温泉バカンス

不当表示、分析書改ざん、無許可飲泉利用など長湯温泉で現在起こっている一連の問題を温泉レポートにて徹底追及中!

岡山県の温泉(4)

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あわくら温泉 元湯  ★

 岡山県の西粟倉村にあるあわくら温泉元湯は、一年ほど前に訪問を試みたが、その時はたまたま営業をしていなかったため入れなかった温泉施設である。
 今回は、事前に電話確認して出かけたので、無事入湯できた。
 あわくら温泉元湯は川沿いにある簡素な温泉施設で、宿泊も可能だ。
また、建物の前に源泉の自動販売機があるので、そこで源泉を汲んで家の風呂で楽しむこともできる。
 風呂は内湯のみのシンプルな構成である。
 分析表(分析日:平成13年9月19日《湧出地》・11月5日《試験室》)によると、あわくら温泉元湯は泉温20.8℃(気温27℃)の単純弱放射能泉である。
 成分総計は347.2mg/kgで、PHは8.1。
 主成分はナトリウムイオン82.2mg(82.25ミリバル%)、炭酸水素イオン159mg(56・62ミリバル%)、塩素イオン46.9mg(28.63ミリバル%)、他にカルシウムイオン12mg(14.39ミリバル%)、メタケイ酸20.4mg(0.26ミリモル)等も含有する。
 正方形のタイル張り浴槽に入れられた湯は無色透明無味無臭で、温泉らしさはほとんど感じられなかった。温泉らしさを強いてあげれば弱いつるつる感があったことぐらいか。浴槽はジェットバス付きで、換気は良くなかった。
 加温・循環・塩素消毒の三点セットだったのが残念に思われたが、それでもカルキ臭がしなかったのは幸いであった。
 館内には昭和44年12月26日付けの岡山県衛生研究所による古い分析表も掲示されていたのが印象的だった。また、外の温泉販売機の横に中央温泉研究所による温泉分析表も掲示されており、(分析日:平成元年6月29日&9月14日)そこには泉温21.1℃(気温26℃)の弱放射能冷鉱泉で、湧出地のPHが9.2、湧出量は毎分145L(掘削・動力揚湯)と明記されていた。
 面白く思ったのは、中央温泉研究所の現所長である甘露寺泰雄氏がこのあわくら温泉の湧出地・および試験室の試験者であったことである。甘露寺氏の下積み時代が垣間見られたようで微笑ましかった。
<訪問日:2006年11月21日>


住所:岡山県英田郡西粟倉村影石2050
電話番号:0868-79-2129
料金:大人400円
営業時間:9:00-18:00

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真賀温泉 真賀温泉館 ★★★★

 湯原温泉郷の南端に位置する真賀温泉は、昔ながらの湯治場の佇まいを色濃く残す鄙びた温泉地だ。現在、真賀温泉には旅館が数件と、共同浴場が一軒あり、共同浴場の真賀温泉館では、今でも低料金で、加温・加水なしの源泉100%掛け流しの湯が楽しめる。
 真賀温泉館には「幕湯」と呼ばれる岩作りの混浴浴槽と、男女別の普通湯、そして貸切湯がある。浴槽の湧出口はいずれも浴槽の下にあり、長い竹筒から新鮮な源泉が浴槽内に注がれている。無色透明無味無臭の源泉は、柔らかでまろやかな印象を受ける。弱いつるつる感もあり、個性は少ないが良い湯である。飲むとやや甘みのある飲みやすい味であった。
 温泉館の入り口にあった手書きの分析表(平成元年二月二十日)によると、真賀温泉は源泉温度39.2℃(気温4.1℃)のアルカリ性単純温泉である。自然湧出の源泉の湧出量は毎分205Lで、主成分はナトリウムイオン36.8mg、塩素イオン16.7mg、硫酸イオン17.3mg、炭酸イオン15.3mgなど。成分総計の明記はなかったが、成分量は極めて少ないといえるだろう。
 入り口にあった分析表とは別に、館内にも手書きの分析表があったが、こちらには分析日は明記されていなかった。それによると、泉温は40.5℃で、温泉成分の数値も入り口にある分析表とは微妙に異なっていた。ただし、湧出量と成分名は同一であった。
 真賀温泉に入るのならば、幕湯がいいという声を良く聞くが、普通湯と幕湯との湯質の違いはそれほど感じられなかった。しかし、いずれにせよ非加熱の源泉100%掛け流しで、どちらも良い源泉の使い方であることに変わりはない。
 幕湯・普通湯とも浴槽は小さいが、深さが十分にある。共同浴場で、これほどの深さがある浴槽というのも極めて珍しい。
 営業時間の長さ、料金の安さ、源泉の湯質、源泉の使い方などが極めて優れている真賀温泉館は、全国の共同浴場の鏡というべき存在である。館内には有名人のサインが何枚も飾られていたが、それだけ有名人にも愛好者が多いということなのであろう。これからも、ずっとこのような素朴で素晴らしい共同浴場を維持して欲しいものである。
(訪問日:2005年6月26日)

営業時間 7:00〜22:00
入浴料:普通湯:大人150円、小人(3歳〜小学生)100円
幕湯:大人250円、小人150円
貸切風呂:1時間1000円(追加1名200円、入浴料別)
住所:岡山県真庭市仲間181
TEL:0867-62-2953

