山水臥遊

里山の外れ、谷川のせせらぎをたよりに歩いていくと、忽然と現れる仮想草庵。どうぞ、お茶でも一服・・・。

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「君の名は」

周りで評判になっているので「君の名は」を見て来た。

東京のせせこましい風景が苦手で、時々小旅行のつもりで画像の美しい映画を見に行く。

特に日本のアニメの風景の美しさと、浮遊感の漂うカメラワークは心地よい。

実写よりも、イマジネーションがさらに伸びやかで、大人が見るに足る作品は多いと思う。

この作品の中で描かれる東京が、自分のいつも見ている味気ないコンクリートジャングルのような場所ではなく、
実写をコンピューター処理しているのだろうとは思うが、人の手が加わっていることで、暖かさや安心感のフィルターがかかって別の街のように見える。

余談だが、住んで12年以上たってやっと最近東京を好きになりつつある。
先日、実家に帰った時に、はじめて早く東京の家に戻りたいと思っている自分にハッとした。

美しい風景と浮遊感疾走感溢れる画面を楽しんでいるうちに、エンドロールも終わり、館内の明かりがついてさて立ちあがろうとした時のことだ。
足元がぐらぐら揺れたはじめたのだ。
特に何の案内もなかったので、観客が一斉に立ち上がったくらいでこれとは、新しいシネコンなのに床が弱いのか、とも思ったのだが、なんとあの瞬間、震度4の地震が起きていたのだった。

それは二年前の9月の中旬の出来事を思いださせた。
八重洲ブックセンターで、何か古来の日本の神々・・・というような本を立ち読みしていて、アラハバキのページを開いた瞬間だった。

店じゅうの書架がカタカタと音を立ててなりはじめ、やがてそれがバタバタという音に変わり、床がぐらつきはじめた。
あの時も震度4くらいの地震が起きていた。

それから10日位後だったか、弟が脱サラして信州で自然農を営んでいるのだが、新しく御嶽山の麓に計画している農地の下見会とかで御嶽山に行くというその日に、大規模な噴火が起こったのだった。

最近の弟のブログを読むと弟は同じ映画を見て、御嶽山の噴火を思い出したという。

それはさて置き、あの映画はテーマの一つにもなっているが、古い神のエネルギーと関わりがあるように思う。
これだけ大勢のひとが見ることで、それなりのエネルギーを持ち始めているとも言える。

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最近はアニメでも、あきらかに子ども向けと大人向けがあるように思います。
フィルター1枚が、作家の命かもしれませんね!

2016/10/21(金) 午前 3:42 イソップ

> イソップさん
誰も見向きもしない様な机の上の
静物が、ある人の視点で切り取られ、手が加えられて二次元の画面に再構成されると、見た人の心に何かを訴えるアートになりますね。
ただの写真であっても、そこに何か訴えるものがあれば、アートなんでしょう。
その境界線が不思議で、それが閃きとか、作家の命なんでしょうね。

2016/10/21(金) 午前 10:04 [ 洞中庵 ]


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