四国の城郭探訪

お城の写真と簡単な歴史紹介。

全体表示

[ リスト ]

香川県:勝賀城

「所在地」:香川県高松市鬼無町(勝賀山山頂)
「形 式」:山城
「遺 構」:曲輪、堀切、土塁

イメージ 9

勝賀城平面図。相変わらずの仕上がりですが城のイメージは伝わるかと・・・・。


イメージ 5

勝賀城遠景。勝賀山の山頂は写真でもわかるように広大な平坦地となっており、城を築くのには適した場所といえる。


「歴 史」
 中世の讃岐国の豪族香西氏は阿野・香川郡など中讃を本拠として18代360余年にわたり栄え、その間山麓の佐料に居館を構え天険の地勝賀山頂に勝賀城を築き要害城としていた。
 この城跡は山頂のほぼ平坦地に土塁を主体とする食い違い虎口、郭、堀切などの様子をよく残しその保存状態も良好であり豪族香西氏の城郭遺構の中でも代表的なものであるとともに中世山城の研究にとっても貴重な史跡である。 「現地説明版より」

 讃岐の名門香西氏は、保安元年に讃岐の国司となった藤原家成と綾大領貞宣の娘との間に生まれた章隆を祖とするという。章隆の後裔に広資が出て香西右兵衛尉と名乗り、広資の弟資村が戦国時代に活躍する香西氏の始めとなった。資村は承久の変では鎌倉幕府のために戦い、その功によって香川・阿野郡を支配することになったという。そして、勝賀山に城を築き、東山麓の佐料に居館をつくって海陸ににらみをきかせながら発展していった。
 資村のあと中世を通じて威勢を伸長した香西氏は、南北朝期の足利尊氏挙兵後、他の讃岐国人同様に足利方の細川氏に付き、その後讃岐守護となった細川氏との結び付きを強めて行った。
 『南海通記』によれば、香西氏のほか、香川氏・安富氏・奈良氏の四人が「細川四天王」と呼ばれ、細川氏にとっても讃岐は重要な勢力基盤とあって香西氏は細川家内で重きをなし、元資の長男元直は常に京都にあって細川勝元を補佐した。このため、讃岐の香西氏は元直の弟元綱が相続し、元直を上香西氏とよび、元綱系は下香西氏とよばれた。元直の子元長は、細川政元の助力を得、明応六年(1497)には山城守護代となった。

 このように勢力を伸ばした香西氏であったが、他の豪族と同様に天正期に長宗我部氏の侵攻を受けるにあたり大軍を動かせない山城勝賀城から、大軍を動かし安い藤尾城に本城を移し長宗我部軍を迎え撃つも、落城寸前に和睦、天正13年には豊臣秀吉の四国征伐の結果、盲目の若き武将18代香西佳清は野に下った。

イメージ 10

山頂の主郭には、祠と勝賀城址をしめす柱が設置されている。


イメージ 1

山頂には郭を取り巻く土塁がよく残っている。

イメージ 3


「勝賀城訪問記」
 勝賀城は讃岐の細川四天王の一人香西氏の本城として栄えた城であるが、中世の小豪族の城とは違い、香川の中ではかなり大きな城域を持った城であった。
 山頂からは瀬戸内海が見渡せ、山頂から北側に下った位置には俗称三の丸と言われる削平地がありこの削平地からは海方向しか見えないこともあり、香西氏が瀬戸内海の制海権をかなり意識していたことが想像される。
 遺構面では城址は昭和50年代に発掘調査が行われており、それによってであろうがかなり明確な遺構が確認できる。特に主郭には二つの食い違い虎口が確認された。主郭には井戸と思われる窪地も見られたが、日本城郭体系には水の手の位置としては多少疑問が残るとある。
 主要部の曲輪群から堀切を超え尾根に沿って平地を進むと、主要部と違い削平があまいが階段状に配置された曲輪群確認できる。これは主要部を守る外郭部と言えると考えるが、防御綿が薄く単調な感が感じられるが、一部は土塁で防御され、これは主要部から北東に延びる尾根の防御にメリハリを付けるためであろうと考えられる。
 細川四天王の一人として付近の豪族を押さえこの地域に君臨した香西氏。瀬戸内海の海賊にも影響を与え、京にも名をはせた香西一族の反映を感じられる城である。

