気まぐれ日記

気まぐれグランピーの世相やぶにらみ

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日本はなぜ「対米従属」を断ち切れないのか、、、は、常々疑問に思っている事の一つだ。
講師は朝日新聞社コラムニストの早野透氏。

話の内容は、さながら戦後政治史のように保守政治を大まかに振り返り、戦後の日米関係と日本国憲法の相関関係を、主だった日本の首相の在任中に起きた歴史的事項と絡めながら解説した。大学の一般教養の授業風だった。 

戦後の主だった首相として上げられた名前と世襲している現在の政治家の名前を繋げるとうんざりする。
 吉田茂ー麻生太郎、 鳩山一郎ー鳩山邦夫・由紀夫、 岸信介ー佐藤栄作ー安倍晋三
話には出てこなかったがもちろん福田親子もそうだし、首相でなければ世襲政治家は星の数ほどだ。こういうことも遠因としてあるのだろうか、、、。

世界の政治情勢に連れて、日本の政治も、また政治家が日本国憲法を見る目も、川に流される筏のように右往左往してきたんだなと思った。それを一言で言うと表題のように「対米従属」ということなんだろうけれど、従属化を嫌って、アメリカと対等の日本を作ろう、と意気まいた首相というのは、多くは尊王ナショナリズム、旧制高校ナショナリズム(いずれも早野氏の話からのことば)にルーツがあって、すなわち日本も軍隊を持って自分の国は自分で守ろう云々論理であって、結局それは従来、国民からもアメリカからも嫌われてきたわけだ。
が、しかし、最近の2チャンネルナショナリズム(早野氏)やアメリカの圧力が政治家を先行して改憲ムードが高まったところで、さすがにヤバイと感じ出した国民がブレーキを掛け出したのが現在の状況だが、早野氏はここから右にも左にも大きくハンドルが切られる可能性が高いと言い、それはどちらにしても危険性を孕んでいるとした。つまり一つの方向へ怒涛のようになびく日本の国民性への警鐘だが。

ただその点において、マスコミにも大きな責任があるだろう、と会場から指摘があると、早野氏はそれを認めながらも最終的には国民一人一人の責任ですよ、とクギをさした。そうかなあ、、、それはそうだけどそのことをマスコミのリーダーからは言われたくないなあ。私は疑問が残る。

この公開セミナーでは重要な一点だと思うのだが、会場からこんな質問が出た。30代と思しき男性からだった。
 つまり、第2次大戦中は、終戦のその日まで鬼畜米英として戦ってきた憎きアメリカに、戦後間もない日々から一転して(精神までも)従属してしまっているのはなぜだろうか?
素朴な基本的な質問。今日のテーマの下敷き。しかし早野氏はそれに対して、日本人一般の未熟性、寄らば大樹の陰、を言うだけで、具体的独創的なコメントはなかった。
講演の中ではたとえば巣鴨プリズンに繋がれていた岸信介は、シャバで自由の身の元同僚が出世していくのに歯軋りしていたとか、アメリカへの憎しみを増幅させたとか言及されていたが、その後の展開を見ると市民感覚とはだいぶ違うし、、、。

私なりに解釈すれば、先の戦争も今の戦争も利権と利権のぶつかり合いであって、正義の戦争なんてない。昨日までの憎きアメリカであっても、自分の利権と絡み合えば、つまり富のためであれば、簡単に仲良くなれるのだ。バカをみるのは駒にされた歩兵じゃないか!、、、、、という解釈もまた平坦で短絡で、、、だからもう少しまともな解釈を聞きたかったのだが、このセミナーは授業の講義の様相から抜けていなくて残念だった。

さらに会場の同じ質問者がもう一つ興味深い質問をした。

先日の秋葉原の惨事を引き起こした犯人の背景には格差社会の矛盾や闇がある云々で、ワイドショーなどは連日、コメンテーターとやらが取り替え引きかえ意見を発しているが、同じ時期に韓国では、アメリカのBSE問題牛肉輸入反対に端を発した、反政権運動のものすごい高まりがあり、しかも中高生まで積極的に関わっているというが、韓国もまた格差社会問題が日本同様にあるのに、この違いはどこから来るのだろうか、、、という問題提起だった。

これに対する早野氏の意見は、韓国は自らの手で血を流して民主主義を勝ち取ったのに比べて、日本の場合はタナボタ(これは私の言葉)感が強かったから、、と一言で言うとこんな具合だった。

この違いももっと深く考えたい問題だ。

勝手な引用で申し訳ないが、ブログの友人Tockaさんが、このことを取り上げているので参考に紹介させてください。



  

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