がん難民 コーディネーター 藤野 邦夫

最後まで生きる希望を捨てない人の方が、穏やかに逝くように思います。

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甲状腺がんの続きです。

ただ濾胞ガンの診断には、良性腫瘍との区別がむずかしいところがあり、手術で切除した腫瘍を顕微鏡で調べなければ診断がつきません。

腫瘍の縁の被膜が破れているか、被膜のなかの血管内に腫瘍細胞があれば濾胞ガンということになります。最近では、腫瘍の内部の血流の状態を見る「ドプラーエコー検査」や、腫瘍の硬さと弾性を調べる「エラストグラフィエコー検査」で診断がつくといわれますが、確実ではありません。

甲状腺ガンでは経過観察をするか、手術をするかという選択肢しかありません。乳頭ガン、濾胞ガン、髄様ガンではいずれも手術ができますが、直径一センチ以下の微小乳頭ガンでは経過観察をすることもあります。早期の分化ガンでは治癒率は一〇〇%です。

手術方法では病変部の広がりにより、全部を切除する「甲状腺全摘術」、大部分を切除する「甲状腺亜全摘術」、左右どちらかの半分だけを切除する「片葉切除術」が適用されます。

血行性転移があるばあい、全摘後に放射性ヨードのカプセルによる補助療法がおこなわれます。この補助療法は甲状腺が特異的にヨードを集積する性質をもつことによっており、放射性ヨードを使用すれば、からだのほかの部位に被害をあたえないで、甲状腺のガン細胞を死滅させることができます。

エコーでよく調べて正常な側を温存する温存治療では、術後の補助療法はおこなわれません。


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