温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

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 前回のレポートで、毎日新聞の『炭酸泉「日本一」のコピーはダメ 県が行政指導』という見出しの記事を紹介したが、その後、西日本新聞の後追い記事がYahoo!JAPANニュースに配信された。
 まずは、その記事の全文を以下に記載するが、記事内容に明らかな誤りがあったので、その点を指摘しておきたい。
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 年80万人来客大分・長湯温泉 「日本一の炭酸泉」看板下ろす 「数値的裏付けない」

5月14日10時7分配信 西日本新聞

 年間80万人が訪れる大分県竹田市直入町の「長湯温泉」が、公正取引委員会や県の指導を受け入れ、約20年にわたって掲げてきた「日本一の炭酸泉」の看板を下ろすことになった。きっかけは「日本一の表記に数値的な裏付けがない」という、ある温泉愛好家の指摘。炭酸泉を目玉に地域振興を図ってきた地元は「もともと企業や学者のお墨付きを得て使ってきたキャッチフレーズ」と反発していたが、混乱が続けば「一段とイメージを損ないかねない」と苦渋の決断をした。
 長湯温泉の炭酸泉は1985年、全国各地の炭酸泉成分を分析した入浴剤メーカーでもある花王(東京)から「全国最高の炭酸泉」との評価を受け、一躍脚光を浴びた。約7万人だった年間観光客は80万人に増え「長湯の奇跡」と呼ばれた。
 ところが、関西の温泉愛好家が昨年8月以降、インターネット上などで「長湯のいくつかの温泉施設は環境省が定めた炭酸泉基準値(湯1キロ中の二酸化炭素含有量が1000ミリグラム)を満たしていない。日本一は景品表示法上の不当表示に当たる」と主張。公取委や長湯温泉旅館組合に撤回を求めた。
 この指摘を受け、長湯温泉は約50カ所の温泉成分を再調査。分析結果の提出を受けた大分県景観自然室によると、基準を満たさない施設が少なくなく、県は温泉街や道路沿いに掲げた看板やホームページ上の「日本一の炭酸泉」の表現を自主的に削除するよう地元に要請した。
 地元は「日本一の定義は単に二酸化炭素濃度が高いというだけでなく、二酸化炭素濃度、温度、湧出(ゆうしゅつ)量の3要素を総合し判断したもの」と、修正に抵抗。しかし、長湯温泉が会場となる「源泉かけ流し全国温泉サミット」の開催を来月に控え、混乱回避を優先した。竹田市や温泉旅館組合、商工会など関係団体は、代表者連名の文書で指導の受け入れを表明。ただ「日本有数の炭酸泉であることは変わりない」と強調している。
■間違いとは言い切れぬ 温泉に詳しい由佐悠紀・京都大名誉教授(地球熱学)の話
 長湯は高温でありながら、炭酸泉基準値を超す源泉が複数ある温泉群。規模や湧出量を総合的に判断すれば「日本一」が間違いとは言い切れない。

 =2007/05/14付 西日本新聞朝刊=

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 文章中に『関西の温泉愛好家が昨年8月以降、インターネット上などで「長湯のいくつかの温泉施設は環境省が定めた炭酸泉基準値(湯1キロ中の二酸化炭素含有量が1000ミリグラム)を満たしていない。日本一は景品表示法上の不当表示に当たる」と主張。』とあるが、これは事実ではない。
 長湯温泉旅館組合が景品表示法違反の疑いで、公正取引委員会に申告されたのは平成18年9月であるが、その時点において、長湯温泉の入浴施設で遊離炭酸含有量が鉱泉分析法指針における炭酸泉の基準値(1000mg/kg以上)に達している施設は一軒も無かったのである。
 つまり、平成18年9月の時点で長湯温泉の入浴施設は全て炭酸泉ではなく、全ての温泉施設が環境省が定めた炭酸泉基準値(湯1キロ中の二酸化炭素含有量が1000ミリグラム)を満たしていない。」という状況だったのである。
 全ての温泉施設が「炭酸泉」ではない以上、「日本一の炭酸泉」はもとより、「炭酸泉」という表示をすることが自体が不当表示の対象となるのは自明の理であろう。
 これは、「果汁30%飲料」のことを「果汁100%ジュース」と表示することが不当表示となることと同様の理屈だ。
 以前、このレポートの(9)及び(15)で長湯温泉の各施設の炭酸含有量データを掲載したが、その後の調査で、新たな温泉施設の遊離炭酸含有量がわかったので、それもあわせて以下に記載する。
 その数値が、炭酸泉の基準値(1000mg/kg以上)を満たしてるかどうか、まずは、参照していただきたい。

