素人の、初めての民事手続き

体当たり体験記。最近は印鑑証明への書き込みについても実験中

素人の民事手続き【総括編】

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調停→裁判→併合申立→裁判終了という一連の手続きを総括。調停・裁判費用についても具体的な金額を出しました。
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 和解金の支払いから、約2ヶ月。
この間、いろいろと考えることはあった。

 例えば、収支を計算してみて「やっぱりもう少し貰うんだった...」とか。

(和解案に応じると言ったときに、妙に裁判官が嬉しそうに当方に対して
「ありがとうございます」等と言っていたし(笑)。)

 あるいは、同じマンションの住人に「今回のことを教えちゃおうかな...」とか。
おそらく大家と不動産会社は同じ様な対応をしていると思われるので、
同じように争えば、少なくとも敷金分は戻ってくる可能性が高い。

 後者は、今のところ実践していない(笑)。


 それにしても、裁判中はいろいろ考えたし、
おそらく裁判が原因の一つであると思われる体調不良に陥ることもあった。

(裁判中に原因不明の目眩に悩まされることになり、
今でも気をつけないとまた症状が出てしまう状態だ。
裁判は長丁場、しかも締切があるものなので
多少の体調不良があっても多少の無理はしなくてはならなくなる。
なので結果として長引かせることになってしまった気がする。)


 だから----戦わない、忘れる、というのも1つの選択肢であると思う。

 その一方で、戦えば確実に戻ってくるものもあるのに
大家の『言い値』を払うことになるのはやはり悔しくないですか?とも思う。

 これまでの記事をご覧の方はご存知だと思うが、私の場合も
調停を申し立てただけで、不動産屋はほぼ敷金全額に当たる金額を
支払うと言ってきたのだから。(それでも裁判にしたのは、
ご存知の通り、私の場合は敷金返還以外の部分も争っていたからだ)


 だから私は、戦いたい気持ちはあるけど戦い方がわからないという後輩のために
このブログを書いてきたつもりだ。なので、最後にこの言葉を。


 ■このつたない体験記が、どなたかのご参考になれば幸いです。■



P.S.このブログはHpの方に順次移動します。↓

  『素人の、初めての民事手続き』
  http://greenworld2199.web.fc2.com/minji/index.htm

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弁護士さんの探し方

 弁護士さんに知り合いがいるという人間ならいいが、
なかなかそういう人も少ないと思う。また、知り合いがいることはいるのだが
諸事情でその人には事情を知られたくないので...という人もいると思う。

 そこで、「さてどうやったらいい弁護士さんにあたるのだろうか」と
ゼロからのスタートということになると思う。私も、多少事情は違うが
そうやって探したといっていい一人である。

 そして、その結果として思ったのは
とにかく何人かの弁護士さんに実際に会ってみることが重要だということ。

 その中で、なんとなく「この弁護士さんだったら...」という
感じがつかめてくるかもしれないからだ。

(もちろん、具体的な相談を持っていかれることをお勧めする。それへの対応で
その弁護士さんの価値観・依頼人への態度などが見えることがあるからだ)

 もちろん、人間であるから、
100パーセントバッチリ息が合う、なんてことは皆無だと思う。
特に、裁判などという、一般人にとっては人生における一大事に
一緒に立ち向かうパートナーを捜そうとしているわけだから。
しかも、相手は初対面の人間である。

 私の場合は、結局3人の弁護士さんにお会いした。
この中には、たまたまお会いした人もいたし、「この人ならどうだろう?」と
考えた上でお会いした人もいた。

 後者について、「知り合いじゃないのにどうやって?」と
疑問をもたれるかもしれないが、そこはネット社会。最近ではHPを
もたれている弁護士さんも多い。また、ごくごく少数派だが
中にはHP内に掲示板を設けいる弁護士さんもいる。

 そしてそういったHPには、その弁護士さんの人柄が反映されている
と思われる。特に、個人的な意見など書き込まれている場合は
その人の価値観がかなり出てくるので、「このひとならどうだろう?」と
思える人を捜して、実際にメールを出す等して感触を確かめてみるという方法もある。

 ただ、注意しなければならないのは、自治体の無料相談等の場合、
そのままその弁護士さんにお願いすることはできない場合がある
らしいということ。その点は、前もって確認した方がいいかもしれない。

 それでも、映画やドラマの中でしか見ることの無かった弁護士さんが
現実にはどういう感じで一般人に対応してくれるのか、感触を掴む一助にはなると思う。
また、何人かにお会いする場合の比較対象(といっては失礼かもしれないが)
にはなってくれる。

 というわけで、(これについては前回・前々回参照)
証明責任の見地からも、本人訴訟でやる場合には、
「少額訴訟に向く裁判(過去の書き込み参照)」あたりの
単純な事件がラクだと思う。

 借金の返済を求めるのには、
「借用書」やそれに準ずるもの(相手が「返す」と言っているテープ等?)があれば、
金銭の貸し借りや返済の約束があったことは証明出来るとほぼ言えるだろう。

 また、敷金返還請求についても、
契約書に特約が書かれていなければ、全額返金が原則であるし
(ただし、賃借人の故意・過失で汚損してしまった場合は別)、
特約があっても、最近は特約の成立を容易に認めず、内容を限定する判例も出ている
(バラつきがあるのが悩ましいところだが)。

