
☆時間の経過に伴い、忘れてしまうので勝手な感想を書いております^m^
『 リバース 』 石田 衣良
| ファッション関係の輸入商社に勤務する千晶と、 IT企業でデザインの仕事をする秀紀。 実はふたりはネットの中で、それぞれ千晶はアキヒト 秀紀はキリコと男女入れ替わって気の会う メル友になっていた。 気持ちが弱くなってる時や恋愛相談。 ファッションのアドバイスなど、男女の立場を 超えて相談しているうちに、惹かれて行く二人。 千晶の私生活では仕事は忙しくなるし 元彼も再交際を求められたり 秀明はモテなかったのに、キレイな同僚に やたら好意をもたれたりといろいろあるが、 メールをしている時は本音で話せて 唯一ともいえる安らぎ的存在になっていた。 想いが募り、ついに会いたくなってしまった二人は それぞれ代役を立てて会うこととなった! 付近で偵察することにした二人の未来は? TVドラマのような展開でとっても面白い話です。 |
『 下北サンデーズ 』 石田 衣良
| 国立大学に合格し、地方から上京してきた里中ゆいかは 念願だったある扉をたたく。 そこは演劇関係が渦巻く下北でも、なかなか芽が出ず 小さな公演を10年も続ける弱小劇団『下北サンデーズ』 昨年始めて公演を見て感動して決意したのだった。 団長のあくたがわ翼ひきいる団員たったの6名・・・ 若くてちょっとカワイイゆいかが入ったことで風向きが 変わってきたのか? 脚本・監督をつとめる翼が書いた公園が大当たり! ゆいかの初舞台でもあった公演はみるみる注目を浴び、 一番ちいさな劇場は連日満員状態。 伝説の「下北ミルクおじさん」からも牛乳の差し入れが 来るまでになり、それからはんとん拍子。 公演の劇場はどんどん大きくなった。 でも・・成功すると人は驕るもの・・・ これからどうなる『下北サンデーズ』! 昔住んでた下北の地が懐かしく、それ以上に流れが面白く あっというまに入り込んで読んでしまいました。 |
『 愛のいない部屋 』 石田 衣良
| 異姓とのルームシェアは珍しい。が お互いに綺麗な物件で立地もいい、金銭的にも有利。 ということで異性感情抜きで住み始めた。 相手には恋人もいるがでも惹かれていく・・・ 夫の給料では手が出せなかったが、一人娘をスープの さめない距離に置きたい、両親が10年分のローンを 負担してくれた住いは空をみるだけの退屈な空間。 セックスの時は路面電車の始発駅から 停車駅を心で数える・・ 女王のような母に萎縮させられて生きてきた美広。 母から離れがむしゃらに仕事に励み、 やっと自分の城を手に入れられる。 ちょっと豪華な新築高層マンションの住民の どこか哀しく青い空気が漂うような短篇10室の話。 |
『 LAST 』 石田 衣良
| いろんな場面に追い込まれ、最後を決断せざるを 得なくなった人々の話。 工場経営が行き詰まり、あちこちから借金をしても 追いつかず不当たりを 出してしまった社長に残された道は・・・ 主婦で母親でもある真由美は買物依存に陥り、 そして借金が増えていく日々。 最後の手段として見つけた仕事は メールでの出会いだった・・・ 33歳独身で足かせのない気軽な生活を 謳歌してるように見えるが、実は 輝かしい未来を諦めている男性。 携帯の普及で終わろうとしているテレクラの店へ 最後の営業日に入った彼が見たものは! 7話のそれぞれの最後の場面を描いた短篇。 まるで現代社会をそのままに なんともわびしくて哀しくて暗いじゃありませんか!! |
|

☆時間の経過に伴い、忘れてしまうので勝手な感想を書いております^m^
『 角 』 ヒキタ クニオ
