もっと、遠くへ

心の中だけは、自由でいたい

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理想の自分

東京にいて、新卒で入った会社に勤め続けて、
キャリアを積んで、入社して12年。
部下もできて、毎日忙しく働く。

仕事帰りは、たまに、美味しいご飯を食べながら、美味い酒を飲み、
普通の日は、遅くまで開いているスーパーで買い物をして、
体の良さそうな野菜料理を何品か作って、
自宅でワイン。

お部屋はいつでもきれいで、
いつ友達が訪ねてきても、
ウエルカム状態。

彼氏は仕事が出来る人で、外見も普通位の感じで、
かっこよくはないけど、
清潔感があって、穏やかな人。
週末に時間が合えば、外で会ったりする。
二人でいるときも穏やか。

いつかは結婚するかもしれないけど、
まだ、今はしない。
お互いに縛られたくない。
子供もいらない。

仕事と友達と彼を、バランスよく楽しむ。
そういう、人生。

そんな選択肢があったのに、
なんで、22歳で知り合った人と、
24歳で結婚してしまったのか。
27歳で子供を産んでしまって、
31歳でまた子供を産んでしまって、
結婚相手はいまだに、目が慣れず、
顔がよく見れない。
どうかしていたんだ。
寂しかったんだろう。

新入社員の中で3人だけ選ばれた
販売促進課に属する営業職。
会社としては、初めての試みだった。
本社で営業企画課から、教育を受け、
会社の中枢の仕事に携わることもあった。

でも、子供だったから、そんなすべてがイヤになった。

だから、逃げた。
逃げた自分が悪い。

これは罰だ。
いま、こうして生きていることは、
修行なんだ。

理想と現実。
理想なんて、思ったこともなくて、
楽なほうに流れてきたら、
流れ着いた場所がここだった。

自分が悪い。

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