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2009年10月緑フォーラム報告
日本最後の原発立地・山口県上関原発計画の実態と反対運動
祝島住民との話し合いもせずに建設強行の中国電力
10月31日に東京・北区の銀河実験劇場で「日本最後の原発立地・山口県上関原発計画の実態と反対運動」をテーマに緑フォーラムが開催されました。
来賓あいさつで緑の党対馬テツ子党首が、今年の広島原水禁世界大会の時に祝島を訪れた時のことを話した。「祝島の方が歓迎してくれ船に乗せてくれ魚の1本釣りを指導してくれた。上関原発の予定地から祝島が4キロの所にあり、漁場が埋めたてられたら生きれないということを実感した。『長島の自然を守る会』の高島代表が祝島の世界遺産クラスの魚や鳥(スナメリ、カンムリウミスズメなど)がいると語っていた。原発を冷却した海水を海に戻すと、1度しか水温が上がらないと嘘を言っているが本当は70度の湯が垂れ流され、生態系がこわれ魚が捕れなくなる。漁民の死活問題。炉心から200メートルしか離れていない所に建てた見張り小屋に交替で住んで反対運動を続けている。原発は安全でないということを学び核武装に反対しよう」
1982年に上関町の田ノ浦が原発建設予定地に上がって以来27年間、祝島では毎週月曜日に原発反対の島内デモを継続し、1000回を超えている。
講師の日本新聞社・小田桐朋子主幹が祝島の闘いのDVDを上映し、語った。映像の中で島民の方は「27年の間に年収が3分1に減って生活が貧しくなっても都会では食べれないものがここに帰ってくれば食べれる。子や孫にこの自然を残したいと思っている」と語っていた。
小田桐主幹は、「出稼ぎで原発の下請けの所で働いていた労働者が祝島に30人位いて、広島で被爆した人もいて、一軒一軒回って、原発労働者だった身分証明書をみせながら今もこんなに大変な思いをしている事を訴え、広島の原爆の被爆者も放射能の恐ろしさを訴えた。そして祝島は離島でいざ事故が起きたら逃げる所もない。自然と共存して生きてきたものを壊されるのはひどい、と言う所から反対している。“海は売らん、中電帰れ!”と訴えた。話し合いの場を持ちたいといいながら話し合いの場を持たない中
国電力に、反対派は益々不信を募らせた。住民の理解を無視して勝手にやっている。
9月10日から中国電力の埋めたてに反対して10月21日までにブイを打たなかったら県の埋めたて免許が無効になるので、24時間態勢で全国の原発反対運動をすすめる人々からなるシーカヤック(海のカヌー)の人々の力もかりていた。ところが10月7日に中国電力は中古のブイを2基打って、8日に埋めたて着工しましたと発表した。今度は3年以内に埋め立てが完了しなければ無効になるので祝島の人達は聞い続ける予定。工事妨害ということで、いま中電が祝島の人々とシーカヤッカー1名の39名を裁判に訴えている。国の原発政策や沖縄の高江のように米軍基地増強に反対すれば、裁判に訴えられるが、生活を守る極当たり前の要求をねじ伏せるのは理不尽」と語った。
祝島の人達は集団合議制で皆で話し合いながら、女性を中心とした非暴力直接行動で生活を守ろうとする闘いは、私達一人一人の健康と何にも代えられない自然の環境や食の安全を守る事の大切さを教えてくれる。共に連帯していこう。
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