イメージ 2

主要部曲輪部には腰巻き石垣が用いられていた。


イメージ 4

主郭には二カ所の食い違い虎口が見られる。


イメージ 6

土塁には横矢がかかっています。


イメージ 8

城跡から市街地を望む。見張り台であったと思える自然石も見られる。海方面目の見晴らしも良くこの城が瀬戸内海の制海権を意識していたことが推測される。

イメージ 7


「勝賀城への道しるべ」

登城口は何カ所かあるみたいであるが、簡単なのは県道33号線からのアクセスであるが、県道沿いに勝賀城登城口の案内看板がある。各ポイントにも案内看板があるので道には迷わないと思う。登山道は農道であるが小型車であれば走行は可能である。車で7〜8合目近くまでは上がれる感じになる。あとは山道を徒歩である。農道には駐車場はないので道路脇への路駐になる。


「勝賀城への登山道入り口。県道33号からの登山ルートの入り口です。ここから山方向にす進みます。(地図では左方向です)」


詳しい地図で見る

閉じる コメント(6)

瀬戸の海から見ると高松の西のこの山は気になる存在。
一度行ってみたいと思っています。
調査後はきれいに整備されているようですね。松が残っているのにもびっくり。展望はでおうですか?

2007/7/4(水) 午後 0:07 toshiw47

顔アイコン

勝賀山からは高松市内が一望とは行きませんが、海に向けての視界は開けています。香西氏が制海権を意識していたのは想像できます。

2007/7/5(木) 午前 8:55 四国の城郭

アバター

これは立派な遺構の残る城跡ですね。
調査の時に整備されてる面もあるのでしょうが、
特に食い違い虎口は見事です!
四国の城跡は比較的古くて小さいお城でも一部に石垣がよく
使われているイメージがあります。
縄張りもわかりやすくて典型的な山城ですね。
傑作ポチ☆

2009/8/16(日) 午後 4:14 しゅうちゃん

顔アイコン

<しゅうちゃんさん。
この城は香西氏の本城として長期間君臨した城で、香川の中世城郭としては規模が大きく、また山の自然地形から山頂にある平城みたいなイメージで、なかなか魅力的な城です。
香西氏の城では食い違い虎口がよく見られます。

2009/8/16(日) 午後 6:05 四国の城郭

顔アイコン

僕は勝賀山のふもとに住んでいます。正月には、初日の出を見るために大勢の人で賑わいます。僕は、小さい頃から毎年登ってます。

2010/1/20(水) 午後 5:52 [ - ]

顔アイコン

こんにちは。
レベル上げのお手伝いいたします。
詳細はigxelive@live.jpまでメールお願いいたします。
以下通りのタイトルを取扱い:
LV1−LV999 MHF 通貨&武器/防具製造
LV1−LV600レッドストーン 育成
LV1−LV170ラテール 通貨&育成&アカウント販売
LV1−LV60アラド戦記 通貨&育成&アカウント販売
LV1−LV50三国志オンライン育成
LV1−LV130 CABAL育成
LV1−LV60赤壁 育成&アカウント販売
Lv1-lv53ドラゴニカ育成
LV1−LV50エイカ オンライン 通貨&育成
LV1−LV55 ルーセントハート 通貨&育成
LV1−LV80 メイプルストーリー育成
LV1−LV60 RO 育成
LV1−LV70ル・シエル・ブルー育成
ご質問などがございましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
★ お問い合わせ先:igxelive@live.jp

2010/3/6(土) 午後 3:24 [ sdfg ]


.
四国の城郭
四国の城郭
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
検索 検索

過去の記事一覧

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログバナー

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事