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『秋のホテル』 アニータ・ブルックナー
女性作家が騒動を起こして、湖畔のホテルに送られ、そこで過ごす2週間の出来事と気持ちの移り変わり。
自分の居場所が見付けられず、いつも自信のない主人公。このホテルに来ても心から落ち着けなくて、 他の宿泊者に振り回されている。けれど、宿泊者との関わりの中で、また異国の地で自分を振り返るうちに、 自分の歩いていく道を見付けることができる。
派手ではない主人公、シーズンオフの湖畔のホテル、少ない登場人物。大きな事件が起きるわけでもなく、 情景描写と主人公の心の描写が淡々と続くけれど、読んでいて心地よい。 堅めの文体が、清潔感を出しているんだろうと思う。 最後の最後に自分を見つけられて良かった。 「勝ち組」でない主人公が一歩踏み出したのにホッとした。
幸せになる事、幸せでいる事って大変な事だなぁ。
『6時間後に君は死ぬ』 高野和明
予言者の青年が通して出てくる5連作の短編集。
高野さんらしい、ページをめくる手が止まらなくなるのにハートウォーミングなストーリー。 描写が丁寧なところと、飛ばしているところの落差が気になる部分もあったけれど とても面白く読めた。どの話も時間が限られていて、急かされるように一気読み。 細かいところまできっちりかみ合って、まさにエンターテインメントって感じ。 読めなかった…
気持ちは焦っても、内容が全く頭に入らず。
こういう時は仕方ないです…
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おお、『秋のホテル』読んでいただいたのですね!お好みに合ったようで嬉しいです。実直で誠実だが結婚できないイーディスが、世間的な価値観に惑わされず自分の道を歩く決心をしたシーンが、まだ心に残っています。
2013/7/5(金) 午後 3:19
古い記事ですが、トラバさせてくださいませ。
2013/7/5(金) 午後 3:20
大三元さん。
やっと読む事ができました。紹介して頂いたお陰で、普段気付かない作品を読み、
楽しむ事ができました。ありがとうございます。
おっしゃるシーン、とても良かったですね。
トラックバックありがとうございます。恐縮です。
2013/7/5(金) 午後 6:06