緑フォーラム

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書評

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宇梶静江さん著
「すべてを明日の糧として」
 
アイヌの歴史・思想について知ったのは、社会人として故郷に戻ってきてからでした。激しく和人を罵倒する男性達の多い時代に、静かにアイヌの屈辱的歴史を語る女性達の言葉が胸に突き刺さりました。多くの事を学ぶことが出来た様に思います。
 
御用学者達が、どんなに「滅びた民族」と宣伝しようとアイヌ民族の魂は今もしっかり生き続けております。道なかばで倒れて行ったたくさんのアイヌの闘士を見て来ました。宇梶さんには、お体を労わって(いたわって)欲しいですね。
 
 
 
* 編集部より:友人から手紙が届き、その中に2冊の本の感想文があったので、了承を得てここに掲載させていただきました。

宇梶静江さん著「すべてを明日の糧として」は、タイトルからして魅力的です。たくさん苦労してきた宇梶さんの人生を凝縮しているような言葉です。希望をなくさないで行こうよ、ということですね。著書の中で、宇梶さんは、書店でアイヌの守護神であるシマフクロウの写真を見つけ、「お前はわしが守ってきたアイヌだ」とシマフクロウが語りかけて来た時、体の中に戦慄が走ったと書いています。アイヌがアイヌとして生きることが、最も生き生きとすることができることを、身をもって示してくれているので、その自然な姿はきっとアイヌの若者に、いえ、これから未来を生きるすべての若者に大きな励ましを与えてくれるでしょう。風雪から若木を守る大樹のような存在ですね。

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