| 大学時代の友人とたまっていた愚痴を吐き出し しこたま飲んで酔っ払った翌日・・・ 麻起子の頭に角が1本生えていた! 現実とは思えず、いたずらと思い抜こうと触ったら 本物だった!ギャ〜! しかも抜けない・・・ 出版社の校閲者として勤務する麻起子は次の日から 髪の毛を角に巻きつけたアゲ嬢のような 髪型で出社することとなった。 小説家の原稿を校閲する仕事は、なかなかハードで こだわりのある作家ほどもめる。 怒りで角が出そうになったのが現実になったのか? 恋人に切ってもらおうとしたが、お互い恐くてできない。 角を隠しての生活も、痛くも痒くもなく 別に害はないのでなんとなく慣れてきた。 しかしこの角はこれからいったいどうなるの?? 校閲者らしく、場面場面で思いつくいろんな語源が 辞書から浮かんでくるのが、面白かった。 |
『 原宿団地物語 』 ヒキタ クニオ
| 原宿キラー通り沿いに建つ『原宿団地』は 築30年以上も前の分譲マンションのはしり的存在。 当時分譲で住んでいた人の大半は、今は ここを貸して別の場所に家を建てて住んでいる。 この地をこよなく愛し、30年以上住んでる 小曾根さんは定年後、毎日団地内を掃除して 朝夕通りかかる住人のよき相談役で 頼りになる存在です。 今は賃貸住人が大半になってしまったが 皆この団地を愛する人ばかり。 まず最初は壁のスプレー落書き対策を みんなで取り組みましょう! 売れてない翻訳家・どん底の役者の苦悩 ひょんなことから弱小少年野球チームのコーチ 高級スイス式マーサージ師のボルフガングさんとの 施術の合間の相談ごと。 小曾根さんとの関わる人はみんな幸せ気分になる。 今は失われつつある大都会の中のお隣さん的 近所付き合いに思わず微笑んでしまいます。 |
|

☆時間の経過に伴い、忘れてしまうので勝手な感想を書いております^m^
・・・しかし文章力がないなあ(泣)・・・カックン
『 珈琲屋の人々 』 池永 陽
| 昔からの商店街にあるちっぽけな喫茶店 『珈琲屋』 ここの店主、行介は2代目で、殺人を犯し懲役8年 の刑を終え、その後店を再開していた。 バブル後半の当時、女子高校生だった商店街の 店主の娘がレイプされ、そして彼女は自殺した。 その首謀の地上げ屋を殺したのだった。 しかしその罪に捕われ、多くを望まずひっそりと その空間だけに存在していた。 ここにやってくる人は、その罪に惹かれるように、 なにかしら心の病に捕われ悩んでいる 商店街の人々だった。 経営が立ち行かなくなった商店街の人々の苦悩。 家族の悩み。 なぜかみんなポツリと話していく。 そしてそれに答えるというより 優しく包み込むように 受け入れる行介。 問題はうまく解決できるのだろうか・・・ チョッと物悲しい人情話。 なかなか人生うまくはいかないものです。 |
|

☆時間の経過に伴い、忘れてしまうので勝手な感想を書いております^m^
・・・しかし文章力がないなあ(泣)・・・カックン
『 オレたちバブル入行組 』 池井戸 潤
| まだバブルと言う言葉はなく、どんどん繁栄して いくと疑わなかった時代。 『就職協定』破りの優秀な学生確保は企業に とっても学生にとっても当たり前だった時代。 同じ大手銀行に入行した大学のゼミ仲間4人と 半沢もまさかこんな時代になるとは 思わなかっただろう・・・ 後で冷静に考えれば、中身のない幻影が いつまでも続くはずがなかったのだ。 どんどん膨らんで弾けてしまうのは 当然だった・・・ バブル後、中小企業の下請け会社は救いの手も 差し伸べられず、銀行の冷たい仕打ちに どんどん倒れていった。 バブルが弾け10数年後、半沢は融資課長という 中間管理職のポストにあった。 銀行員らしくない気質を今だ持ち合わせて 新支店長のやり方が気に入らない日々だった。 貸ししぶりから、優良企業への貸し出しを 推奨されるなか、半沢が支店長の強引な 取引で融資した大企業が倒産した! 支店長はすべての責任を、半沢が粉飾決算を 見破られなかったからと押し付ける。 銀行の中では重圧が大きくのしかかってくる。 この作家特有の痛快企業小説! 今回も痛快に切りまくります! 最後に出てくるエピソードにもやられました! お見事!! |
