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後藤ひろひと OFFICAL SITE ひろぐ

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"That's one small step for a man,
            one giant leap for mankind."

私が生まれた1969年!
アポロ11号が月面に着陸し
”人類で初めて月に立った男”
ニール・アームストロング船長が
はしごの最後の段を下りる直前に発した名言だ!

「私にとっては小さな一歩だが
 人類にとっては大きな一歩だ。」

こう訳した人は一体誰なのだろう?
ひょっとしたら当時のテレビ中継の
同時通訳者かもしれない!
実際のところこれら2文をつなぐ接続詞は
"but"ではないし
両文ともに「一歩」と訳す事によって
より印象深い日本語にはなっているが
一方は"step"
もう一方は"leap"が使われている!
"leap"は類義語として"jump"が挙げられる単語なので
本来ならば「飛躍」と訳されるべきだろう!
しかも"leap for mankind"は「人類にとっての飛躍」だが
一方の"step"を修飾するのは"for a man"!
つまり「一人の人間にとっての一歩」である!
どこにも「私」は出て来ない!

「この一人の人間にとっての小さな一歩は
 人類にとっての大きな飛躍である」

ややっ!
なんだかつまらない日本語だ!
もし日本で有名なあのアームストロング船長のフレーズが
同時通訳者によって直感的に訳された物であれば
その通訳者は表彰に値する仕事を果たしたと
私は断言する!
カール・ブッセを訳した上田敏どころではない!
その功績は『ドレミの歌』を自ら訳して歌った
ペギー葉山に匹敵すると言えよう!
なにしろ私は実際にニール・アームストロングが発した言葉よりも
この日本語訳の方がはるかに好きである!

そんなわけで今日はぶらぶら難波に出かけ
会社には寄らずに
TOHOシネマなんばで念願の『ザ・ムーン』を観た!
アポロ計画に関するドキュメント映画で
監督は『アポロ13』のロン・ハワードだった!

「それは奇跡の”宇宙”体験」
という宣伝コピーから
最新音響システムと美しいCGグラフィックで
夢の世界へいざなってくれる事を期待した客が
平日の昼間とは思えないほど入場していた!
そして彼らのほとんどが開始15分で
次々と睡魔に襲われ
ブラックホールに吸い込まれて行った!
なにしろこの作品は2007年になってNASAが解禁した
アポロ計画に関する貴重な映像と
計画に参加したクルーの証言で構成されたドキュメントなので
宇宙空間や月面を撮影した映像は
最新の物でもラスト・ミッションであるアポロ17号が撮影した物!
つまりは1972年の映像である!
「宣伝に偽りあり!」
と怒った客が多かったに違いない!

しかし谷町沿線では「宇宙少年」と呼ばれるこの私!
月面に1エーカーの土地を持つこの私!
上映中は終始おめめぎらぎら!
昼食となったポップコーンを何度か握り潰して興奮した!
素晴らしかった!
11号クルーにして月面には立たなかった男マイケル・コリンズや
同じく11号クルーが月面で撮影した写真を
世界中がアームストロング船長の勇姿だと思っていたのに
実はヘルメットのガラスに映っているカメラを持った男が船長だった
”被写体”バズ・オルドリン!
大好きな12号はアラン・ビーン!
月面着陸していないのに11号よりも有名な13号からは
なんと船長ジム・ラヴェル!
14号船長にしてマーキュリー計画フリーダム7に乗り
アメリカ初の宇宙飛行を成し遂げた男アラン・シェパード!
そうそう!
16号のジョン・ヤングもいた!
なにしろ私にとっては滅多に見る事のできないスーパースター達!
彼らの21世紀におけるインタビューとなれば
それは黙ってはいられない!
背後からいびきが聞こえようが
横のおばさんがこちらにかくーんとなろうが
全てはちっぽけな地球の出来事さ!

