温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

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石山温泉 旅館月乃家山荘 

 滋賀県の石山温泉は西国三十三箇所観音霊場第十三番札所、石山寺にも程近い琵琶湖南端の閑静な温泉地で、小さな旅館が瀬田川沿いに数軒点在している。今回、紹介する月乃家山荘は石山温泉を代表する温泉旅館だが、外観や内装を見ると老朽化の色は隠せず、悪い意味でやや鄙びた印象を受ける。残念ながら、温泉にもキラリと光るものは見受けられなかったが、唯一、若女将の接客態度だけが素晴らしく良かったことを記憶している。そのせいで、旅館の全体像に関しては今でも個人的に良い印象を持っている。
 昭和36年2月8日付けの分析表によると、月乃家山荘の源泉は源泉温度14℃(気温11℃)の単純放射能泉で、成分総計はわずか102.9mg/kgに過ぎない。カリウムイオン3.463mg、ナトリウムイオン5.351mg、カルシウムイオン3.655mg、マグネシウムイオン3.465mg、鉄イオン0.641mg、塩素イオン4.006mg、硫酸イオン9.631mg、ヒドロ炭酸イオン28.44mg、メタケイ酸36.88mg、遊離炭酸6.839mgなどを含むが、いずれもごく微量である。ラドンを15.37マッヘ含むので、放射能泉に分類されており、源泉名は石山南郷温泉となっている。
 湧出量は毎分460立と書かれていた。試験室における試験成績の性状の項目には「微淡白石濁を呈し、無味無臭である」と明記されているが、浴槽に入れられている湯は無色透明無味無臭の個性のない湯で、温泉らしさはほとんど感じられなかった。
 旅館は本館と四棟の離れからなるが、男女別の浴槽があるのは本館である。どちらも決して広くはないが、それでも女性用の方が若干広い。男湯は二人入ればいっぱいになるぐらいの大きさしかなく、家庭用の風呂に入っているような感覚である。残念ながら、風呂は完全な加温循環風呂であったが、カルキ臭はしなかった。特に温泉の使用方法に関する掲示はなかったが、おそらく塩素系薬剤は入れられていないだろう。湯も比較的清潔だったので、毎日湯は入れ替えているものと思われる。循環風呂で浴槽が大きすぎると、なかなか湯を入れ替えることができないので、どうしても大量の塩素系薬剤を注入して殺菌しながら、一週間ほど湯を入れかえずに使いまわすようなケースになりがちである。しかし、月乃家山荘のように家庭用と同じぐらいの大きさの風呂の場合、ほとんど手間をかけずに簡単に毎日湯を入れ替えることができるので、大きな浴槽の循環風呂よりは清潔なケースが多く、入っていて安心感がある。
<写真の解説>上:三階建ての月乃家山荘本館外観。老朽化が目立つ。
下:小さなタイル張りの男湯浴槽。14℃の冷鉱泉を加温循環して使用している。
(訪問日:2005年2月23日)

住所:大津市石山寺一丁目2−15
TEL:077−537−1058
入浴料金:大人500円
入浴可能時間:14:00〜22:00

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