 <長湯温泉の各温泉施設の遊離炭酸含有量・改正版PART2>※左から、施設名、遊離炭酸含有量《単位は全てmg/kg(ppm)》、分析年月日の順に並べた。
(1)御前湯 (46.8℃の源泉)296.8  (47℃の源泉)71.5 (31℃の源泉)106.8 平成17年10月27日
(2)千寿温泉 256.9  平成17年1月12日
(3)ながの湯 462.1 平成11年8月20日
(4)旅の宿上野屋 349.5 平成17年1月12日
(5)丸長旅館 144.0  平成12年2月15日
(6)万寿温泉 大山住の湯 195.8  平成10年12月16日
(7)水神之森 927.7  平成10年4月13日
(8)豊泉荘別館 468.7  平成17年3月16日
(9)山の湯かずよ 297.0  平成7年5月10日
(10)宿房翡翠之庄 159.8  平成16年12月21日
(11)かじか庵 464.3  平成17年3月16日
(12)長湯憩いの家 226.0  平成17年1月12日
(13)旅館紅葉館 144.0  平成12年2月15日
(14)国民宿舎直入荘 (源泉1)649.0 (源泉2)477.4  平成11年4月12日
(15)大丸旅館 (源泉1)137.0 (源泉2)132.0  平成7年3月8日
(16)御宿友喜美荘 155.4 平成17年1月12日
(17)旅館中村屋 
   (源泉1)208.3 (源泉2)274.5 平成17年1月12日
(18)やすらぎの宿 かどやRe 353.9 平成17年1月12日
(19)長生湯 539.3  平成17年1月12日
(20)天満湯 111.2 平成17年1月12日
(21)ラムネ温泉 (ラムネ温泉)781 平成13年5月25日
(ラムネ温泉第二源泉)669 平成17年7月22日(高温ラムネ温泉)510 平成17年7月22日
(22)ガニ湯 521.7 平成17年1月12日
(23)ドイツ村温泉 23.2 平成6年11月7日
(24)ドイツ村温泉(N02) 294.0 平成8年11月1日
(25)郷の湯旅館 176.0 平成11年12月15日
(26)長湯荘 169.0 平成元年1月19日
(27)河川プール露天風呂 270.0 平成3年7月5日
(28)新木本温泉 161.0 平成11年12月15日
(29)しず香温泉 423.0 昭和58年7月12日


 その数値を見ればわかるとおり、上記の全ての入浴施設が炭酸泉の基準値(湯1キロ中の二酸化炭素含有量が1000ミリグラム)に達していない。
 炭酸泉が全くない状況の中で、「日本一の炭酸泉」というキャッチコピーを使い続けてきたこと自体が理解に苦しむわけであるが、それに加えて「日本一の高濃度炭酸泉」「炭酸含有量日本一」「炭酸泉濃度日本一」などという明らかな虚偽の表示を使い続けてきたことは許しがたいことである。
 ところで、今回の新聞記事は「長湯温泉旅館組合および諸団体が県の行政指導を受けて、日本一の炭酸泉というキャッチコピーを使うことをやめる」という内容のものであったが、
 実は長湯温泉には、単一の温泉施設として極めて悪質な不当表示を行ってきた疑いのある施設がある。
 その施設がどこなのかは、いずれ明らかになるだろうが、その施設は単体として公正取引委員会に景品表示法違反の疑いで申告されている。
 その件に関しては、また別の機会で取り上げたい。


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