツールが顕微鏡を覗き込んでいるシーンから始まった。
「ヤッター!!」諸手を挙げて喜んだパスツールに
上から洗面器が落ちてきて、パスツールが倒れる・・・
中川君一押しの導入シーンだ。
最初は、真剣にダメ出しをしていたが、
段々S系が満開モードになり、何十回とダメ出しを続けた(爆)
もちろん、カメラは廻す振りである。フィルムの無駄遣いはしません。
三回目の撮りでOKなのを知らない久戸君は、
次に日、こんもりとした頭部をみんなから触られてしみじみと涙をながしていた。

でも、この時私よりS系の人物を発見した。

最初は手を離すだけだった洗面器が、回数が重なるにつれて加速度がついて行くのを!!!

洗面器係りの石橋君は見かけはおとなしいが、やる時はやる男だった。

第2部「ヒットラーと第2次世界大戦」これに一番勢力をそそいだ。
ドイツ軍侵攻と撤退、その流れをヨーロッパ地図を描き、コマ撮りにて表現した。
約2日間の緻密な作業を、カメラマンの上田と技術担当の小島君が頑張って仕上げてくれた。
その間、パタリロ(漫画のパタリロそっくりの顔)が夏休み前から作り上げて来た戦車などの模型をもとに、戦闘シーンの打ち合わせとリハーサルを繰り返していた。
模型を破壊する為、やり直しが聞かないシーンだ。



ジリジリと焼け付く太陽の光を受けながら、砂場に舞台が作られていく。
カメラを模型の目線に持っていく為、スコップで穴を掘り下げていく。
半日かけて舞台が出来上がった。

アクション!!スタート!!!!


煙花火の煙幕が漂う中、戦車軍団の進軍が進む。
「中川!!糸は真っ直ぐ引くの!斜め上に引いたら糸が見えるやろ!!」
「煙幕は続けて!間があくと、向こうが透けて鉄棒が映る!!」

よし、次は爆竹をつかうぞ!
「タイミング良く戦車を動かして!!!」
次々に火が着けられた爆竹が勢い欲く砂を撒き散らし、戦車の進軍を妨害して行く。
なかなか迫力あるシーンになりそうだと期待が膨らみ始めた時、
カメラマンの上田が叫ぶ
「どうした!!」
「中山さんの足が何時までも写るんです」
「アホか!! 中山! 火を着けたら横に逃げんか!!真っ直ぐ逃げるな!!」
「取り直しーーー」

まだ戦車の破壊前でよかった。
ドジな事をやらせたら、本当に天下一品やな

取り直しから、戦車爆破まで無事撮り終え、後は夕日待ちとなった。

夕暮れの中に残骸のみが残る戦場の足跡、くすぶる炎・・・
静かに流れる空気と夕焼けの光・・・

現像上がりの画を見て、我ながら満足いく出来に興奮した事を今でもよく覚えてる。

第3部は次回に・・・・

居雲居 人集め・・・

居雲居編続きを・・・

映画作りと文集作りの2大テーマをかがけた私が最初に行ったのは、人集めである。

先ず、図書委員長であるN君(以後中川君とする)の特権を利用して図書委員(各クラスから必ず1名選出される立派なクラス役員です)全員を放課後図書準備室に集め、趣旨説目と共に参加者を募った。
当然3年生は受験体制に突入しており、1・2年生の中からの参加者募集の結果、私と中川君を含めて2年生4名1年生4名の計8名が今回のプロジェクトメンバーとして活動することになった。

2年生のメンバーは元々目を付けて誘いをかけていたのだが、1年生は日頃から中川君がかわいがって面倒をよく見ていたおかげだった。

図書委員になる人なんて、部活はしたくないけど内申書に書く役が欲しいくらいしか思ってなく、仕事じたいも図書館で勉強しながら出来る役得感覚で従事してるから、これ以上望むのは無理ってものだった。

