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参院選は明後日が投票日。憲法の行方が一番気になるので、このところいくつか関連の集会に参加している。 そのうち「宗教と平和―今、この危機を乗り越える」―今なぜ宗教間対話なのか(日本宗教ネットワーク懇談会主催)というシンポジウム時の印象を交えて自分の考えを整理してみる。 このシンポジウムの案内には、「領土問題で武力衝突が発生したり徴兵制が導入されて召集礼状が来たという深刻な事態などを想定して、私たちの取るべき道を議論します。」とあったので、宗教関連の職業に就いている方がどのような意見を述べるのかという興味もあって参加した。 件の挑発的なテーマについて皆一様に口にしたのは「そもそもそういうことにならないように、その前にできることをやらなければ、、、」ということで一致していたように思う。 はい、私もそう思います。しかし、その後がどうも納得できない意見が多かった。 「もし他国の軍が〇〇島を占領したらどうするか」の挑発の問いに対してすんなり 「自衛隊出動が当然でしょう」と断言する宗教家とそれに賛同する意見。 あるいはまた徴兵制が敷かれて貴方の家族に赤紙が来たらどうするの問いかけにも 「自分としては良心的兵役拒否してほしいが、本人の意志を尊重したい」とか 「侵略戦争でなくて、本当に国を守るための戦争なら行かせる」とか、 「模範」的な答えがイイ大人たちから返ってきて、私はうすら寒くなった。 まだ今だからこんなこと言っているのか、それともどこまでも本気なのか、、、、。 いいですか、だいたい赤紙が来るという時点で「侵略戦争か否か」の判断なんて通用すると思うのか。 仮説にしろ赤紙が来る事態というのは問答無用の世の中ということだろうに。 百歩譲っても、今どき正面切って「侵略戦争」なんてどこの国の誰が言うというのか。 これからの戦争、紛争なんてみな正義の仮面をかぶった「利権のせめぎ合い」に違いないのに。 またこんな意見もあった。「徴兵制で今時の若者集めたって使い物にならない。 これからの兵隊はプロフェッショナルな兵隊でないと通用しないから徴兵制なんて考えられない。」,、、 そうだろうか? 今の若者が兵隊に不適というのはまさに平和憲法のおかげだからではないのか。 若者の肉体や精神なんて、訓練や強制でいくらでも変えられる。少しの時間はかかるかもしれないが。 そう、まず手始めは小中学生の無料/格安の楽しいサマーキャンプ、などはいかがだろう。 そもそもそういうことにならないように、その前にできることをやらなければ、、、 と私もあなたもそう思っているけれど、では「その前」とはいつで、何をする?
はじめの一歩は明後日の選挙で、憲法を変えようとしている政党に投票しないこと!!
また東京新聞2013年7月16日のこんな記事はどうだろうか?(上の写真参照)平和憲法に真っ向背反 石破幹事長の「軍法会議設置」発言
自民党は同党の改憲草案で、憲法九条を変更して自衛隊を「国防軍」にすることを掲げた。それに伴い、国防軍に「審判所」という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)の設置を盛り込んでいる。防衛相の経験もある同党の石破茂幹事長は四月に出演したテレビ番組で、審判所設置に強い意気込みを見せた。「死刑」「懲役三百年」など不穏な単語も飛び出した石破氏の発言とは−
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「憲政・白熱教室」
憲法改正の是非をめぐって討論する「憲政・白熱教室」が20日、東京・永田町で開かれた。 対話形式の政治哲学講義で知られる米ハーバード大のマイケル・サンデル教授の手法に倣い、 参加者同士が9条や、憲法改正の要件を定めた96条の改正をめぐって熱い議論を交わした。 尾崎行雄記念財団主催で、サンデル教授と交流が深い小林正弥千葉大大学院教授(政治哲学)が司会進行役。 自衛隊を「国防軍」と改め、集団的自衛権の行使を容認するほか、改正発議の要件を衆参両院で 3分の2以上の賛成から過半数の賛成に緩和するとした自民党の改正案を軸に、参加者約80人が話し合った。 9条については「軍事的に米国に世話になっている限り、弱いポジションに置かれる。 軍隊を持つことの意味は考えるべきだ」と前向きに受け止める意見があった一方で 「国防軍は結局、米国の手下になって外国に行くんじゃないか」と懸念する声も出た。 (産経ニュース) 上記白熱教室に参加した。参加者の考えを大雑把に掴むためか、最初に憲法改正賛成/反対、さらに改憲賛成者の中で自民党の改正案に賛成/反対、を挙手で意思表示した。