|
15日に福生市民会館で日米交流音楽会というイベントがあり、馴染みのジャズプレーヤーが出演するので、程よい距離のサイクリングがてら出かけた。往きは多摩水道橋付近からサイクリングロードをひたすら上り、その途中、You Tubeで知り合ったアイドル河原ネコたちのところに立ち寄り、しばし猫と戯れた後、牛浜駅近くの福生市民会館へ行った。 この交流音楽会、無料だけど、なんと主催が「防衛省北関東防衛局」、協賛が「在日米軍横田基地」であった。ジャズを目当てに行ったのに、和太鼓演奏やセレモニーなどもあって、なんだかな〜という気分のまま終わってしまった。 会場の外へ出てみると、思いのほか風が強く吹きまくっていた。抜かりなくズボンを2枚重ね履きしてきてよかった。それに前日リサイクルショップで400円で買ったマフラーも二重に巻いて万端整えた。 帰路は多摩川辺りでなく玉川上水沿いと初めから決めていたので、拝島駅北で玉川上水を捉えると、迷わず水路沿いの小道を進んだ。自然のままの緑道の周囲は畑や空き地や雑木林ばかりで、折から強風にあおられた木々の大枝がゴーゴーと、小枝がざわざわとうなり声をあげて頭上から降りかかり、臆病者を縮みあがらせた。夕闇が迫ってくるというのに水路沿いには街燈がなく、またこんな時間にこんなところを通るモノ好きにすれ違うこともなく、ひたすら進んだ。 モノレールの玉川上水駅まで行けば、その後は街燈も付いた舗装道路になったはずと必死にペダルを漕いだが、駅を超えても同じような雑木林の暗い小道が続き、風はうなり、逢魔時に尖りものでも踏んづけてパンクするのが関の山と止む無く上水沿いを離れて、住宅地の道路に出た。といっても地理勘のないところで暗くなってしまったので、やみくもに走るだけだった。広い通りに出れば見当もつくと思ったが、そういう時に限ってなかなか幹線に出ない。行き当たりばったりで進むうちに方向感覚を失くしてしまった。 やがて再び玉川上水と出会ってみれば、そこは鷹の台。なあんだ走った割にはあんまり進んでいなかった。どっちが上流、下流かも不確かになってしまったので、ここは人に尋ねて位置確認し、程なく五日市街道との合流地点に着いて、やっと人心地がした。同時におなかがすいているのに気付き、目に付いたファストフード店で休憩することにした。 時間を見ればやっと午後6時を過ぎたばかり。なんだかもっと遅い時間のような気持ちになっていたが会場を出たのが5時少し前だったから、もっともな時間ではある。右往左往していたぶんかなり長く走っていたような気持ちになっていたのだ。 さて店内で、帽子、手袋を取り、ジャケットを脱ぎ、??アレっ?首に巻いていたマフラーが、ない! ない! どこにも。寒さ凌ぎでしっかり巻いていたはずなのに。 いったいいつ外れて、どこに落としたのだろう?いくら強風の中だって、気づかなかったのはどういうことなんだ? それは幅の狭い兵児帯みたいな毛糸編みのマフラーで、長めだったので二つ折りにしてから首にからげて、一方の端を他方の輪っかに入れて締めてからそれぞれ両端を首に巻いて走り出したのだったけど、、。 行きつけのリサイクルショップの店員も、「ちょっと変わった色合いで面白いデザインですね」と言っていたっけ。赤が基調で紫や黄緑色が交互に配色されていた。相変わらず口の悪い娘には、「誰の首を締めていたのかもわからない物をよく買うよ。変なの〜」と言われたけど。 とちゅうで強風にさらわれたとしか考えられない、、、 日ごろ、身に付けていたものを落としたり、失くしてしまった場合、自分に降りかかった災いの身代わりになってくれたと思っている。人気のない逢魔時の玉川上水に魔物が潜んでいたやもしれぬ。あのマフラーは魔物を追い払ってくれたのかもしれない。 それとも―娘が案じたような因縁付きのマフラーであったなら、早く捨てたほうがよいと、多摩川の河原ネコがまじないをかけて、風と共にさらって行ってくれたのかもしれない。 どっちにしてもパンクもせず、風邪もひかず、良かったと思っている。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2015年02月19日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


