がん難民 コーディネーター 藤野 邦夫

最後まで生きる希望を捨てない人の方が、穏やかに逝くように思います。

免疫療法

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患者側からの連絡を読むと「アガリクス」を服用したり、服用を希望したりする人たちが多いことがわかりました。

しかし、ガン患者にあまり高額の製品を勧めることはできません。そこで「協和発酵」の製品を販売しているある代理店に交渉したところ、4割引にしてくれることになりました。いまは、どうなっているかわかりません。

 協和発酵のアガリクス茸製品は03年にNCI(アメリカの国立ガン研究所)で、日本の健康食品素材としてはじめてガン予防剤開発研究に採択され、前臨床試験の結果、肺ガン、大腸ガン、乳ガンにたいする予防効果が認められています。

つまり、統合医療と補完代替医療の分野のヒト臨床試験の結果として、免疫活性やQOLの改善効果にかかわる論文発表がある、日本では数少ない製品のひとつです。

これをガンが治る薬としてでなく、抗ガン剤治療などによる副作用を抑止し、免疫システムを高めて、患者のQOLを高める一方法として考えられればいいと思います。

 販売会社は、症状の重いときは液状の「アガリクス茸仙生露エキスロイヤル」(50ml×60袋)を1日に2〜3袋(空腹時にそのまま飲用)、症状が改善されたら「アガリクス茸仙生露顆粒ゴールド」(1800mg×30袋)を1日に2〜3袋(水か湯で)服用されればいいといっています。

ただし、高価なのが、難点です。一回分を買うと、数万円になってしまいます。

現実的には、天然酵母の方が、安価(一本5千円程度)ですので、継続できると思います。

引き続いて、免疫のお話です。

欧米では数年前から、手術の前後に「イムノ・ニュートリション」(免疫栄養法)という
治療法が実施されてきました。

手術で免疫力が落ちて、合併症や感染症をおこしやすい患者たちにたいする処置で、この対処法については、数多くの論文が発表されています。

 ひとくちでいうと、これは免疫に関係する栄養素を強化して配合した「免疫増強栄養剤」
(IMPACT)を、手術前の一週間から一日に1000mlずつ、3〜5回にわけてのませ、ばあいによっては術後もつづける方法です。

つまり腸から栄養をとらせて積極的に栄養状態を管理し、免疫力を強めようとする方法にほかなりません。これによって免疫機能が高まり、術後感染症が50%以上も減少したとされています。


 たまたま、アメリカの医学論文を読んでいましたら、
「 ヒトの腸には、体内のリンパ球を中心とする免疫細胞のほぼ半分が集まっている。いわば腸は最大の免疫臓器だから、点滴による高カロリーの輸液よりも、経腸栄養のほうが効果が高い。腸の働きをよくすると腸内粘膜のバリア機能が向上し、サイトカイン(インターフェロンやインターロイキン)が産出されたり、好中球などが活性化されたりする。

それに患者の栄養状況が悪くなると全身のリンパ組織が衰弱して、好中球、マクロファージ、リンパ球のような生体防御機能をもつ白血球の働きが阻害される」
 というようなことが書かれていました。


 なお「免疫増強栄養剤」には「オメガ3系多価不飽和脂肪酸」「アルギニン」「核酸」などが配合されています。日本の医療施設でも、「イムノ・ニュートリション」が実施されています。

そればかりか「IMPACT」として、味の素ファルマの「インパクト」、大塚製薬の「アノム」、テルモの「イムン」、三和化学の「サンエットGP」という四種類の製品が発売されており、病院でも活用されています。


 こうしてみると、天然酵母には、アンモニアを除去して腸内環境を整えるだけでなく、免疫力を高める作用があることが裏づけられます。

天然酵母

前回に続き、免疫を高める方法です。天然酵母の製造元を訪ねたときのお話です。

07年5月、代替医療の研究家に誘われて静岡県の天然酵母による製品の製造元を訪ねました。この研究所の設立者は東大で化学を勉強した多田政一という人で、70年以上もまえに「統合医療」という本を書き、今日の欧米で実施されているような包括的な医療を推進しようとした人物でした。


 かれは人の健康にたいする腸の重要性と、腸の働きにたいする酵母の重要性に着眼し、各地の天然酵母を探し歩いた結果、現在地の天然酵母を理想的だと判断したそうです。現在は、かれの息子と孫が仕事を継承しています。


われわれの目的は製造過程を見ることでしたが、現地の天然酵母をミカンやブドウやリンゴを触媒として利用し、約1か月という長期間をかけて発酵させ、さらに1年かけて熟成させるという話でした。このように長期間かけて熟成させることにより、酵母の皮膜が厚くなるので、胃で破壊されずに腸まで到達するそうですが、このことはいくつかの論文で証明されていました。


 腸には免疫細胞の半分が集中していて、とくに抗酸化作用と、からだの活発な防御作用をはたします。つまり、こうした天然酵母を飲用することにより、病気にたいして抵抗力がつくということです。


