温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

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 週刊現代の2007年12月1日号で「捏造疑惑」が報じられたラムネ温泉館で、また新たな疑惑が浮上している。
 ラムネ温泉館にある、「掘削自噴」の低温源泉が、不可解なことに、2年1ヶ月の時を経て突如、「自然湧出」の源泉へと変化していたのである。


 これは一体どういうことなのだろうか。
 詳しく見ていこう。
 日本天然温泉審査機構の審査によって、日本温泉協会が2003年(平成15年)5月1日に発行したラムネ温泉の天然温泉利用証によると、ラムネ温泉の源泉の源泉名の欄には「ラムネ温泉(掘削自噴)」と明記されており、このことからラムネ温泉の源泉の湧出形態は掘削自噴だということがわかる。また、泉温は33℃となっているから、この源泉は低温源泉だということもあわせて理解できる。<上記写真1参照>
  このラムネ温泉の天然温泉利用証は、日本温泉協会のホームページで現在、公開されている。詳細に関しては以下のPDFファイルをご参照いただきたい。
http://www.spa.or.jp/kanban/pdf-file/nagayu/ramuneonsen.pdf
 ラムネ温泉の低温源泉が掘削自噴であるいうことを裏付ける資料がもう一つある。それは、平成13年5月25日発行の大分県衛生環境研究センターによる分析書(衛環研第19号の5)である。 
 その分析書によると、ラムネ温泉は泉温32.8℃(自噴、掘削200m)で、湧出量は毎分188l/minと明記されており、このことからもラムネ温泉の低温源泉が掘削自噴だということがわかる。

 ところが、それからちょうど2年1ヶ月後に同じく日本温泉協会から発行されたラムネ温泉の新しい天然温泉利用証(発行日:2005年6月1日)を見ると、驚いたことにその湧出形態が突如、「掘削自噴」から「自然湧出」に変化しているのである。<上記写真2参照>
 この天然温泉利用証によると、ラムネ温泉は泉質がマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉で、泉温が32.8℃、湧出量が毎分188リットルと明記されており、これは平成13年5月25日に大分県衛生環境研究センターが作成した分析書の数値と一致する。また、源泉の住所も分析書に書かれてある住所と同一のものであるので、分析書の源泉と、この天然温泉利用証の源泉は同一のものだということがわかる。
 ところが、前述したように、その同じ源泉の湧出形態が急遽、「掘削自噴」から「自然湧出」へと書き換えられえているのである。
 「掘削自噴」の源泉が「自然湧出」に変化するいうことは、常識的には考えられないことである。

 私が普段、親しくしている大分県の某温泉施設の経営者にその話をすると「それはありえない。掘削したものが自然湧出になるなんて太陽が西から昇るようなものだ。」と一笑に付された。
 また、大分県の某保健所の担当者からは「自然湧出というのは人間が何も手を加えずに自然に源泉が湧き出ているという状態で、極めて貴重なもの。一方、掘削自噴というのは人為的に掘削した結果源泉が出てきたものだから自然湧出とは全く形態が違う。掘削自噴だった源泉が自然湧出になるなんてありえない」と言われた。
 確かにそうであろう。自然湧出の源泉が枯渇した結果、人為的に掘削し、その結果、源泉が自噴するというような湧出形態の変化はありうるだろうが、その逆はありえないはずである。
 この件に関して、ラムネ温泉館及び日本温泉協会に問い合わせているが、未だにきちんとした説明がないままである。
 このままでは、この天然温泉利用証自体の信頼が失われかねないので、ラムネ温泉館および日本温泉協会には早急に、納得のいく説明を求めるものである。

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 大丸旅館の分析書改ざんに関するレポートの続きを作成していたら、衝撃のニュースが飛び込んできた。
 昨日(2007年11月19日)発売の週刊現代の記事で、長湯温泉が取り上げられていたのだ。
 タイトルは『「日本一の炭酸泉」長湯温泉に「捏造疑惑」』というもので、記事の内容は本年4月25日、「日本一の炭酸泉」のキャッチフレーズを長湯温泉が使わないように大分県が行政指導をしたにも関わらず、未だに現地では「日本一の炭酸泉」を標榜する看板が掲げられていることや、「ラムネ温泉館」の遊離炭酸の数値が不自然なほど増加している事実などを取り上げている。
 しかし、一番驚いたのは、「ラムネ温泉館」の男女別脱衣場に監視カメラが設置されていたという記事内容である。
 男女別脱衣場に監視カメラが設置されていたということは、不特定多数の男女の裸体が監視カメラに撮影されていたということで、常識では考えられないことである。

