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後藤ひろひと OFFICAL SITE ひろぐ

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生徒会長と応援団長

海野和男さんというカメラマンがいる!
長野県に住み
日本国内はもちろん
世界各国を旅して
蝶や昆虫の映像を撮影するカメラマンである!
彼の捉える写真や動画は
これまでその生態が明かとされていなかった種を
実に鮮明に写し出し
私のような素人昆虫研究家はもちろん
世界の昆虫学会にも多大な影響と知識を与えている!
最近ではそんな海野氏の活躍を
NHKがドキュメンタリーとして放映するようになり
私はその番組の大ファンである!
初期の番組での海野氏はまだ落ち着いた人物として紹介されており
「冷静な写真家」の姿が描かれているが
最近のドキュメントになると
ちょいと変人ぶりがアピールされるようになり
「ムツゴロウさん」こと畑正憲氏や
私が『なりたい大人ランキング』の1位に選ぶ
「クロコダイル・ハンター」こと
故スティーブ・アーウィンに近い存在として
描かれるようになって来た!
畑正憲氏やスティーブ・アーウィンに共通する
”動物や爬虫類を愛でるあまりにエラい目に遭う様”を
「ひろ用語」では
『撫で噛まれ(なでがまれ)』
と呼ぶのだが
海野氏の『撫で噛まれ』が見られる日も近い!

さて私が昨日「和田さん」に従い購入したケーブルを
まだ接続するその前に
数日前に録画した
そんな海野氏の最新ドキュメントを見ようと思った!
『幻の巨大スズメガの謎に迫る』
と題された最新作!
私はこのタイトルを見た時点で
その「幻の巨大スズメガ」が
「キサントパンスズメガ」であると確信した!

マダガスカルには
「アングレクム・セスキペダレ」という学名の蘭が生息する!
「彗星ラン」とも呼ばれるこの花は「着生ラン」だ!
「着生ラン」というのは
他の大木などに根をつけて生える
「寄生植物」の一種である!
この「アングレクム・セスキペダレ」は
実に特殊な構造をしており
花の下に延々と長い管をにょろんと下げている!
その長さは30cm近い物で
実はその「距(きょ)」と呼ばれる管の内側先端に
蜜をたくわえているのだ!

蜜というものはそもそも
同じ花に花粉を運んで受粉してくれる昆虫を
寄せ付けるためのエサだ!
蜜を吸った昆虫がその手足に花粉をつけ
また別の花の蜜を吸いに行った時に
その花粉がめしべに付着して
花は種をつなぐというのが自然界のシステムである!
ゆえにこの特殊な構造の「アングレクム・セスキペダレ」の
受粉を行う昆虫は
その細くて長い長い「距」の中に
こそこそ30cmも入り込んでくれる
小さな小さな生き物だと考えられていた!
しかし「距」の中は
入り込んだら出られなくなるような
食虫植物的構造になっていた!
これでは小さな虫が入り込んでも
今度は出る事ができない!
そうなれば受粉ができない!
ならばこの植物は種をつなぐ事ができない!
なのに「アングレクム・セスキペダレ」は
ちゃんと生きている!
ちゃんとその花を咲かせて種を継続させている!

1862年のこと!
ある人物がとんでもない仮説を唱えた!
「いやいや!
 ”アングレクム・セスキペダレ”を受粉させているのは
 小さい生き物なんかじゃないよ!
 口がね!
 にょろーんと30cmぐらい長い
 そんな生き物がどこかにおるのだよ!」
あまりにもばかばかしい意見だ!
この意見は
「モンド・セレクションを選んでいるのは
 ”もんどさん”という一人のおじさん」
という池田鉄洋の発想と大差はない!
しかし「にょろーんと30cmの口」を唱えた人物は
池田鉄洋と違って
とんでもなく社会的地位のある人物だった!
『種の起源』を書き終えたばかりの
チャールズ・ダーウィンか
アルフレッド・ウォレスだったのだ!