さて!
「大好きな12号」と書いてしまったぞ!
そう!
私は世界の注目が最も薄かったアポロ12号の
大ファンである!
理由はこの『ザ・ムーン』に出演している
アラン・ビーンを見るだけでもすぐにわかる!
かーなりなへんてこ親父だ!
みんな生真面目な低いトーンで当時を振り返る中
アラン・ビーンだけが
「いやいや面白い所に行ったのよぉ!」的な印象を与えて喋る!
私がアポロ12号のファンである理由!
それは
「乗組員がちょっとばか」
という点である!
もちろん人類が2度目の月面着陸に挑んだそのクルーなので
知識も技術も認められた
優秀なパイロット達である事は間違いない!
しかし「優秀」と「ばか」は必ずしも反意語ではない!
たまたまなのか故意なのか
アメリカは第2回月面着陸計画に
あろうことか「ばか」を打ち上げてしまったのだ!

宇宙に飛ばされた「ばか軍団」の親玉は
船長ピート・コンラッド!
私はなにしろ彼の大ファンだ!
では彼がいかに「ばか」だったかを人類宇宙開拓名言史をもって説明しよう!

「地球は青かった」
1961年に人類で初めて宇宙を飛んだソ連の飛行士
ユーリ・ガガーリンの歴史的な言葉である!
この言葉も実際に彼が発した物とは大きく相違があると言われているが
この短く単純なフレーズは
偉業を成し遂げた勇敢な人物が
その「宇宙」なるものに圧倒された
という印象を与え世界的な物となった!

「私はカモメ」
1963年ボストーク3号で宇宙を飛行した
初めての女性宇宙飛行士ヴァレンチナ・テレシコワの言葉だ!
宇宙を飛行する自らを海上を舞う海鳥に例えたこの表現は
女性らしく実にロマンチックな美しい言葉である!

そしてアポロ11号船長ニール・アームストロングは
これを語った!
「私にとっては小さな一歩だが
 人類にとっては大きな一歩だ。」

続くアポロ12号の着陸も世界中継が成されたのだが
もちろん11号ほどの注目は集まらなかった!
それでも地球人として月面に立つ3人目の男が
その瞬間に地球にいる人々に何を語るかは
おおいに注目された!
なにしろニール・アームストロングのあの名言は
多くの人々の心をあれほど熱くしたわけだから
それをしのぐ名言を船長ピート・コンラッドに期待した!
そしてピート・コンラッドはゆっくりとはしごを降り
最後の一歩という時に
世界が見守る中で
こう言った!

"Whoopie!"

翻訳は不可能!
書くなら
「うぴー」だ!
未来にはばたこうとする世界中の子供達が見ているのに
ピートったら「うぴー」だよ!
私はピートが「うぴー」と言ったのを
アナウンサーが自ら繰り返し爆笑するニュースを
記録映像で見た事がある!
しかし残念ながら『ザ・ムーン』にアポロ12号は一切登場しない!
アラン・ビーンのへらへらした証言ばかりで
12号にはまったく触れられない!
ピートは「うぴー」の後にこうも語る!

"Man, that may have been a small one for Neil,
                             but that's a long one for me."

「なぁ!ニール(アームストロング船長)には小さな一歩だったらしいけど
 俺にはずいぶん長くかかった一歩だぜ!」

ピートよ!
全て世界に聞こえているのに・・・。
どうだこの「ばか」ぶり!
一緒に月面を歩いたへらへら親父アラン・ビーンは
ここまで中継された時点でカメラを壊す!
だから中継はそれで終わり!
ピート・コンラッドは
「月にエロ本を持ち込んだ男」
としても有名であり
野球帽好きな彼はNASAの技術部に提案して
宇宙ヘルメットの上からかぶれる巨大野球帽を
月面でかぶりたいので作れと言い張ったが当然却下された!
私がNASAならば
その提案をピートが持ち込んだ時点で
彼の宇宙行きプランは廃案にしていたと思う!

最近は「人類は月になど立っていない!」という説が
実に楽しげに出回っている!
私はその説を当然否定するが
大好きな噂の一つとして興味を持っている!
私は思うのだ!
「人類月面未踏説」は
ひょっとしたらアポロ12号の関係者が広めているのではないかと!
あの説は「ばか」を宇宙になんか飛ばすとろくな事がないという
人類に対する教訓なのではないだろうか?



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