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11月2日(月) 五日目 昨夜新幹線の最終列車に乗り遅れ帰宅を一日延ばした旅は、奥多摩に入りたくJR青梅線に乗る。 ツートンカラーの電車は、多摩川渓谷に沿って御岳駅へ。そこからバスを乗り継いで御岳ケーブルで御岳山(929m)に登る。 参道には24軒の宿坊や土産物店があり、多くの参拝客を迎えるののだろう。その先に紀元前に創建された武蔵御嶽神社が祀られ、関東の守護神として諸祭事が行われ多くの信者に守られている。 今日はあいにく天候が悪く眺望が効かなかったが、関東平野を望み日の出・夜景の望める山として人気の山のようである。この季節、紅葉も見どころとあったが頂上は雨で散策も出来なかった。 下山後、多摩川沿いの御岳駅からは御岳渓谷の散策道が延びており、晩秋の多摩川で里の秋を楽しんだ。
五日間の一人旅を終える。一人で外を見ると西行法師に寄り添いたくなる。
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小さな旅
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11月1日(日) 四日目 上高地から松本市で宿泊した4日目は、松本城と旧開智学校を見学する。 その後東京に戻りあびきの市の介護施設で余生を送っている姉を見舞う。 何度かお堀の外から威風堂々とした5層6階の松本城を眺めているが、入城して見学したのは初めてである。 戦国期以後幾多の城主の変遷を経てその姿を松本平の地に立つ城は、白と黒を基調とした木造建築で日本最古の城として国宝に指定されている。 天守閣に登り 廻り縁の無い窓から西の方向は北アルプス、東の方向は美ヶ原の山並みを眺める景観は山への郷愁を誘う。 又この城は月見櫓や巽櫓そして北に乾小天主を備え、形の美しい城となっている。 松本城近くには重要文化財の旧開智学校がある。小学校としては日本で一番古い学校として保存されている。 藩校として開校された塾校が、周囲の寺子屋塾とをまとめて開智学校として明治6年に開設したとある。 美しい建物で、この頃から憧れの学校で皆同じ教育を学び始めたのか、懐かしい教科書などが展示され興味深い教室だった。 |
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10月31日(土) 三日目 嘉門次小屋を後にして、早朝の静かな明神池を観光、そこから今日は徳沢〜横尾まで足を延ばし昼過ぎには上高地に戻る。 距離にして約20km、今日は明日が休日なのか多くの登山者が北アルプスを目指している。 梓川を遡り徳本峠登山口辺りまで来ると前穂高岳が覗く。
徳沢からは前穂高岳東面の岩壁が目の前に迫り、小説”氷壁”の舞台が思い出される。 ここからカラマツ林の中を抜け新村橋を経て横尾へ。 歩くに連れて、前方に白い山が見える。この辺りから見えるのは蝶ヶ岳〜常念岳か。 梓川の左側にずっと前穂高岳を横目に見ながら歩くと、間もなく横尾に辿り着く。横尾橋のたもとには多くの登山者が一休みをしている。 私たちは52年前ここにテントを張って放射登山した記憶が甦る。今日は快晴の天候で前穂高岳の岩峰が迫る。 登れる体力があったらもう一度挑戦したくなる山だ。 そして横尾橋の奥には雪が白く光る南岳の稜線が涸沢方面の谷間に見える。美しい!!。 残念だが、今日の山遊びはここまで。一路上高地まで11kmの道を下る。 |
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10月31日(土) 三日目 嘉門次小屋に一宿した朝は、多霜の降りた朝で辺りは真っ白相当冷え込んでいる。 嘉門次小屋は、上條嘉門次が明治13年(1880年)に建てたそのままの雰囲気で昼間は岩魚を焼き夜は宿泊客の団欒の場で囲炉裏で岩魚を焼く当時と変わらない建物が残されている。 その嘉門次は、日本アルプスを広く世界に紹介したウェストンを案内した名ガイドで碑も建てられている。 宿泊した夜は、奥様の案内で自在かぎに当時のままのやかんがかかった囲炉裏で嘉門次酒を飲みながら宿泊客と団欒したのです。壁には当時のピッケルや獣銃・生活道具が壁にかけられ狩猟と放牧生活であった姿が偲ばれる。 嘉門次小屋の裏側に位置する明神池は、明神岳の爆裂湖で針葉樹林に囲まれ、朝の静けさの中では幻想的で荘厳な雰囲気がある。朝日に照らされた逆さ明神岳も映る。 入場券には”神降地(かみこうち)=明神池は穂高神社奥宮の畔に鎮まる神域内に位置しているとある。 明神岳を背にした明神池には岩魚やマガモが生息する荘厳な池で岩魚も泳いでいる。 |
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10月30日(金) 二日目 早朝皇居外苑を歩いて一周した私は、はとバスに乗る皆と別れて新宿へ。 新宿発10時の”あずさ”で松本〜島々〜上高地に、15時過ぎに大正池入り口バス停で下車する。 一歩 大正池に下りると雪を被った3000m級の日本アルプスの名峰が目の前に広がる。 大正池・梓川沿いから眺める穂高連峰は、黄金色のカラマツ越しに晩秋の姿で迎え入れて呉れる。 河童橋まで遊歩道の歩みを進めるが、どこに止まっても澄み切った川の流れと仰ぐアルプスが目に焼きつく。 途中、日本アルプスの魅力を紹介した英国宣教師、ウォルター・ウェストンレリーフに頭を垂れ河童橋まで歩みを進めます。(今夜の宿は、ウェストンを案内した当時の上條嘉門次の小屋に決める) 河童橋から仰ぐ時間帯は、岳沢の背後に奥穂高岳(3,190m)を中心に、左にジャンダルム間ノ岳・西穂高岳、右に前穂高岳・明神岳の険しい山々の姿が目を奪う。 ここから予約を入れた、今夜宿泊の嘉門次小屋へ向かう。 河童橋から日の暮れかけた山道を約1時間、明神橋を渡り明神池傍の小屋に灯りを点け、大きな囲炉裏に火を入れ待ってくださったスタッフに挨拶して投宿する。 |





