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居雲居編の続き・・・
蝉が激しく騒ぎ立てる毎日の中、待ちに待った夏休み突入!!!
8mm映画撮影・クランクイン
3部構成とした。
*パスツールの細菌発見(中川君提案)
*ヒットラーの出現
*世界の終焉
初日、パスツールの件を一気に撮影した。
パスツールが顕微鏡を覗き込んでいるシーンから始まった。
「ヤッター!!」諸手を挙げて喜んだパスツールに
上から洗面器が落ちてきて、パスツールが倒れる・・・
中川君一押しの導入シーンだ。
最初は、真剣にダメ出しをしていたが、
段々S系が満開モードになり、何十回とダメ出しを続けた(爆)
もちろん、カメラは廻す振りである。フィルムの無駄遣いはしません。
三回目の撮りでOKなのを知らない久戸君は、
次に日、こんもりとした頭部をみんなから触られてしみじみと涙をながしていた。
でも、この時私よりS系の人物を発見した。
最初は手を離すだけだった洗面器が、回数が重なるにつれて加速度がついて行くのを!!!
洗面器係りの石橋君は見かけはおとなしいが、やる時はやる男だった。
第2部「ヒットラーと第2次世界大戦」これに一番勢力をそそいだ。
ドイツ軍侵攻と撤退、その流れをヨーロッパ地図を描き、コマ撮りにて表現した。
約2日間の緻密な作業を、カメラマンの上田と技術担当の小島君が頑張って仕上げてくれた。
その間、パタリロ(漫画のパタリロそっくりの顔)が夏休み前から作り上げて来た戦車などの模型をもとに、戦闘シーンの打ち合わせとリハーサルを繰り返していた。
模型を破壊する為、やり直しが聞かないシーンだ。
ジリジリと焼け付く太陽の光を受けながら、砂場に舞台が作られていく。
カメラを模型の目線に持っていく為、スコップで穴を掘り下げていく。
半日かけて舞台が出来上がった。
煙花火の煙幕が漂う中、戦車軍団の進軍が進む。
「中川!!糸は真っ直ぐ引くの!斜め上に引いたら糸が見えるやろ!!」
「煙幕は続けて!間があくと、向こうが透けて鉄棒が映る!!」
よし、次は爆竹をつかうぞ!
「タイミング良く戦車を動かして!!!」
次々に火が着けられた爆竹が勢い欲く砂を撒き散らし、戦車の進軍を妨害して行く。
なかなか迫力あるシーンになりそうだと期待が膨らみ始めた時、
カメラマンの上田が叫ぶ
「どうした!!」
「中山さんの足が何時までも写るんです」
「アホか!! 中山! 火を着けたら横に逃げんか!!真っ直ぐ逃げるな!!」
「取り直しーーー」
まだ戦車の破壊前でよかった。
ドジな事をやらせたら、本当に天下一品やな
取り直しから、戦車爆破まで無事撮り終え、後は夕日待ちとなった。
夕暮れの中に残骸のみが残る戦場の足跡、くすぶる炎・・・
静かに流れる空気と夕焼けの光・・・
現像上がりの画を見て、我ながら満足いく出来に興奮した事を今でもよく覚えてる。
第3部は次回に・・・・
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