 患者になにも武器をあたえないで、病気と闘えというわけにはいきません。しかし、ガンの治療には経費がかかりますので、高価なものはいっさい勧めないことにしています。こうした天然酵母は免疫増強力が確実なうえに、それほど高価ではありませんので、無理なく飲用できると思います。


 私がおすすめしている天然酵母は、果物の甘味がありますが、天然の糖分なので組成が緻密であり、糖尿病の患者でも、からだの負担になりません。それどころか、重度の糖尿病の患者の好転例が数多くあります。ひとりで飲用すれば、1本で1か月はもつはずですから、お気に入りの天然酵母を試して、ぜひ、飲用してみてください。

前回のブログに続き、好中球について。

好中球の減少に対処するために、天然酵母による製品を勧めてきましたが、このファイトゥケミストリイを併用することで、効果がさらに高まると考えます。


 そもそも生野菜の細胞膜は堅く、人間が消化・吸収することに困難があります。これに着目して、最近では加熱したトマトジュースまで発売されています。そして、このように加熱したばあい、生野菜の10倍から100倍の抗ガン効果を発揮するとされています。

しかし野菜を煮て食べる習慣のない欧米では、スープにして患者にとらせており、その基本的なレシピは以下のとおりです。

(1)水1リットルをできればホーロー製のなべにとる。

(2)そこにざく切りにしたキャベツ、カボチャ、ニンジン、タマネギを100グラムずついれる。

(3)これを一煮立ちさせ、あとは中火で30分間加熱する。

(4)できあがったスープは、冷蔵庫で保管する。

 このとき大切なのは、塩のような調味料をいっさい使わないことと、パワーの低い温室栽培の野菜を使わないことです。

 こうしてできたスープを少し温めて、1日に200ミリリットルずつ二回にわけて飲んでみてください。平均的なデータを見ると、2週間で白血球が143%、好中球が170%、単球が163%、リンパ球が125%ふえたことが示されています。使った野菜はそのまま食べてもいいし、味噌汁などにも利用できるでしょう。

 
 野菜は季節のものを使ってください。緑黄色野菜だけでなく淡色野菜も、強い抗ガン作用をもつとされています。とくに抗酸化作用をもち、つまりフリーラジカルの対策として効力をもつのは、キャベツ、ニンジン、セロリ、ブロッコリーだそうです。

このスープによって、糖尿病のような生活習慣病も抑えられるだけでなく、とくにビタミンA、B2、B6、C、Eの摂取が促進され、解毒機能も高まります。

免疫力を高めることは、アンチエイジングにもつながります。

ガンの治療には、問題をいっきょに解決する魔法のような方法はありません。しかし選択肢は飛躍的に豊富になっており、治療の幅が広がっています。

重要なのはライフスタイルをまもることと、鋭敏に情報をとりいれることです。

ガンにかかったら情報戦を覚悟しなければなりません。知っていれば死ななくてすむのに、知らないばかりに死んでいく人が少なくありません。ガン治療はあくまでも患者が自覚的な主体となって、情報を求めていくしかない世界です。


欧米ではかなり以前から免疫研究の一環として、植物のもつ免疫力増強効果と抗ガン作用の研究がおこなわれてきました。この学問領域は「ファイトゥケミストリイ」(植物化学)と呼ばれています。

これは「植物」を意味するギリシア語の「phyto」(フィトゥ)を英語読みした発音で、この領域でもそうとうなエビデンスが重ねられてきました。


 しかも、じっさいに世界のガンセンターや治療施設でも実施されていることや、日本でもすでに実施している病院があることがわかりました。この療法の目的は、野菜や果物のもつ強力な抗ガン作用を生かしております。その目的は、

(1)ガンの再発を抑えること、
(2)抗ガン剤治療に付随する好中球を中心とする白血球の減少を抑止すること、

にあります。


 抗ガン剤を使用するばあい、骨髄抑制がおきることから血液細胞(赤血球と白血球)が減少することが知られています。これらを標準値で見ると、マイクロリットルあたり赤血球が400万個あるのにたいして、白血球は4000〜8000個しかなく、好中球はこのうちの34〜80%を占めています。

そして問題は好中球の体内半減期が非常に短いことにあり、赤血球の体内半減期が120日(4か月)あるのにたいして、血小板は7日間、好中球はわずか8時間しかもちません。


 この好中球を中心とする白血球が1000以下になると感染症のリスクが高まり、500以下になると深刻な感染症が心配されるようになります。さらに100レベルになると致死的な感染症がおきて、もはや回復することは不可能です。

だから白血球が1300程度になると、抗ガン剤を投与することはできません。感染症は外部からの感染だけでなく、ふだん、なんの問題もなく体内にいる菌類(緑膿菌など)が免疫力の衰えによって活動しはじめる「日和見感染」も大きな不安材料になります。


以上のような理由から、好中球の減少に対処することが、大変重要になってくるわけです。

次回は、その方法についてお知らせいたします。

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