 このラムネ温泉館の経営者は記者の問いかけに対して、「盗難が相次いだので、男女ともに脱衣場にカメラを設置した」とコメントしているが、脱衣場に監視カメラを設置する発想が一体どこから出てきたのか、理解に苦しむ。
 盗難対策のために監視カメラを設置するなら、脱衣場の入り口や、温泉館のエントランスに設置するべきであろう。
 いずれにせよ、いつから脱衣場に監視カメラが設置されていたのか、そして、監視カメラによって撮影された映像は現在、どうなっているのかが一般利用者としては気になるところである。

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 以前、長湯にあるラムネ温泉館で、分析機関が作成した分析書の内容を著しく改ざんした虚偽の分析表が館内に掲示されていた事実をこのレポートで報告した(※1)が、長湯温泉の有名旅館「大丸旅館」の館内においても、分析書の原本を著しく改ざんした分析表が館内に掲示されていたことが判明した。
 改ざんされた分析書は平成7年4月14日に大分県衛生環境研究センターにより作成されたものである。
 なお、この分析書は大分県竹田保健所にも提出されており、大丸旅館の温泉利用許可台帳(台帳番号93)の「掲示内容」の項目にも、この分析書の原本に準じた内容が記載されている。
 それでは、一体分析書のどの部分が改ざんされていたのか。
 改ざんされていた内容は以下の通りである。
 
--------------------------------------------------------
(1)申請者名を変更
(2)分析書の日付を「平成7年4月14日」から「平成18年10月11日」に改ざん
(3)分析機関名を「大分県衛生環境研究センター」から「社団法人 大分県薬剤師会」に改ざん
(4)炭酸水素イオンの数値を「2510.0」から「1630.0」に改ざん
(5)遊離炭酸の数値を「132.0」から「739.0」に改ざん
(6)浴用の禁忌症の欄にある「重い心臓病」を削除。
(7)浴用上の注意事項にある「原則として、次の疾患の者は高温浴(42℃以上)を禁忌とする。高度の動脈硬化症 高血圧症 心臓病」という部分を削除。

--------------------------------------------------------
 さらに、保健所に提出されている大丸旅館の分析書別表には、「飲用の適応症」「飲用の禁忌症」「飲用上の注意事項」の欄に「この温泉は飲用の許可を受けていないので飲用しないでください。」と記載されていた。
 ところが、大丸旅館の館内に掲示されていた分析表の「飲用の適応症」の欄には「慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病」とあたかもこの源泉が飲用できるかのように書きかえられており、さらに、「飲用の禁忌症」の欄も「肝臓病、その他一般にむくみあるもの」と、書きかえられていた。

 今回の分析書の改ざんは、以前に報告したラムネ温泉館の分析書改ざん事件と同様に、温泉法第14条第1項の規定に違反するものが複数含まれているが、分析年月日や分析機関名、そして分析書の数値までも改ざんしている点において、ラムネ温泉館の分析書改ざん事件よりさらに悪質なものといえる。
 保健所に提出された分析書の原本の複写と館内に掲示されていた分析表を見比べると、その改ざんの内容がはっきりとわかるが、これは分析書の改ざんというよりも、もはや分析書の偽装あるいは捏造と言っても言い過ぎではないだろう。
 次回のレポートでは、この大丸旅館の分析書改ざんをより詳細に掘り下げて解説していくとともに、その偽装が行われた背景や、長湯温泉における一連の不正行為に関しての行政側の対応にも言及していきたい。

(※1)詳細に関しては、当ブログの温泉レポート”長湯温泉は「日本一の炭酸泉」か?”の(19)〜(21)を参照されたい。

<写真の解説>大丸旅館の男女別浴場の脱衣場に掲示されていた、偽装分析表。(大丸旅館にて2007年9月撮影)