作家として常々感じるのだが日本語というのは難しい!
今の私の書き方では
『種の起源』を二人で書いたようにも取れるじゃないか!
と思われる方も多いだろう!
そう!
私はそう書いたのだ!
『種の起源』はダーウィンとウォレスによる共著なのだ!

二人のうちのどちらかが
「にょろーんと30cmの口」を発言した
そのおよそ30年後にあたる1903年!
マダガスカルで発見されたのが
前述の「キサントパンスズメガ」である!
体長5cmほどの「キサントパンスズメガ」だったが
そのくるくる巻いた口にあたる「口吻(こうふん)」を
じっくり伸ばしてみたところなんと!
ちょうど30cmほどの長さになったのだ!
そう!
「にょろーんと30cmの口」を持つ生物が
本当に存在していたのである!
そしてこの蛾が
「アングレクム・セスキペダレ」を受粉させ
現在まで種をつないで来たのであった!

そのため「キサントパンスズメガ」は
「ダーウィンの予言」
もしくは
「ウォレスの予言」
と仇名されている!
どちらが実際に予言したのかは定かではないのだが
私は「ウォレスの予言」と呼んでいる!
『種の起源』を共著で発表しながら
その手柄を完全にダーウィンに譲った彼の謙虚な態度が
私にそう思わせる!
そしてなによりも
1859年に『種の起源』を書き終えたダーウィンは
その後はそれを学会に認めさせる作業と
同時にキリスト教会との闘争に突入するわけで
生涯研究だけに没頭したウォレスとは
まったく違う活動に入ってしまう!
そうなれば『種の起源』完成からわずか3年後の1862年に
「にょろーんと30cmの口」
とかあんぽんたんな事を言っていられたのは
ウォレスだったに違いないと私は思うのだ!

「キサントパンスズメガ」が
「アングレクム・セスキペダレ」の「距」に
「にょろーんと30cmの口」を差し込む姿は
まだ世界の誰も映像で捉えた事はない!
海野和男氏がそれに挑むと聞けば
私にはどうしても見ずにはいられない番組だった!

ところが!!!

番組冒頭!
まだ海野氏が長野県で
機材チェックなど行っている
その作業する姿の映像に
私はとんでもなく珍しい生き物を見つけた!
マダガスカルでの撮影パートナーとして
一緒に機材チェックを行っているカメラマンに
私はどうにも見覚えがあったのだ!

「あれぇ?
 ん?
 あらぁ?」

女性ナレーターは彼が
長年に渡って海野氏の助手をつとめ
最近独立した「昆虫カメラマン」だと語った!
そしてそのカメラマンの上にテロップが乗った!

『高嶋清明さん』

私は書斎「LEVEL 4」で思わず立ち上がってしまった!
高嶋清明」!!
彼は私が山形東高校で「生徒会長」をしていた時の
「応援団長」だ!!
「会長」「団長」と呼び合った
がっちり同級生だ!

番組を止めて私はインターネットで彼を検索した!
様々な著書や写真集を出版していた!
もちろんどれも昆虫に関わる物である!
どういう経緯でかはわからないが
「団長」は日本における昆虫撮影カメラマンの
第一人者となっていたのだ!
「ウォレスの予言」は
私にとんでもない発見をもたらした!

なんとか今すぐにでも
私はこの「昆虫カメラマン」
高嶋清明と連絡を取りたいと思っているのだが
インターネット検索ではその術を見つけられずにいる!
いかがだろう?
もしこの『ひろぐ』を読んで
「高嶋清明をよく知っている」
もしくは
「高嶋清明との連絡方法を知っている」
という方がいたら
是非とも私にメールをいただけないだろうか?
そして
「あちゃらか作家」と「昆虫カメラマン」に成長した
「生徒会長」と「応援団長」とを
再会させてはもらえないだろうか?

私へのメール宛先は以下である!

king@*piper-z.com

SPAMメールなどを恐れて
@の後に「*」を入れて表示しているので
送信の際にはこの「*」を除去していただきたい!

あ!
そう言えば
結局まだ「キサントパンスズメガ」の映像を
見ていなかった!
続きを見よう!



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