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■19日
・1900時 静岡をでる ・2200時 埼玉でHさん(MIT)とK(静大山岳部副部長)と合流 一路新潟県中条へ 途中運転を俺に交代し高速を走る ・0540時 Kのお父さん宅に着く 運転でクタクタなため畳の上に雑魚寝 ・0900時〜1500時 起床と共に装備品の確認 ・1700時 京都府立医大のSくんと合流 ・1900時 kお父さん宅で宴会 ・0230時 就寝 明日は出発が少し遅くなる ■20日 ・0630時起床 かなり遅めに起きる。 sくんが準備が終わっていないのでしばらく待ち出発。 ・1000時 加治川治水ダム駐車場に到着 当初はダムより上に伸びる林道を使えたのだが 頑丈な鍵が掛かっておりここから出発となる ・1100時 加治川治水ダム駐車場をでる 気温は30度を超え 皆頭を濡らして行動開始 まだまだ元気だ 入渓場所の湯の平温泉までは・・・ 長い・・。 ・1430時 湯の平温泉到着 道は平坦だがとにかく長い 一旦休憩し今後の行動をどうするか話しあう 時間は14時を回っていて通常なら沢登りをやめてビバークするが 今回は行けるとこまでつっこむことに ・1450時 入渓 少し入るとF1:5mの猛烈な水量の滝に出会う 右の石から対岸の水流溜りにむかってジャンプするのだが これがまた難しい 水流は強く、水が容赦なく口に入り息が出来ない 背負ったザックが顔を沈ませ軽く溺れ下流に流された 自分は足をつってしまい小休止 2度目で何とかいけた 最初から全然易しくない沢だ 国内屈指の難しさを誇るとだけあっていきなりこれかと面食らう 第1の関門を突破し 通常の沢ならば少し優しくなるのだが 飯豊川は容赦が無かった 豪雪地帯である新潟下越地方の雪解け水の量は 日本の米倉に豊な水をもたらしているだけ有って半端がない 殆ど洪水の様な流れである 対岸や上流への渡渉も慎重に慎重を重ね 上手く水圧を逃がすように歩かねばならない 深く抉られ、たださえ徒渉に困難をきたしているのに 泳ぎ、岩への微妙なへつりを強いてくる 全ての場所で一瞬でも気を抜いてしまい流されれば 一挙に下流100mは流され その先にある滝下まで飲み込まれるだろう 通常の沢登り様に歩いて渡れる沢とはレベルが違いすぎる。 これからの行動に不安が募っていった。 ・1700時 遡行も日が傾くとともに終了した しかし、場所がない。 両岸は岩壁。 仕方なく上30mの傾斜のきつい岩壁を登り 4人が足を伸ばして眠れるスペースを見つける もちろん向こうは・・・絶璧だ。 焚き火をし この時の為に買っておいたビールを飲み干す。 夏の暑い日に ぬるいビールがここまで美味しいのは恐らく最初で最後だろう。 下に落ちないようにハーネスを履きロープで確保しながら眠りについた ■21日 ・0530時 遅い起床 沢の起床は遅くてもいいんだよと言うが 気温が低い内に沢に入りたくないのがみんなの本音 ・0630時 出発。今日はビバークサイトからそのまま高巻く 今日はいよいよ下部流域の核心「ヒルカルの悪場」へと向かう 本当に今回のパーティに初心者や初級者が居なくて良かった 恐らく飯豊川では何でも無いところだが 実力を伴わないと大変な時間を食っていただろうと思う。 ただの何でも無いところでさえ皆大変そうに遡行している。 その何でも無いところ以上に悪いのが今日取り付く 「ヒルカルの悪場」だ 昨日の遡行と朝からの厳しい遡行でどれだけ難しい悪場なんだろうかと 不安に駆られれる。 ・1020時 ヒルカルの悪場入り口手前にあるチョックストーン滝に出合う 川幅4mの滝の右岸に大きな石(7、8m程)が垂直に立っている しかし川幅4mの滝から落ちる水は、敷石の表面を容赦なく洗い 川底を深くえぐり、滝下の水面を白く濁らせ、泡が波と渦まで作っている この滝を越えるには大岩の隙間にしか登路が無いのは一目瞭然だ。 しかし、とてもじゃないが人間の泳力で泳ぎ着ける場所ではない。 正に関門だ。昔はココで敗退していたパーティーも沢山あると聞く。 しかし、現在ではそんなこともない 現代登山技術の発達により超えられるようになったのだ その方法とは!? ハンマーにロープを括りつけて岩の隙間に向かって投げる! 俗にいう「ハンマー投げ」である。 皆で挑戦し、見事ガチっとはめて岩の隙間にへつることが出来た。 2本目のロープを岩の上にフィックスし いよいよヒルカルの悪場へ向かうが 岩の上から聞こえてくのはもう1段すぐには突破できそうにない滝が見えるという 時間は12時を廻っていた。 皆で話し合い 今日は一旦ココでビバークをし 体力が有り余る内に一挙に超えようとうことになった 1330時 ビバークサイト。砂地で寝心地のよさそうな河原にビバーク決定。 焚き火の薪も豊富で皆昼寝や着ているものを乾かした。 例えるなら、ガラパゴスにいるイグアナが岩場で日向ぼっこをして体温を温めている姿が一番似合っている。 服も乾かし、明日の天気は快晴ということもあり 満点の星空と蒼い月の光に囲まれ 日本酒に舌をうつ、宴会をした。 2200時就寝。 明日はいよいよ「ヒルカルの悪場」だ。 つづく |
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無事お帰りになって良かったです。
今年は沢の事故が多く、ごーきんさんはどうされたかな〜と思っていました。
緊張感あふれる報告に大昔のことを思い出させていただきました。
続きをお待ちしています。
2010/9/4(土) 午後 9:17
ぶーちゃんさん>
コメントありがとうございます。続きも更新しました。あと1,2回有ります。楽しみに待っていてくださいね。
2010/9/7(火) 午前 2:05 [ ごーきん ]