その結果は改憲賛成1:反対2ぐらいであったが、賛成者で自民党案にも賛成の人は1人2人しかいなかった。その後それぞれについてなぜそう考えるか、自分の意見を発表したい人が次々に挙手して意見を述べた。 参加者は男3:女1ぐらいで、年代は20代後半から60代後半の感じ。そのうち30代と60代が2極を成しているように見えた。 当日資料として自民党の憲法改正草案(現行憲法対照付き)、日本維新の会の綱領などが配布された。 私は改憲反対、自民党草案は大反対だ。だから改憲賛成の意見に納得できないのは当然なのだが、とはいえ次のような「建設的」な意見を聞くと、また違った隔たりを感じてならなかった。すなわち ――護憲派・改憲派の対立を超えて民主主義をもっと成熟させるために、人民主権を行使して憲法について活発に議論すべきである。その中で改正した方が良いとなれば、それについては改正すればよい――、のようなごもっともな意見である。 だが私はそれにも反対、というかそういうことに疑心暗鬼になる。 市民に信頼がおけないから? いやそれ以上に、大きな力によって市民の議論が悪用、濫用、誘導されかねないと危惧するからだ。 9条改正を当然折り込んで96条を改正しようとしている現政権にとって、「議論」にしろ改憲のテーブルに国民を着かせることは、ゴールが見えてきたことになると思うのだ。 自民党草案を読めば、これは憲法改正ではなくて、誰やらが言った「現憲法をぶっこわす」に近いものに思える。為政者の暴走から国民を守るものであった憲法が、国民の義務ばかりが明文化された改正になっている。また道徳観をそのまま押し付けるような行動規範が相乗りしている。(道徳型の憲法は、いわゆる西側先進国にはあまり見られないらしい。こういう点を以て、日本固有とか独自とか言っているのだろうか?) 自民党草案が「天皇を元首とする」と言い切っていることはわかりやすく、混乱することがなくなってよいという意見があった。60代後半と思しき発言者は、その年代でありながらそこまでナイーブに、楽観的にどうしてなれるのか、私にはまったく理解できない。 歴史から学びとる事柄が、私とは恐らく真逆なのだろう。 閣僚の靖国神社参拝を批判された安倍首相が、国のために尊い命を捧げたかたがたに敬意を払うことは当然で、それは誰からも阻止されるようなものではない、というような国会答弁をした。しかし再び「国のため」が枕詞になり、あらゆるものに優先され、「滅私奉公」が社会に浸透していくような危惧を、その答弁一つからも感じるのだ。 憲法改正がなされたら、言論の自由が脅かされ、息苦しく、風通しの悪い世の中になっていくだろうと、私は恐れる。
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政府が東京、大阪、名古屋の3大都市圏を中心に規制緩和を実施する「アベノミクス戦略特区」(高度規制改革・税制改革特区)を創設する方向で検討に入ったことが16日、分かった。東京都では都営地下鉄や路線バスの24時間運行や医療の国際化、大阪府・市や愛知県では法人税の大幅引き下げが柱。企業が活動しやすい環境を整え、国内外からの投資や人材を呼び込むことを狙っており、6月にまとめる予定の成長戦略に盛り込む方針。 (Sankei BIZ) このところ毎日「アベノミクス」という言葉の攻勢を受けるにつけ、毎日飲んで肥満解消、高血圧低下、老化防止などなどの健康補助食品のCMを見聞きしているような白けた気分になる。「アベノミクス」をパラパラ振り掛けたら社会は景気が良くなると思い込んでいる人が多いのもまた白ける。好景気なんてそんな単純なものではないはずで、大儲けの裏側には大損があって、それをシェアする人がそれぞれどのくらいいるかと言うようなものだと思うけど。 ところがはたまた上記のような「構想」が出てきて、安倍内閣、それを支える「有識者」のお歴々の頭の中は、まだまだ右肩上がりのイケイケどんどんの20世紀思考の枠から抜け出ていないのだと思えてならない。安倍首相は「新しいこと」を「今までなかったこと」を強調しているが、私には旧態依然にしか見えない。ポスト3.11の世の中にあって、原発事故の後始末だってお粗末なのに、再稼働の呪縛から逃れられないのだから今の日本は相当「懲りない社会」だ。 地下鉄やバスが24時間営業になって、眠らない社会が加速すれば、エネルギー消費も加速、人々の疲弊も加速して、負のエネルギーが増加した分の経済活動も増加するだろうけれど、それがまっとうな幸せからほど遠いことも私たちはすでに経験済みのはずではないか。 早く寝たい人は早く寝ればいいだけの事ではないか、と言うような声が聞こえてくる。