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ずしっと重い話だったけど、それでも立ち上がって歩き出す余韻を感じるラストだった。
深津絵里さんがモントリオール映画祭で最優秀女優賞を受けて、ぜひとも観たい感が強まっていた。
女優賞の深津さんもだけど、妻夫木君の役者ぶりに感動した。
あの少ないセリフでっていうか言葉なしで心の動きや感情を表現できる演技力に惹きこまれた。
彼にも賞を下さいと言いたい!!
無口で冴えない、貧しくて友達もなく、それでも育ててくれた祖父母をいたわり面倒を見ている〜そういう淡々とした演技といい、殺人を犯したことを光代に打ち明けるときの演技といい、心の表情がアタシには見えたよ。
中でも圧巻はラストシーン。
潜んでいた灯台に警察官が踏み込んできたとき。
光代の気持ちを自分から引き離すために自分は根っからの悪人だとうそをつきながら首を絞めるときの目。
あの目の凄みが忘れられない。
こんな悲しい現実があるだろうかと思う。
いったい誰が一番の悪人なのか?
ほんのささいな悪意が徐々に絡まって、殺人に至ってしまう。
結果的には殺人を犯した人間だけが罪を背負うわけだけれど、彼にそのきっかけを与えた人達は何も悪くないのか?
実際の事件でも加害者、被害者という簡単な説明のニュースで聞き流しているが、そこにたどり着いてしまった背景を調べていくと誰が悪かったと言い切れない事実があるにちがいない。
それにしても子犬のような目をしたイケメンの妻夫木くんがダサいジャージ姿のさえない男になりきってしまうとは、、。本当に役者はすごいなあ。
岡田将生くんは鼻持ちならないうぬぼれ屋の大学生になりきっていたし、
満島ひかりさんは計算高い尻軽女そのものに見えたし、松尾スズキさんも見事な胡散臭さだった。
お金を払って観る価値ある作品だった。満足、満足。
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まだ 見ていません。
柳川は 妻夫木クンの故郷ですので、彼に対しての愛情はたっぷりです。
今、時間がないので、もう少し 我慢します。
とっても、気になる映画です。
2010/10/13(水) 午後 10:37 [ qnh*q12*7 ]
とてもいい映画でした。本当の悪人ってだれでしょうか?観る人が判断することでしょうね。
2010/10/13(水) 午後 10:40
話題の映画ですよね。深津絵里の演技も素敵なようですし、映画の内容もいいいようですね、見てみたいです。
2010/10/14(木) 午前 8:15 [ taturou1963 ]
原作を読んでからと思ったのですが、皆考えることは一緒、貸し出し中で読めず。
バスの運転手さんの言葉にうるうる、松尾スズキの悪徳商人ぶりにうるうる、どうしようもない閉塞感にうるる、、。
ぜひ観に行ってくださいな。
2010/10/14(木) 午後 4:09
もっさん様、コメントありがとうございます。
アタシも本当に誰が一番悪いのか、考え込みました。悪意の連鎖というのか、始まりはささいなことなのに殺人にまでつながってしまうとは。
現実にあることかもしれないと思いました。
2010/10/14(木) 午後 4:15
taturouさん。お忙しい毎日みたいですが大丈夫ですか?
たまには映画でリフレッシュしてください。でも「悪人」は気持ちが塞ぐかも?
2010/10/14(木) 午後 4:17
初めてコメントさせていただきます。私も「ぜひ妻夫木くんにも賞を」と切に願っております。あの暗い目の表情や、口の重い人の喋り方、そしてラストシーンの痛ましい姿。深津絵里だけに脚光が浴びてしまうのは、とても残念な気がしています。
2010/10/14(木) 午後 7:57
monicaさん、ありがとうございます。
同じ気持ちの方がいて嬉しく思います。
妻夫木くんは顔が可愛すぎて損をしているような気がします。渋みのある顔の人はそれだけで演技派!みたいな先入観がありますもん。
ぜひ今度こそです!応援しましょうねん。
2010/10/16(土) 午後 4:57