素人の、初めての民事手続き

体当たり体験記。最近は印鑑証明への書き込みについても実験中

裁判終了

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 裁判が終了したので、これまでほとんど触れてこなかった
債務不履行の部分について、少しだけ述べようと思う。

 本件は、一部が敷金返還請求だったが、それに加えて当方は
マンションの賃貸借契約に債務不履行があったとして損害賠償請求も主張していた。

 相手方には異論もあるだろうが(いや、まさに異論があるとして
争っていたわけだが)、私としては本件マンションの賃貸借契約に、何だか
「貸したもんがち」的な態度を感じずにはいられなかったのだ。

 立地や間取りなどが気に入って入居した物件だったから、出来れば
そのまま住み続けたかっただけにそのような態度は非常に残念な結果だった。
そして、ついに退出を決意し、ごく近隣に類似の物件を探して引っ越すことになった。

 引越をするとなれば、一世帯が動くには
ごく近隣とは言っても、もちろん引越代を含めた雑多な費用がかかる。
(実際に、一連の引越で数十万円レベルの出費となったと思う)

 そこで、被告の不誠実な態度がなければ不要な引越であった等として、
被告である賃貸人に対しては賃貸借契約の債務不履行責任を問い、
のちに併合請求した共同被告である不動産会社に対しても
媒介契約などの債務不履行責任を問うたのだ。(なお、この会社は
マンションの管理会社も兼ねており、本件契約に全面的に関与していた)

 詳しく書こうとすると、それこそ訴状や準備書面を掲載しなければ
ならなくなるのでここではこれ以上は述べないが、
マンションを貸す側・仲介する側には、以下のようなことを望みたいと思う。

【契約時について】

 賃借人にとって不利益な情報についても、
 契約時・更新契約時に判明している情報については、開示して欲しい。
 それ無しには、真の意味での「契約するかしないかを決定する自由」
 あるいは「契約内容について決定する自由(不利な条件も勘案した上で
 契約内容について交渉し、決める自由)」を享受することは出来ないと思う。

【日々の賃貸契約の履行について】 

 賃借人側は月々賃料を支払っているのであるから、賃借人はそれに応じた債務の履行を
して欲しいと思う。そしてこの債務の履行とは、「ただ部屋を使えればいい」という
ものではないと思う。少なくとも賃借人側にとっては。
 つまり、不動産を賃借する方としては、契約前に下見に来る際、
(確かに間取りや収納などの建物の内部を最重要視するが)見ているのは
それだけではないと思う。
 建物の外部の管理状況が充分かや、周囲の状況(特に防犯上の問題)なども
総合して検討した上で、最終的に賃借するかを決めていると思う。
「この状況なら自分が望む生活が送れそうだ...」と。

 例えば、同じ建物・間取りであっても、きちんと掃除が行き届いている建物と
ゴミが散乱しなんとなく荒廃している建物とでは最終的な決定はかなり異なって来ると思う。
極端な話、同じ建物でも、防犯上不安の多いといわれる一階の部屋は
なかなか埋まらないと聞く。これは、賃借しようとする側は間取りや建物
のみを見ているのではないということの現れではないだろうか?

 閑話休題。
 そういうわけで賃借人側には、賃借人側が「この状況なら自分が望む生活が
送れそうだ...」と考えて契約した状況を、ある程度キープするように
努力をして欲しいと思う。

 もちろん、個人として不可能なことまで実行しろと要求するつもりはない。
ただ、借り手の側にたって、生ずる問題を解決する努力はして欲しいと思う。
特に、出来るだけ早期に。なぜなら、貸している方としては、
クレームの電話がかかったとき等にだけその問題が存在するのだが、
暮らしている方としては、日々の生活でその不都合に悩まされ続けることになる
ので、トラブルの重みが全く異なるからだ。
全く対応がされなかったり、遅きに失したりした場合は不満は堆積していくと思う。

「貸した後のことは知りませんよ」。ハッキリとそう言われたわけではないし
そこまで言ってしまうと言いすぎかもしれないが、消極的な意思表示として
当方としてはAさんやB社の態度にそういうものを感じてしまったので、
最終的に退出を決意し、その態度に納得がいかなかったからこそ裁判にまでしたのだ...。
逆に言えば、そこで納得がいく対応がなされていれば、住み続けることは
出来なかったとしても、通常の引越として黙って退出して終わっていたと思う。

 今回の一連の裁判で、いろいろな情報を収集したが、その中に
不動産会社自らがHP上に載せていた、こんな言葉があったので紹介したいと思う。


退去する人はその前段として管理会社等に是正の申し入れをしているケースが多く、(中略)
解決努力をすることで納得されることがあると思います。(中略)管理をしている以上、
トラブル解決のために管理の名に値するだけの努力を払うことが当然に必要です。

 AさんやB社にこのような姿勢が感じられていれば、事態は違ったと思うのだが...。

裁判終了

 やっと、指定口座への入金が確認できた。
これにて、一連の手続きが終了したことになる。

 どうも、妙に区切りのいい日の入金(いわゆる五・十日)だったので
締め日の関係があるのかもしれない。
(というわけで、相手が法人の場合は
締め日がいつなのかを知っておくと、入金の目安が出来、
入金まで落ち着かないという事態を避けられるかもしれない)

 それにしても、やはり長かった...。

 調停を申し立ててから裁判申立・和解を経て、入金まで約1年。
単純な敷金返還請求訴訟ではなかったということが主たる原因だと思うが、
やはり裁判所を使う手続きというものは手間と時間がかかるものだと思った。

 とはいえ、「手間暇をかけて諦めない姿勢を示すこと」で
私の場合のように相手が折れることもある。

 内容の内訳は不明瞭な「解決金」としての支払だが、
実質的に見て、だいたい敷金の未返還分全額と、プラスで10万円。

 1年もかけて手間暇をかけたにしては少ないと私自身でも思う。
だから、裁判なんてせずにスッパリ諦めて
その分の時間を使って稼げばいいという考え方もあると思う。ただ、私の場合は
相手の対応にとにかく納得がいかなかったのだ。だから、
「絶対に泣き寝入りはしない」というポリシーのもとに突き進んできた。

 「裁判なんてなんだか面倒...」というだけで諦めてしまっていたら
この結果は無かったということだけここに記しておこうと思う。

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