果たしてそうだろうか。絶対連動していると思える安倍構想の一つ、正社員解雇緩和策が、表向きは「元気のある業界への労働力の流れを作るため」とか言っても労働時間の延長と実質労働賃金低下策であろうことは見え見えである。 早く寝たくて寝られる人はそれでもいいが、問題は早く寝たくても寝られない人が、24時間営業になれば直接間接増えてくるに違いない そしてさらに安倍首相の最大にして最重要な「構想」が「憲法改正」なのだから、虎視眈々と「改正」を狙っていることから逆算して考えれば(たとえば国民の義務ばかり増えていることなど)、普通の市民としてはヒシヒシと危機感を覚えるのだ。 アベノミクスとかいう媚薬にはくれぐれも気を付けよう。取り返しのつかない副作用が待ち受けているかもしれない。
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1,2塁間でタッチアウトされてボー然とする姿、ベンチでがっくり肩を落とす姿、自分が試合を壊してしまったと涙ながらに悔しそうにインタビューに答える姿をみて、私も悔しくて涙が出た。 |
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相変わらずママチャリで気まぐれサイクリングを続けている。 先日、世田谷通り〜環七〜中原街道〜多摩堤通りと走ってきた帰り道、ペダルの調子がまたおかしくなってきた。最近はこうなると、だましだまし漕ぎ進むしかないのだが、この時はなかなか機嫌が戻らず、根負けして近くの自転車屋に飛び込んだ。いよいよ買い換えなきゃだめかな、、と半ば観念していた。 ペダルが漕げなくなったと言うと、自転車屋のお兄さんは油で真っ黒になった手先でペダルを素早く点検し「これはかなり重症だ。」と言った。そしてこれこれこういうわけでペダルが効かなくなっていると手短に説明してくれた。 「寿命でしょうかねえ。」と誘い水をかけると、 「まあそういうことですね。」と予想通りの返事が返ってきた。 そういえばこの愛チャリに何年乗っているんだろうと、指折り数えてみたら、なんと17年目に入っていた! 人間で言えばきっと私以上に年寄りの自転車になっているんだ。 「買い換え時ってことかな? ずいぶんボロいでしょう?」と言えば、お兄さんはトントンと話を進めると思ったら意外な返事が返ってきた。 「いちど総点検してみたらどうですか?」 フェイントをかけられてしまった。 「えっ?こんなボロに? 総点検って、人間ドックみたいな? 今さらそんな価値あるかなあ?」 「もともといい自転車ですよ。このあたりの自転車に比べればずっといいものです。」と、店頭に鼻先を並べている自転車群を指さしてお兄さんは言った。 うん、そういえばこの自転車はブリジストン製で17年前に買った時は確か3万5千円ぐらいだったっけ。 「だいぶ長いこと乗っているようだし、愛着もあるでしょう?」 言われてハッとしたのだった。 「ハンドル、換えてますね?」 「わかりますか? 一度事故起こしちゃってね、、」 買って間もなくだったが、下り坂で電柱に激突して、鎖骨を折るケガをしたことがあった。 そんなこともあったが、この自転車で私はどれだけあちこち遠乗りに出かけて、どれだけ楽しい思い出ができたか。横浜、江の島、鎌倉、逗子、葉山、平塚、それから青梅、五日市、つるつる温泉、川越、それに多摩川、鶴見川、荒川サイクリングなどなど、みんなこのママチャリといっしょだった。 おかしなもので急にいとおしさがこみ上げてきた。 「良い自転車だったからここまで乗れたんですよ。衝動買いなどしないで、ブリジストンのパンフレットもありますから、家に帰ってゆっくり検討してみてください。」 逆に自転車屋のお兄さんに諭されてしまい、パンフレットを渡されて店を追い出されてしまった。 ゆるゆるペダルを漕ぎだすと、応急手当が良かったのか機嫌を取り戻してくれて無事家まで帰ることができた。 それからもう2週間以上立つ。
廃車にするよ、と脅かしが効いたのか、自転車屋のお兄さんの評価に気をよくしたのか、それともお兄さんのマジックなのか、あれ以来私の愛チャリはおかしなもので機嫌が良い。 片道1時間の定期コースも難なく乗れている。 根っからズボラなので、手入れなどまったくしないのに、よくもここまで走ってくれたものだ。 しかしそうは言ってもこの愛チャリとの別れの日はそんなに遠くないだろう。 だがまたそう言うそばから我が身を重ねて見れば、なんだ自分自身も廃車にされたって文句言えない歳じゃないかと、妙にしんみりさせられるのだ。 我が身をいたわりつつ、愛チャリをいたわりつつ、毎日大事に乗るしかないなと思っている。 |


