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『ワンルームマンション経営入門』
上記、読了です。
今回は、この本を“批判的に読む”ということを課題
としましたので、いくつか自分なりの意見を述べたいと思います。
よって著者名等は伏せます。
1.このままではサラリーマンは生き残れないという話
確かに、今後サラリーマンは大変な時代を迎えると思います。
賃金ダウン、リストラ、年金崩壊などなど。しかし、だからマンション経営
をやるべし、というのは論理の飛躍だと思います。
こういった不安に備えるならば、まずは貯金ですよ。それから
リストラされないように仕事をがんばること。資格を取るというのも
一法だと思います。いずれにせよ、地道で確実な対策をまず考えた
上での話だと思います。
2.将来、インフレが来るという話
これは全くだれにも分かりません(笑)確かに新興国の高度成長が
将来、世界的なインフレを引き起こすということはあるかもしれません。
また、政治家が自らの失政を隠すために意図的にインフレを引き起こす
ということも否定はできません。ただ、それが不動産価格のインフレ
につながるかは分かりません。実際、日本は急激に人口が減少していく
国なのですから、一般的には不動産価格は下落へ向かうと思われます。
ですので、インフレが来るから不動産投資をしよう、というのは、1つの賭けであって
インフレが絶対来る!と信じきってしまうのはいかがなものか、と思います。
3.マンション投資は利回りが高いという話
不動産投資の利回り = 年間賃料収入 ÷ 物件価格 × 100
だそうです。しかし、これは収入だけを見ていますので実際の利回りはもっと低いはずです。
実際、不動産投資は、収入も多いが経費もかなりかかると思います。
固定資産税やら、修繕費、管理組合費、入居者関連費、また建物の減価償却分も
計算に入れる必要があります。火災・地震のリスクには火災保険・地震保険料、
さらに入居者から訴えられるというリスクもあり、敗訴すれば支出増要因です。
しかも、空室になってしまえば、家賃自体が入ってきません。家賃保証をしてくれる
会社もあるようですが、完璧ではないようです。
こう考えていくと、実際はそれほど高い利回りにはならないのではないか、とも思います。
いずれにしても、もしマンション投資をするなら、緻密な収支見積もりを立てた上で
判断しなければならないと思います。ただ建築や不動産の素人にそれができるでしょうか?
できないようなら、マンション投資はやめといたほうがいいのでは、と私は考えます。
ほかにも書きたいことはたくさんあるのですが、長くなるのでここまでとします。
もちろん、マンション投資を否定するつもりはありません、自己責任でどんどん
おやりになったらいいと思います(笑)ただ、世間で言われているほどもうからないのでは
ないか、と私は思います。ちゃんと収入と支出の見積もりができる人、不動産投資の
リスクをしっかりと理解できる人、そういう人がやるべきだと思います。
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