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湯元 宝寿温泉 ★★★★
 宝寿温泉は秋の宮温泉郷を形成する十二秘湯の中の一つに数えられている。
 ただし、十二秘湯とはいっても、国道108号線沿いに面しているので、それほど秘湯の雰囲気は感じられない。
 まずは、近くにあるドライブイン「ラ・フォーレ峠の駅」で入浴券を買って、200メートル先にある温泉施設に行くシステムである。
 浴場内に入ると、小さな正方形型の浴槽があり、浴槽内に豪快に源泉が注がれている。
 湯口の源泉は、新鮮な金気臭がして、飲んでみると微弱金気+塩+エグ味がしたが、味覚レベルは弱い。浴槽内の湯は黄褐色(黄土色)で、特徴のある色をしている。
 泉温はやや温めに感じた。加水なしの源泉100%かけ流しというのが嬉しい。
 分析書(日付:平成12年8月28日)は何故か一部分しか掲示されていなかったが、それによると、宝寿温泉の泉質名は、ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉で、成分総計は2325.9mg/kgである。
 泉温は50.1℃(調査時の気温25℃)、PH値は7.0と記載されていた。湧出形態は掘削動力揚湯で、湧出量は毎分170リットルもある。湧出量は比較的豊富といえるだろう。
 正方形型の浴槽のある部屋から、さらに奥に進むと、今度は長方形型の浴槽がある。一見、露天風呂のようでもあるが、屋根があるので厳密に言えば露天風呂とは言えないだろう。ただし、天井が高くなっているので、換気は良い。
 この奥の浴槽には、手前の浴槽からかけ流された湯が使用されているので新鮮味は弱まっているが、泉温がさらに温めになっているので、長湯には最適である。
 宝寿温泉は個性的な源泉を持っており、また源泉の使い方も良かったので、総合評価を高評価の★★★★とした。また、機会があれば、立ち寄ってみたい温泉施設である。
(訪問日:2007年9月16日)

住所:秋田県湯沢市秋ノ宮字畑45
電話番号:0183-56-2733
料金:大人380円(子供200円、幼児無料)
営業時間:6:00-19:00
定休日:12月中旬〜3月下旬(要問い合わせ)

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 2005年(平成17年)8月のリニューアルオープン後、約1年8カ月間にわたって無許可で飲泉利用をしていたラムネ温泉館が、その後、新たに飲用許可を取得したことが判明した。
 新たに飲用許可を取得した源泉は以下の二源泉である。

ラムネ1号線(※1) 平成19年4月24日取得
大丸外湯「高温ラムネ温泉」 平成19年8月2日取得


 これによりラムネ温泉館は、飲用許可を取得した源泉については、「公共の飲用に供する」ことができるようになったわけである。
 しかし、ラムネ温泉館が長期間にわたって飲用許可を取らずに「公共の飲用に供していた」事実は消えることがない。
 この事実は、2007年(平成19年)4月8日付けで、大分県景観自然室に報告されている。温泉法第十三条に違反するこの違法行為に関して、行政がいかなる処置を講ずるのか、今後も注意深く見守っていく必要性があるだろう。
 
 なお、「奥豊後温泉文化伝」(2005年3月発行、2006年3月改訂版発行、竹田直入温泉連絡協議会)において、飲用許可を取得せずに飲泉可能のマークを表示していた施設がさらに二箇所あることが判明した。
 その施設は以下の二箇所である。

(1)丸長旅館 
(2)旅館紅葉館


 温泉利用許可台帳の写しによると、この二施設は、同じ源泉を使用していることになっており、「旅館紅葉館」は2000年(平成12年)2月22日に浴用許可を、「丸長旅館」は2004年(平成16年)11月8日に同じく浴用許可を取得しているが、この時点で飲用許可は取得されていない。
 「奥豊後温泉文化伝」が発行された2005年3月、2006年3月当時においても両施設が飲用許可を取得したという記録はなく、この二施設も飲用許可を受けずに飲泉可能と表示して営業していたということがわかった
 ただし、この二施設は新たに作成された台帳(※2)によると、2007年(平成19年)5月14日の日付で飲用許可を取得している。
 そうすると、このレポートでラムネ温泉の無許可飲泉利用の事実を公表した2007年4月6日から一ヶ月あまり経った時期に飲用許可が取得されたことになるわけであるが、これほど簡単に飲用許可が取得できるのなら、何故「丸長旅館」と「旅館紅葉館」は長期間にわたり飲用許可を取得せずに、飲用可能の表示をして営業を続けてきたのだろうか。
 温泉を公共の浴用に供する場合、そして飲用に供する場合の双方において、許可が必要なのは温泉法の第十三条に明記されている。長湯温泉のいくつかの旅館・施設が、温泉を利用する上で最も基本的なこの手続きをおろそかにしていたことは、誠に残念である。
 
(※1)ラムネ1号」が正しいと思うが、温泉利用許可台帳の源泉名には「ラムネ1号」と書かれているのでそのまま引用した。
(※2)丸長旅館が「丸長旅館 家族湯」として台帳番号125の台帳に、紅葉館が「旅館紅葉館」として台帳番号126の台帳にそれぞれ記載されている。

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