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今日は手術曜日。
本日ワタクシは手術室の担当でした。
患者さんは手術室に入室後、手術台(美容院のシャンプーするときに座る椅子みたいなやつ)
に横になるとまず始めに、術眼の消毒、洗浄を行われます。
入室前に点眼麻酔をしっかりします。
入室直後も点眼麻酔をします。
眼球には十分麻酔がかかっているので、白内障の手術自体の痛みはほとんどありません。
しかし、中には、この「消毒、洗浄」がしみると訴える患者さんがおられます。
痛みの閾値は個人差がありますが、99%の方は耐えられます。
中には全く、しみないとおっしゃる、たくましいお方もおられます。
綿球は三個。消毒液は100ml。(生理食塩水で希釈したもの)
このスタイルは、少々患者さんがしみても、ボスは変更致しません。
確かに、ボスは開業してからも、何千人と白内障手術を行っておりますが、
1例も眼内炎など、重篤な合併症の事例がありません。
この「消毒、洗浄」の貢献も大いにあると思います。
ですが・・・数年に一人、この消毒、洗浄の段階でリタイヤされる方がおられます。
本日、ワタクシ、数年に一度の事例に当たってしまいました・・・
大正生まれの人生の大先輩。
お耳はかなりの難聴。コミュニケーションはなかなかとりにくいお方です・・・
ご家族の強いご希望で手術に臨まれました。
手術台に横になり、消毒開始。
だんだんお顔がゆがんでこられました。
消毒薬が50mlぐらい進んだところでしょうか・・・
「ああ〜〜いだィィ〜〜〜〜〜」
大きな声で叫ばれます。洗浄いったん中止です。
ボス「もう少しで終わるからがんばって!これは手が抜けないんだよ!」
お顔が動きます。
ボス「これが全部できないと手術が開始にならないよ。」
「うう〜〜〜やめる〜〜〜」
血圧も上がってきました。持病もあります。
ボス「・・・・・・家族の人と話しましょう。」
眼内に入る手術の段階になったら、途中やめはできません。
ご家族の方は続行を強く望まれましたが、相談の結果、今回は手術中止となりました。
患者さんはホッとした表情で手術室を後にされました。
手術は本人の強い意志が必要です。
強制はできません。
あれ・・・?ご家族の人とは普通に会話してる・・
ご家族の声は聞こえるみたいです・・・
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こういうケース、確かにありますね。CCC(前嚢切開)をしてしまったらもう撤回できないので、それまでの段階での「勇気ある撤退」が必要ですよね。ゆっきーさんのところの先生の判断は適切だったと思います。さすがですね!
2007/7/12(木) 午前 0:04 [ - ]
手術って難しいですね。
確かに本人の同意無しでは何も前に進まないですし。
あうあわないってのも合って、いろいろ気苦労も大変ですね
2007/7/12(木) 午前 0:23
思い出しました。
101歳で他界された大婆様
99歳の時に一人でタクシーに乗って眼科へ行き
「目を手術してくれ!」 Dr「ご高齢なので…」 「根性なし!」
戻られて状況をお聞きしてDrへお詫びのお電話を入れました。
「豪快な方ですね ハハハ」でした。
ご本人の強い意志は大切ですね
2007/7/12(木) 午前 0:46 [ 陽だまりの家 ]
ご本人とご家族の希望が違うと大変ですよね。
でも、ご本人の希望が一番ですね。
2007/7/12(木) 午前 0:55
難しい問題ですね
2007/7/16(月) 午後 5:12