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政府は18日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、 |
世界遺産候補
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ユネスコの松浦晃一郎事務局長は、11月の退任を前に日本人記者団と会見。松浦氏は世界遺産について「一般の人が『なぜこれが』と思うような登録はすべきでない」と強調。新規登録の基準を厳格にする方針に賛同した。松浦氏は、特に世界遺産を多く持つ国での新規登録は「審査を厳しくすべきだ」と述べる一方、ユネスコ加盟国(約190カ国)でまだ世界遺産を持たない国がある、とも指摘。「どの国にも一つぐらいは(世界遺産を)持たせればいい」とも述べた。世界遺産には09年7月現在、890件が登録されている。 |
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鹿児島県の甑島で続く伝統行事「甑島のトシドン」が、ユネスコの無形文化遺産の代表リストへの登録が決まり、地元では喜びの声が上がっている。トシドンは大みそかの夜、長い鼻に大きな口の「トシドン」と呼ばれる神に扮した男性が子どもがいる家々を回り、悪い子を戒める行事だ。トシドン保存会長の日笠山直宏会長は「世界に認められてうれしい。地区ごとに結成されている保存会とともに喜びたい。素晴らしい伝統、文化遺産を残してくれた先人たちに感謝したい。今後も忠実に伝承していきたい」と喜びを語った。市役所の庁舎や下甑支所、下甑にある手打港では1日、「国指定重要無形民俗文化財『甑島のトシドン』ユネスコ無形文化遺産登録」と記された懸垂幕が掲げられた。岩切秀雄市長は「市町村合併以来、甑島では恐竜の化石の発見などさまざまな地域資源の掘り起こしが進んでおり、今回の決定も甑島の観光振興の活性化につながる」とコメントを出した。 |
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日本各地から続々と無形文化財がユネスコへ登録申請されている。 |
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25日に開かれた関係省庁会議で、政府は去年、世界文化遺産の登録が見送られた岩手県の「平泉の文化遺産」について、再度ユネスコに推薦することを決めた。そして新たに小笠原諸島の世界自然遺産への登録を目指し、今月末までに、推薦書をユネスコに提出することも決定した。東京からおよそ1000キロ南にある小笠原諸島は、オガサワラオオコウモリなど、希少な固有の動植物が多く生息していて、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれている。来年の夏には現地視察が行われ、早ければ2011年の世界遺産委員会で登録されるかが決まる見通しだ。平泉は昨年の登録見送りで9つの構成資産を6資産に絞りこみ、推薦書も全面的に書き直している。再挑戦となる平泉の遺産登録は、今後の登録を目指す国内の候補地でも注目すべきところだろう。長崎の教会群も当初2011年登録を目指していたが、平泉の登録見送りが、他の候補地の登録目標年をも変えてしまう結果となった。年1件しか推薦されない文化遺産登録だけに、暫定リスト内においても、推薦されるべく官民一体となった地域全体の普遍的価値への取組みと、その内容を証明する推薦書作成が、ライバルの候補地との戦いとなる。地域への経済効果が大きいだけに、それぞれの候補地での取組みも学びながら、独自の付加価値を極めていく必要がある。 |







