温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

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 前回のレポートの続きである。
 平成18年10月10日付けの竹田直入温泉連絡協議会会長および長湯温泉旅館組合組合長の回答書に書かれている炭酸泉調査の内容とはいかなるものであったのだろうか。
 その回答書には以下のように書かれているので、まずは、ご覧戴きたい。
 なお、下記の引用文章は太字部分も含めて、全て原文のままである。

 埋もれていた御沓氏らの活動に光を当てたのが昭和60年に行われた、蟆峅Δ砲茲訌換饕沙誓調査です。昭和63年に行われた蟆峅ΑΩ点ハ舵彁瓩痢屬笋辰僂蠶硬魏浩瑤脇本一」と題した講演会の主要部分は次のような内容でした。
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(前略)直入町におじゃまになりまして、全部で12ヶ所くらいの温泉を採取させていただきました。(中略)花王の中でも最も大きな栃木研究所で、分析してみたところだいたい長湯温泉は、1,000ppmから1,400ppmぐらいの、ということで、その他の炭酸泉を全部歩いてみたんですが、長湯温泉ほど高濃度でかつ温度が高く、お湯の量が豊富な温泉というのは、他にないということがわかりました。(中略)バブの場合はだいたい1錠で100ppmで、長湯温泉はだいたい平均しますと、1,200ppmと濃度が10倍以上あるということも、(後略)
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 いかがであろうか。
 驚いたことに、その回答書に書かれている炭酸含有量は、今まで定説になっていたバブの7倍(700ppm)ではなく、その数値の平均はバブの12倍にあたる1200ppmとなっている。
 この数値のズレは一体、どこからくるのであろうか。
 少なくとも、このレポートの(27)に紹介した昭和60年前後に長湯温泉で測定された9枚の分析書の平均値は400ppm程度で、ただの一箇所も炭酸泉の基準値を満たしたものはない。この分析書の数値の平均値と、上記回答書の平均値に至っては三倍ほどの差がある。
 何故、このような数値のズレが起こったのか定かではないが、確実にいえるのは、この中で唯一、客観的な資料になりうるものは大分県の登録分析機関である大分県公害衛生センターが作成した分析書であるということである。残念ながら、現時点では700ppm説も1200ppm説も単なる伝聞に過ぎず、客観的資料にはなりえない。

 もし、仮に上記回答書に書かれている1000〜1400ppmという数値が正しいものであったとしても、「源泉かけ流し」宣言の宣言文中にある「蟆峅Δ砲茲觝膿袈畭絏奮惻存海砲茲蝓炭酸泉含有量が日本一であると再度立証された。」という記述が誤りであることは確実である。
 何故なら、当時、すでに小屋原温泉(3100ppm、分析日:昭和55年2月4日)みちのく温泉(4004ppm、分析日:昭和56年7月18日)などの高濃度炭酸泉の温泉地の分析書が存在しており、1000〜1400ppmという凡庸な数値では、どう頑張っても炭酸泉含有量日本一にはなりえないからだ。
 ただし、この回答書に書かれている内容自体も、非常に疑わしいものであると言わざるを得ない。というのも、この回答書に書かれている内容と、昭和60年前後に測定された長湯温泉の分析書の数値が著しくかけ離れたものになっているからである。
 また、「その他の炭酸泉を全部歩いてみたんですが、長湯温泉ほど高濃度でかつ温度が高く、お湯の量が豊富な温泉というのは、他にない」という記述も非常に疑わしい。
 何故なら、源泉温度98℃、湧出量毎分9000L以上、炭酸含有量3160mg/kgと、濃度・温度・湧出量の三要素において、長湯温泉をはるかに凌駕する玉川温泉の存在があるからである。
 本当に、その当時、調査で「その他の炭酸泉を全部歩いてみた」のであれば、玉川温泉の存在は無視できないはずである。一体、玉川温泉の調査結果はどのようなものであったのだろうか。
 なお、「その他の炭酸泉を全部歩いてみた」という部分も事実に反する可能性が高い。実は、源泉かけ流し宣言の宣言文にも署名している長湯温泉の某有名旅館の経営者が、この時の実験に関して「花王の調査は、泡の湯・船小屋・有馬など全国で5箇所ほどしか調査していない」という旨の証言をしているからである。
 昭和60年当時において、日本全国に炭酸泉の温泉地は少なく見積もっても数十箇所あったはずで、たった5箇所程度しか調査していないのなら、「その他の炭酸泉を全部歩いてみた」ということにはならない。
 そもそも、全国に数十箇所ある炭酸泉の温泉地を5箇所程度調査しただけでは、あまりにも調査対象が少なすぎる。これでは、「全国炭酸泉調査」と銘打つ調査としては、あまりにも不十分な内容である。
 なお、この花王の「全国炭酸泉調査」というものは、その資料によって調査内容が著しく異なっていることがわかったので、本当の「全国炭酸泉調査」は具体的にどういったものであったのかということに関して、長湯温泉旅館組合及び花王株式会社に質問状を送っているが、今のところ全く回答がない。
 この調査の全容が明らかになれば、長湯温泉の不当表示がいつから始まったのかを知る重要な手がかりとなる。長湯温泉旅館組合及び花王株式会社は速やかに、この調査の全容を明らかにしていただきたい。


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