共通感覚は、現代世界を生きる鍵と思えます。
意見が食い違うよりも、おたがい何を伝えているか、
そのこと自体がわからない。
というか、隣接しながら、まるで違う「宇宙」に居る者同士のごとく、
コミュニケーション自体がなりたっていない、それは
これほどメディアが発達しながら、コミュニケーション
自体が成り立ちにくいというパラドクスに満ちた現代社会
への問題提起におもえるからです。
ちなみに余談。
小惑星のひとつに、ハンナアーレント
100027hannaharendtと命名された星があります。
NASAのウエブサイトを見て下さい。
小惑星アーレントの軌道を動画で見ることができます。
このサイトに表示される惑星軌道をみると、
アーレントは火星と木星の間を大きく楕円を描きながら、太陽系の中を周回していま
す。
さらに惑星軌道の日時計算によると、2045年3月28日頃に、
火星、金星、太陽、水星、地球、そして小惑星アーレントの
順に、それぞれの惑星がほぼ一直線の関係になります。
そしてこのとき、地球とアーレントは対面することになるのです。
ちなみに2045年といえば、アーレントの人生に影響を与えた
ナチスドイツ降伏からちょうど100年目。
『人間の条件』の冒頭でアーレントは、人間が宇宙に進出する意義を問うた。
2045年、アーレントは、外惑星から地球の人間の姿を、果たしてどのように眺めるの
でしょうか。
われわれは同じ宇宙の中に居るのです。
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