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2020 東京オリンピック決定から学ぶもの
福島原発の核爆発を抱える日本が、まさかの東京オリンピックの招致に成功した。放射能汚染の日本へアスリートたちは来たがらないだろうと思って、残念ながら東京オリンピックはないだろうと予想し、本命はマドリードだろうと思っていたが、大きく予想がはずれた。
この決定から学ぶものは、
① 世界の原子力推進派(儲けさえすれば、人間の健康など関係ない人々)は商業オリンピックをも支配していること、つまるところ、オリンピックも儲けさえすればいい利権でできあがっているということである。世界中にもっと多くの原発を売りつけようという原発メーカーにとって、放射能汚染をコントロールできない福島原発は目の上のたんこぶである。そこで原発推進団体であるIAEA(国際原子力機関)は、出先機関としてIAEA福島事務所を置き、1名を常駐させている。IAEAは、チェルノブイリ原発事故でも白血病と甲状腺がんだけを放射能の影響と言い、チェルノブイリハートのような心臓病を持って生まれて来るこどもたちを放射能の影響とは認めていない。チェルノブイリで認めていないものを福島で絶対認めない。IAEAとはそんなところである。さすがに福島でオリンピックは開けないので、東京でオリンピックを「見事」に成功させて、放射能汚染からの復興をアピールしたいとうわけである。どうして東京でやるオリンピックが福島の復興のアピールになるのか、まったく理解不能だが、世界中への原発の売り込みには、有利になるのは間違いない。
② 2020年は東京だが、その次の2024年はパリ、という話もある。1924年のパリ五輪から100周年だからというのが、その根拠だ。「参加することに意義がある」のクーベルタン男爵はフランスだ。もしそうなら、2020スペイン、2024フランスと2回続けての欧州開催ということはありえないので、初めからマドリードはありえなかった、というものである。なるほど、そういうこともあるかと妙に感心してしまった。
③ 「汚染水は福島原発湾内で完全にブロックされていて、外洋には漏れ出ていない」という安倍首相の大嘘に、本来ならIOC(国際オリンピック委員会)の委員たちは、大いに怒るべきである。なにが「おめでとう東京」だ。「健康問題については、今までも、現在も、そして将来も全く問題はない」とは、どういうことだ。甲状腺がんが増えても「問題ない」、15万人が避難していても「問題ない」、故郷を失っても「問題ない」。IOC委員は恥を知れ。マイケル・ムーアの「Shame on You, Mr. Bush! Shame on You!(ブッシュよ、恥を知れ)」ではないが、「Shame on You, IOC!」と叫びたいくらいだ。
④ ベルリンオリンピック後のドイツが急速に右傾化し、ナチスに反対するものは徹底的に弾圧されていったように、日本もますます自由が奪われていく。すでに「東京五輪に反対する人間は日本人じゃない」という論調がはびこっている。「財政基盤がしっかりしている。マネーがある」というのが猪瀬知事の主張だったが、それならなぜ消費税増税がもくろまれているのか。財政が危機的であるから、その犠牲を働くものに押し付けて乗り切ろうとしているではないか。大多数の人が持っているそんな疑問も、「東京五輪に反対する人間は日本人じゃない」「消費税に反対するものは日本人ではない」「オスプレイに反対するものは日本人ではない」弾圧しようとしている。もはや論理の通用しない社会になってしまったのである。
迫りくるファシズムに身構えよ、である。 |
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2013年09月11日
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