『 ラブコメ今昔 』 有川 浩
| 6話の自衛隊員のラブコメディ。 防衛大出身で女子ながら幹部候補生の 配属先は広報だった。 最初の取材相手は空挺隊大体長 質問は“奥様とのなれそめは?” 5日間の出張を終えボロ雑巾のように疲れた 彼女に新幹線自由席でさりげなく席を 譲ってくれた彼とたちまち恋に落ちた。 彼は超オタクの自衛官だった・・・ 女たらしと周りにいわれる自衛官広報ではあるが、 取材からはなれると寂しい身の上。 彼女いない暦何年の一人身。 仕事先で気になる彼女ができたが・・・ 自衛隊の中のスター中のスター 『ブルーインパルス』のパイロットの夫は もて過ぎて困るんです・・・ 疑心暗鬼に悩む妻の姿 最後は最初の話に連動していて なかなか面白いです。 などなど自衛隊の恋話です。 とっても純粋で可愛くって、 ワタシももっと若かったらなあ〜 などと根拠のない空想ができます(笑) |
|

☆時間の経過に伴い、忘れてしまうので勝手な感想を書いております^m^
『 オイアウエ漂流記 』
| トンガから飛び立った小型旅客機が嵐の中消息を絶った。 行方不明になった乗客は日本人9人と外国人男性1名。 そしてトンガ人の機長となぜか 副機長席に座っていたセントバーナード・・・? リゾート開発会社に勤務したばかりの塚本賢治と その御一行4名は視察目的。 新婚旅行のオプションで乗りこんだ二人。 冥途へ旅たつ前に戦友の慰霊に行くといい出した 84歳のお祖父ちゃんと同行した孫の小学4年生。 機長の機転のおかげで海へ着陸したものの 機長はそのまま逝ってしまったらしい・・・ なんとか島にたどり着いたもののどうやら 完全無欠の無人島だった! なにもかも自分たちで調達しなければいけない! いつ救助はくるのか? 食料は見つけられるのか? 火はどうやって熾すのか? 水はいつまでもつのか? そしてこの生活はいつまで続くのか・・・ この人生最大の難題にどう立ち向かうのか! とても読み応えがあり、苦難に遭遇してるのに 文章はユーモラスで読みやすく 飽きないでスイスイ読めました。 |
『 さよならバースディ 』
| ・バースディ;ボノボの子ザル。3歳9ヶ月。 東京霊長類研究センター言語習得実験被験者。 ・田中真;心理学専攻。プロジェクトの研究助手。 ・藤本由紀;理学部大学院生。 プロジェクトの共同利用研究員ために出向してきた。 研究とはいえ人間の子供の学習する作業を続けるうちに バースディに深く愛情を感じる二人だった。 しかし一年目には研究の中心人物である安達助教授が 自殺。そして引き続き由紀までが自殺をしてしまう。 由紀にプロポーズしていた真は苦しみの中、真相を探る 人間の醜い欲望にも気づかず、人間を心から信じ、 頼りきっているバースディに幸あれ! |
『 さよなら、そしてこんにちは 』
| ゾク上がりの陽介は職をいくつか変えたあと家族的な 葬儀会社に勤務して4年半。 無愛想な顔立ちだが、実は笑い上戸・泣き上戸の彼が いろんな家族の葬儀を取り仕切る日々。 また愛する奥さんともうすぐ生まれる子供に馳せる思いは ひとかたならず絶大! 表題の作品の他に短編が6話。 どれをとっても軽妙なタッチとユーモラスな文章。 きちんと人生の哀歌も込められて、笑いあり涙ありで 飽きさせません! 映画『明日の記憶』の原作者でもあります。 読んで損はなし!いい話が一杯です。 |
『 四度目の氷河期 』
| 〜切ないというか、寂しいというか・・ 透明感のある文章を書く人です。 自分の父親の存在をかたくなに信じる、信じたいその気持ちが切ない・・ ちょっと違うけど、ずいぶん前に読んだ『橋のない川』を思い出しました |
『 千 年 樹 』
| 〜とても構成が上手です。 壮大な構想で時代設定と運びがうまく考えてあって飽きさせません。 ぜひ、映画にしてほしいな〜〜と勝手な希望をしてます |
|