 だから、必ずしも特約が全面的に無効になるとは断言できないとしても、
交渉の余地はある。そして、そのことは実は不動産会社等のプロこそが
充分に認識しているはずなのだ。つまり、「この特約は無効なので払いません」と
言われる可能性を認識しつつ、それでもなお特約にサインを求めている場合も
多いと思う。賃借人側が、不動産会社の『言い値』の返金だけを受けて、
『大人しい子羊』然としてくれることを期待して...。

 閑話休題。

 というわけで、特約がなければ、契約書と「敷金の受け取り」を示して、
賃貸人側に全額返還の義務があることを主張すればいいと思う。
賃借人の故意・過失による汚損等があるために「全額返還の義務はない」
ということは、例外的事情なので賃貸人側に証明責任があると思われるので。

 特約がある場合でも、基本的に示すものは同じで、あとは
特約が成立しているのか、等の争いになると思う。

 ----あ、しつこいですが私は素人なので、
そのまま鵜呑みにはしないでくれぐれもご自分の責任で行動して下さいね。

 例えば先の例で、体調不良を訴えた住民がいるとして、
『客観的な証拠』というものはどういうものなのだろうか。

 例えば、その住民は不眠や頭痛を訴えているとする。

 医師の診断書があっても、それは
「その人がそういう症状があると訴えている」と示すに過ぎないことが
多いのではないか。
((1)本当にそういう症状があるの? (2)本当にそれが原因なの?という問題が残る)

 物理力が加わった場合----例えば交通事故にあって骨折したというのであれば、
自動車によって物理的な力が加わっているのだから、その事故で
骨折が生じたという『客観的な証拠』を示すのは比較的容易だろう。
 つまり、レントゲンを撮れば
(1)本当にそういう症状があることは客観的にわかるし、
もともと骨折していたというような事情がない限り、
(2)事故が原因であることも客観的にわかると言っていいだろうから。

 でも、物理力が加わっていない場合は?

「具合が悪いって口で言っているだけじゃないの?」とか
「その不眠や頭痛は、ほんとうに被告が原因なの?それを証明できる?」
と言われたら、かなり難しいことになる気がする。
(頭痛や不眠の原因について、突きつめて調査する例はそれほど無い気が
する。調べるとすると、脳波か何かを計測して、原因と考えられる因子を
与えてその時どういう反応が出るかを調べることになるのだろうか?)

 先の例で言うと、私としてはこんな風に考えていたのだ。

  1.マンションの安全性について偽装があった 

→ 2. 住民がそれについて悩み、体調不良を起こしている
→ 3. 社会通念上、そういうことが起こることについて「あり得ることだ」と充分言える
→ 4. 医師の診断書も出ている

= 5. 偽装のせいで、住民に体調不良が生じたと言える

 しかし、4.が大して重要な意味を持たないとすると、
いったいどうやって客観的に証明したらいいのか。

 いや、そもそも、1.があったからといって、
全ての住人が体調不良を訴えるわけではない。
とすると、そもそも本当に偽装が原因と言えるのか?他の要因が働いて
いるのではないか?----そんな風に突きつめて考え出したら
一体何を提出したら裁判官の言う「客観的証拠」を出したことになるのか。

 というわけで、証明責任というのは思ったよりも重いのではないかと
感じ、「めんどくさいことになったな」と思ったのも事実だった。

 だから、最終的には証明は困難であり、当方としては
「これは裏付けになるのでは...」と思える証拠を出来るだけ提出するしかなく、
最終的には裁判官がどう思うかに尽きる。
(だとすると、やはり出来れば和解で終わらせる方がいいな...という度合いが私の中で
かなり強まってしまっていた。もともと、上訴などの手間がかかるのは
面倒なので和解希望ではあったのだが。)

 お金以外にかかるのは、やはり精神的負担だと思う。

 「勝てないのではないか...」となんとなく不安になったり、
慣れないうちは特に裁判官の言葉に一喜一憂したり、あるいは
「このままいつまで続くのか」と漠然と不安な気持ちになったりと
なんとなく重い気分をずっと持ち続けることになるからだ。

 実際、和解に応じた後には、
「あ〜、もう、裁判のことは考えなくて良くなったんだ」と
空がやたらと清々しく見える気がした。

 私の場合、一番キツイと思ったことは
「証明責任」だった。

 カタイ話にはしたくないので象徴的な例を出すと、
ちょうど私が裁判をやっている頃にマンション偽装問題が
ニュースでやたらと報道されていた。その中に
キャスターが言った言葉として以下の様な言葉があった。

「マンション住人の中には、偽装発覚のショックで
体調を崩した住人が出てきています」。

 この言葉を聞いたときに私は、マンション住人の方には申し訳ないが
以下のような事を思わず考えてしまっていた。

「ニュースはいいよな〜。裁判と違って、被告代理人(弁護士)から
『原告の体調不良が被告が原因であるということについては、因果関係を争います』とか、
裁判官に『原告の体調不良の原因が被告の行為であるということについて
客観的な証拠があれば提出してください』とか言われないもんな〜」と...。

 実際に、当時自分の裁判で上記と似たようなことを言われて
アタマを悩ませていたからである。

 実際に何かが起こっているとしても、
その原因がXという事実であることを、「客観的な証拠を挙げて証明せよ」
と言われてしまうと、なかなか難しいものがある気がする。

 ----以上、長々述べてしまったが、おそらくこの「精神的負担」が、
なんとなく多くの人が裁判を諦めてしまう原因として
大きいのではないかと思ったので...。

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