温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

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 では、炭酸泉の定義とは何だろうか?
 炭酸泉というのは、旧泉質名での呼び方であって、新泉質名では二酸化炭素泉と表される。ただし、長湯温泉では旧泉質名の「炭酸泉」ということばを主に用いているので、今回のこのレポートでは、それにあわせて炭酸泉という呼び方で論じていくものとする。
 天然温泉において、炭酸泉かそうでないかの基準は、遊離炭酸(遊離二酸化炭素)を1000mg/kg以上含有するかどうかで決まる。つまり、温泉水1kg中に遊離炭酸が1000mg以上含まれれば炭酸泉、そうでなければ炭酸泉ではない、ということである。
 なお、泉質名をつける際の指針となるのが、環境省の「鉱泉分析法指針」である。詳細に関しては以下のPDFファイル御参照願いたい。この文章を読めば、炭酸泉の規定値や、泉質名のつけ方が理解できるだろう。
http://www.env.go.jp/nature/onsen/bunseki/01.pdf

 炭酸泉かそうでないかの具体例を挙げてみよう。例えば、長湯温泉の大丸旅館内湯の遊離炭酸(二酸化炭素)含有量は132mg/kgしかない。(分析日:平成7年3月8日)(上記の写真参照。)
 そうなると、遊離炭酸(二酸化炭素)含有量が炭酸泉の規定値である1000mg/kgまで達していない。この大丸旅館の分析表上の泉質名は新泉質名の「マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉」という表記で表されているが、もし、この源泉が炭酸泉であるならば、「含二酸化炭素ーマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉」という表記になるはずである。しかし、そうはなっていないので、泉質名からもこの源泉が炭酸泉でないことがわかる。
 では、炭酸泉の表記はどういうものになるのだろうか。島根県の千原温泉を例にとってみよう。
 まず、以下のホームページを参照していただきたい。
http://www.chihara-onsen.jp/seibun2.html
 そこには千原温泉の分析表があるが、その泉質名を見てみよう。
 千原温泉の泉質名は、含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉」と書かれている。ここでは、泉質名の一番最初の部分に「含二酸化炭素」という表記があることに注目したいただきたい。この「二酸化炭素」という表記こそが、新泉質名における炭酸泉の証なのである。
 次に遊離成分の項目にある遊離二酸化炭素の量を見てみよう。そうすると、基準値を上回る1262.7mg/kg含まれていることがわかる。この量なら炭酸泉の規定値をクリアしているので、堂々と炭酸泉をを名乗れるというわけである。
 一方、最初に引用した大丸旅館の遊離炭酸はわずか132mg/kg。この量では到底、炭酸泉を名乗ることができない。しかし、現在の長湯温泉では、ほとんど全ての源泉で遊離炭酸(遊離二酸化炭素)の量が規定値の1000mg/kgを下回っている。つまり、炭酸泉を名乗ることができないのである。
 それなのに、長湯温泉はポータルサイト「長湯温泉.com」において「高温の炭酸ガス濃度は名実ともに日本一の炭酸泉」「日本一の炭酸泉は昔も今もいい気持ち。」などという表記をいまだに行っているのである。そして、本年の7月29日から31日にかけては、「日本一の炭酸泉祭り」が行われたという。これらの表記は明らかに景品表示法における不当表示にあたると思うのだが、皆さんはどう思われるだろうか?
 次回では、具体的なデータをもとに、さらに長湯温泉の現状と問題点に切り込んでいきたい。
 
長湯温泉.com
http://www.nagayu-onsen.com/index.php


 


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