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下湯原温泉ひまわり館 ★★★
 
 湯原温泉郷には砂湯のある湯原温泉をはじめ、郷録温泉、真賀温泉などの名湯があり、岡山県を代表する温泉郷を形成している。下湯原温泉はその中で最も歴史の浅い温泉地で、平成元年に調査のためボーリングしていたところ、地下27メートル付近で突然源泉が噴出して誕生したというエピソードを持っている。湯原温泉郷の温泉は概して、PH値の高いアルカリ性単純泉が多いが、下湯原温泉もその例にもれず、PH9.3とPH値の高いアルカリ性単純泉である。
 その下湯原の日帰り入浴施設が「ひまわり館」で、オープンは平成10年10月と比較的新しい。ひまわり館は大きな男女別の露天風呂があるだけの簡素な施設で、露天風呂には一部、屋根がついている部分があるので雨天時はこの屋根の下に入れば、濡れなくてすむ。露天風呂の大きさは広い方に分類されるだろう。私が入浴した時、湯温は適温であったが、掲示を見ると、循環・加温していると書かれていた。浴槽を確認してみると確かに、浴槽下に吸い込み口があった。しかし、かなりの量の湯が浴槽からオーバーフローしており、循環と掛け流しの併用式ではないかと推測される。(後で、受け付けのおばさんに確認すると、オーバーフローした湯は循環せずに、そのまま掛け捨てしているとのことであった。)また、塩素系薬剤を使用していると掲示されてたが、塩素臭はほとんど感じられなかった。湯は清潔そのもので、併用式ではあっても、豊富な湧出量を活かした掛け流し量の多い併用式であると言えるだろう。
 分析表(平成元年2月20日)によると、下湯原温泉は泉温38.4℃のアルカリ性単純温泉である。湧出量は毎分1600Lと極めて豊富だ。湯には、はっきりとしたつるつる感があり、微かな硫黄臭がして、舐めると卵味のする良い源泉であった。シャワーも源泉を使っているのが良い。主成分はナトリウムイオン64.4mg、塩素イオン42.6mg、硫酸イオン23.0mg、炭酸水素イオン39.7mg、炭酸イオン12mg、メタケイ酸55.9mgなどで、成分総計は240mg/kgである。成分総計は少ないが、はっきりと温泉らしさは感じられた。源泉温度が低いため加温されてはいるが、加水されていないのが良い。温度管理のために浴槽内の湯が一部、循環しているのは残念だが、湯質は思ったより新鮮で、良く感じた。
 なお、ひまわり館にはペット専用露天風呂もあるとのことである。
<訪問日:2005年6月11日>

住所:岡山県真庭郡湯原町下湯原24−1
電話:0867−62−7080
営業時間:10:00〜22:00
定休日:毎週火曜日及び年末年始
入浴料金:大人420円 

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FILE#15 奥津温泉 東和楼

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奥津温泉 東和楼 ★★★★★

 湯郷、湯原と共に美作三湯に数えられる奥津温泉は、美作三湯の中で最も俗化されておらず、全く歓楽的な雰囲気がない。小規模な旅館が数件、川沿いに肩を並べている姿は古き良き日本の温泉街の佇まいがある。そして、どこか寂しく、どこか切ない哀愁の温泉街の香りも漂っている。
 俗化が進まなかったため、昔からある宿の内湯も昔ながらの源泉掛け流しを守っている。これができるのも十分な湯量と適度な泉温に恵まれているからであり、俗化しなかったのはむしろ幸運だったと言うべきであろう。
 昭和3年創業の老舗宿「東和楼」は、温泉街の中で、名宿で風格のある外観の奥津荘と、小奇麗な外観の河鹿園に囲まれている。外観は奥津荘のように昔ながらの立派な佇まいを残しているが、旅館内部の老朽化はかなり進んでいる。
 この宿の名物は内湯の天然岩風呂だ。一階の階段を下りて、白い不思議なトンネルを抜けると男女別に別れた内湯の入り口がある。岩風呂は小さいが、立てるほど深く、湯船の下にあるパイプから無色透明の源泉が勢い良く溢れている。掛け流しの量は多量である。泉温は温すぎず、熱すぎずのまろやかな極上の湯で、湯の新鮮さを証明するように、多数の泡付きがあった。アルカリ性単純泉特有の弱いつるつる感もある。この源泉は飲んでみても、柔らかく甘い味がして美味であった。臭いは全くない。
 掲示されている手書きの分析表は昭和37年5月7日の日付になっている。何と40年以上前の古い分析表である。その分析表によると源泉はPH9.2で、泉温42.6℃(気温12℃)の単純温泉(※緩和性低張高温泉)で、成分総計はわずか141.904mg/kgである。ラドンも0.956マッへ含んでいる。湧出量は毎分105Lで、源泉は男湯の地下40メートルにあるとのこと。男女別の内湯の他に家族風呂もある。
 源泉の使い方は加水・加温・循環・塩素消毒なしの完全な源泉100%掛け流しなので、最良である。また、温泉の泉質に関しても間違いなく一級品である。
 「東和楼」は日本を代表する単純泉の名泉であり、温泉好きな旅人がその湯に惹かれ、何度でも再訪したくなる宿だと感じた。私自身も気に入って、既に二回も訪問している。また、この宿の女将さんも非常にフレンドリーな人柄の方で、好感を持った。
※「低張」というより「低張性」という方が妥当と思われるが、温泉分析表に書かれていたものを、原文のまま引用した。
<訪問日:2005年3月1日>

住所:〒708-0503 岡山県苫田郡奥津町奥津53
電話番号:0868-52-0031
日帰り入浴 10:00〜16:00
料金 大人:500円

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