温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

 6月14日に長湯温泉で行われる「第3回源泉かけ流し全国温泉サミット」において、「源泉かけ流し」宣言の賛同立会人である札幌国際大学教授の松田忠徳氏が基調講演を行う予定になっている。
 松田忠徳氏は、「源泉かけ流し」宣言の宣言文の中では「日本初温泉教授」という名称で紹介されており、また、自らの著書の中でも、「わが国で唯一の温泉学教授」(「温泉教授の温泉ゼミナール」、2001年、光文社新書、P10参照)と名乗っている。
 松田氏は今までに自著の中で長湯温泉を盛んに取り上げて、紹介してきた。もちろん、松田氏が長湯温泉を盛んに取り上げ紹介してきたこと自体に問題はない。しかし、著書の中で長湯温泉に関して事実に反する記述を繰り返してきたことに関しては大きな責任があると言えるだろう。
 このレポートの(4)でも一度、取り上げたが、松田氏は「カラー版 温泉教授の日本全国温泉ガイド」(2002年、光文社新書)の中で、長湯温泉のことを「日本では珍しい高温で上質な炭酸泉が湧出する」(P372)と紹介している。
 しかし、この本が出版された2002年6月に長湯温泉に「炭酸泉」の入浴施設は全く存在しなかったので、この記述は明らかな誤りである。
 また、長湯温泉の老舗旅館、大丸旅館の内湯に関して「炭酸泉は、地表に湧出した瞬間からガスが抜けてしまうので、泉源から近いこの風呂はまさに理想的なあり方だ。高濃度の炭酸ガスが含まれた稀少な湯に、深々と浸かっていると、なんとも贅沢な気分になってくる」(P373〜374)と書かれているが、大丸旅館の内湯は遊離炭酸を132mg/kg含有する「マグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉」であり、「炭酸泉」とは言えない。また、この数値は、「炭酸泉」の基準値(遊離炭酸が1000mg/kg以上)のわずか13.2%でしかない。
 しかも、この内湯は源泉温度が46.7℃と高温のため、浴槽内の炭酸ガスはさらに減少しているはずである。それなのに、大丸旅館の内湯を「高濃度の炭酸ガスが含まれた稀少な湯」と書くのは理解に苦しむ。
 さらに、『源泉100%の炭酸泉があふれる「大丸旅館」の女性用大浴場と露天風呂(外)』(P374)との記述もあるが、上述したように大丸旅館の源泉は「炭酸泉」ではない。したがって、この記述も明らかな誤りである。
 上記のような大丸旅館に関する誤った記述を見ていると、松田氏は、果たして取材時に大丸旅館の分析書を確認したのかどうか疑問に思う。
 というのも、分析書の泉質名を見れば、簡単に大丸旅館の源泉が「炭酸泉」ではないことがわかるからである。
 なお、松田氏は同じ長湯温泉にある旅館「宿坊翡翠之庄」に関して、「湯は炭酸泉ではないが、美肌作りによい上質の透明な重曹泉が、内風呂や家族露天風呂などからあふれている。」(P374)と紹介しているが、この記述は正しい。
 それなのに、何故「宿坊翡翠之庄」と同様に「"非"炭酸泉」である「大丸旅館」を松田氏が「炭酸泉」として紹介したのか、何とも不可解である。


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事