温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

 前回に続き、今回も松田忠徳氏のことに関して書きたいと思う。
 前回のレポートでは、「カラー版 温泉教授の日本全国温泉ガイド」(2002年、光文社新書)を例にとり、長湯温泉に関する松田氏の著書の誤った記述箇所を指摘した。
 しかし、松田氏の誤った記述箇所は何もこれだけではない。
 例えば、「温泉教授の温泉ゼミナール」(2001年、光文社新書)には「わが国では珍しく高温の炭酸泉が湧出していて」(P79)という記述が見られるし、「ホンモノの温泉は、ここにある」(2004年、光文社新書)では、「しかし日本一の高温炭酸泉は、いまや直入町を全国区にまで押し上げようとしている」(p201)という記述箇所がある。言うまでもないことであるが、これらの文章はいずれも誤りである。
 さらに、「これは、温泉ではない」(2004年、光文社新書)という著書の中には、長湯温泉に関して、以下のような記述箇所がある。

そしてそこには日本で唯一、高温の炭酸泉がこんこんと湧き出ている。」(P194)
五十度近くの高温の炭酸泉が湧くのは、日本ではここ長湯温泉だけである。」(P194)


 上記文章で松田氏は、高温の「炭酸泉」が湧き出しているのは長湯温泉だけときっぱりと断言しているが、源泉温度が40℃以上ある高温の「炭酸泉」は、国内だけでも、

青森県・酸ヶ湯温泉(源泉温度52.3℃、CO2=1650mg/kg)、
岩手県・新安比温泉(源泉温度53℃、CO2=1168mg/kg)
秋田県・玉川温泉(源泉温度98℃、CO2=3160mg/kg)、
山形県・泡の湯温泉(源泉温度40.1℃、CO2=1116mg/kg)、
福島県・八町温泉(源泉温度43.6℃、CO2=1387mg/kg)、
青森県・みちのく温泉(源泉温度60℃、CO2=4004mg/kg)、
大分県・山香温泉風の郷(源泉温度47.6℃、CO2=4053mg/kg)、
和歌山県・白浜温泉生絹湯 (源泉温度67.3℃ CO2=1097mg/kg)


など多数ある。したがって、上記の松田氏の文章は明らかに事実に反する。
 しかも、この本が出版された2004年1月の時点で、長湯温泉には「炭酸泉」の入浴施設は存在しなかったので、長湯温泉を「炭酸泉」と書くこと自体が誤りである。
 したがって、長湯温泉のことを「日本で唯一、高温の炭酸泉」とするのは二重の誤りということになる。

 以上のように、松田氏は長湯温泉に関して、その著書の中で事実に反する記述を繰り返してきた。
 自ら「わが国で唯一の温泉学教授」と称するなど温泉の専門家を自負する松田氏が、自らの著書で長湯温泉に関して誤った記述を繰り返してきたことで、結果的に松田氏自身の誤った認識が、あたかも事実のようにそのまま世間一般に受け取られてきた側面は否定できない。
そういう意味では、松田氏の責任は極めて重いといえるだろう。
 実は、松田氏の著書には、今回の長湯温泉の件に限らず、事実に反する記述がいくつも見うけられる。それも単なる誤字・脱字などというレベルの誤りではなく、泉質名が間違っていたりするなど、温泉に関する基本的な知識が欠落しているのではないかと首を傾げたくなるレベルの誤りなのである。
 その点に関しては、いずれ、また機会を改めてこのブログで取り上げる予定である。

 先の「第3回源泉かけ流し全国温泉サミット」の基調講演において、松田氏には、上記に挙げた自著における事実に反する記述の件はもちろんのこと、虚偽の記述のある平成18年5月24日の「源泉かけ流し」宣言の宣言文に、どのような意図を持って賛同立会人として署名したのかという点も含めて、是非とも説明責任を果たしていただきたい。


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事