            メンバー

   2年生  葉    脚本・監督
        中川   役者・照明
        石橋   照明
        小島   機材
   1年生  米山   役者・ナレーター
        戸川   機材
        山田   カメラ
        パタリロ 美術・小道具

「いよいよ次は資金集めだぞ、中川!!」
「どうするの?」
「だから、文芸部を作るんだよ!!!」
「そこが解らんのよね・・・図書委員活動で行えばいいやんか、何でワザワザ文芸部を作らなきゃいかんの?」
「バカだね、集まったメンバーで文芸部を申請するだろ、そして文化祭参加申請をすれば予算が降りるだろうが、そしたら、図書館に降りる文化祭予算とダブルで使えるだろ!図書館の展示物なんて模造紙にチョコチョコって書くだけだからそんなに金使わないだろう!映画作るのに金が必要なの!!!
わかった?」
「わかったけど・・・そんなに上手くいくか??」
「その為の石橋だろうが!行動はアホやけど、頭がよくて、先生受けがいいやろ、奴が主任の多賀先生に頼み込めば一発だって!!!それと、まじめ男の小島が一緒なら誰も疑わんて!」
「なるほどね・・・」
「それに、文芸部が出来てみろ、今までは、当番日しか入れんかった準備室に毎日入れるんぞ。
毎日集まって色んな事が出来るようになる。最高やろうが!!」

「文芸部」設立!!!

ご苦労! 石橋・小島両名



これで、憩いの場所をまた一つ手に入れる事が出来た(笑)


さてと、脚本書き上げてとっとと撮影に取り掛かろう。
文集作りも平行させんとな・・・

ではまた次回まで・・・・

居雲居って・・・・?

「居雲居」こんな言葉は日本語には無い。そう、造語である。
「空」の別名が「雲居」だそうである。

意味は、「雲が居る所」

それなら、雲が居る所に居るものは、「雲」

雲すなわち居雲居

当時高校生だった私の子供っぽい発想が生み出した造語です。



私がまだ高校2年生の夏、
「科学部」の部室から物語が始まった。
インスタントコーヒー片手に、今年の文化祭の展示品目の草案を纏め上げていた私の耳に、
突然ノックの音が飛び込んできた。
      当時私は科学部の部長をやっていたのだが、特に科学が好きだとかいう理由
      では無く、科学部の部室が校舎の最端の地にあり、わざわざ訪れないことに
      は人の訪問が無いといった隠し部屋的存在に魅了され、科学部に入部しただ
      けである。入部して気づいたのだが、科学実験室が隣に位置するこの部屋は
      実に設備に恵まれた部室であった。
      冷蔵庫は有るは、ガス水道は有るは、その上冷暖房完備。
      しかも、科学が好きだなんて奴はまれで部員数も少ない、今で言う所の癒し
      の部屋。学校でのストレスを全て取り除いてくれる部屋だった。

ノックの音の後に飛び込んできたのは、当時図書委員長をしていたN君だった。
「どうした?」
「ちょっと、相談がある・・・」

相談の内容は、
図書委員会で行ってる文化祭の展示品目が毎年代わり映えしないので、
今年は少し変わった事を取り入れていこうと決まったのはいいが、
何かいい案は無いものかと、委員で話し合ったが何もいいアイデアが出てこない。
そこで、白羽の矢が私の元へと飛んできたのである。

「今年のテーマは?」
「ノストラダムス!」
「古くねえ!!?」
「いや、今度新解釈本が出たから、逆に受けると思う」
「ふう〜ん・・・しばらく考えて見るわ。日曜日もあるし、
   月曜日に図書準備室に寄るわ、そん時にもう一回話し合おうや。」

そして3日後・・・・

8mm映画を撮るぞ!!!!タイトルは「The ノストラダムス」

文芸雑誌を作るぞ!!!!タイトルは「居雲居」

こうして、高校2年の熱い夏の日々がスタートした。


今回はここまで、続きはまた後日・・・・

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