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さて、これまでは印鑑証明を白紙の状態で渡してしまうと、
第三者に盗用される危険性があると述べてきた。 今回は、第三者の勧誘しないケースについて。
つまり、アナタが署名して実印を捺印した書類それ自体に問題が生じるケース。 たぶん、現代の日本社会では
ままあることだと思われるが、書類の空欄を完全に埋めないで 署名・捺印して印鑑証明を添付して提出してしまうケース。 こういうことって、けっこうあると思う。 例えば、銀行などへ提出する書類の場合、 最初から定型が決まっていて、 銀行員に「ここと、ここに記入して下さい」と言われて 鉛筆で囲んで貰った場所だけ埋めていったりすること。 これは、実際体験してみてわかったけど 相続の場合でもご同様で------。 困るのは、必要な箇所が全部埋められなままに
複数の相続人の間で書類がやりとりされる場合で、 やたら空欄が多いままの書類に署名して実印を押し、印鑑証明を 添付してあとの手続きを相続人代表に委ねたりすることになる。 でも、これって性善説を前提にしたシステムだなあ・・・と思う。
みんななんとなく、銀行員が鉛筆で丸を付けなかった部分は 放置したままでいいと考えて放置するよね。 でも、私などは
署名・捺印と印鑑証明を求める以上は、本来なら署名・捺印蘭以外は 全部埋めて空欄を無くしておいて欲しいところなのだけど。 つまり、空欄になる部分は、本当に不要なら二重線で消すなどして 確実に署名・捺印した後の書き込みが不可能な状態にして欲しい。 なぜって・・・これって、後から空欄を誰かが好きに埋めちゃった
ような場合でも、出来上がった書類のカタチだけ見れば、 その内容に同意した上で署名・捺印して印鑑証明を添付したように見えるから。 つまり、後になって「ちょっと、合意した内容とハナシが違うよ!」
と言っても後の祭りになっちゃうんじゃあ?と心配になるから。 だって、合意していないと証明すること、ちょっと難しくないですか? そういうことを防止するためにも、
前回まで述べてきたような文言を印鑑証明に書いてしまって 目的を限定するという方法は有効だと考えるのだけど。 ------あ。もちろん、この場合の「目的」は具体的に書かないとダメですよ。
例えば銀行の「相続預金払い戻し依頼書」に 単に「相続手続きのため」と書きこんだのでは、抽象的すぎて 目的が限定出来ない恐れがあるので。(書類の白紙部分を勝手に 埋められた場合に齟齬を生じる内容にした方がいいと思う) さて。
なんと書き込むかは御自身で責任を持ってアタマを悩ませて下さい。
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