気まぐれ日記

気まぐれグランピーの世相やぶにらみ

憲法9条は私たちの宝

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 基地の問題は、基地のある町の住人でないと、どこか他所事で無関心になりがちだ。
 ましてそれが沖縄という、東京から遠いところの話になると、
 自分の住む町に基地があるのはいやだが、日本のどこかにないと困るから、まあ沖縄でいいじゃん、
 などと無責任な解釈で納得して、現行案に賛成を投じている人も多いだろう。

 政権交代して、折りしも非核三原則に関する密約問題が明るみにされつつある今、
 日本国内のアメリカ軍との共存問題を、国民のレベルでみんなが考える良い機会だと思う。

 年内に結論を出さなければいけないと考える人はなぜそう思うのだろう。
 予算問題? アメリカに配慮?
 今までアメリカとも折衝が足りていなかった分、いまここでじっくり話し合って欲しい。

 非核三原則が揺らぐ密約を認めた私たちは、これから非核三原則との整合性をどのように繋ぎ合わせて 行こうとしているのだろうか。もちろん憲法9条との絡みもある。 
 
 「主権在民」と言うからには、むずかしいけれど自分の頭で考えなくてはならない。
11月28日(土)何よりも人と自然を大切にする練馬区を目指す区民集会実行委員会が主催の表題講演会に出かけた。

渡辺治先生の講演は何度か聞いているが、いつもテンポの良い語り口で内容もわかりやすい。
今回もほぼ2時間という長丁場を、細かい分析力で一気に語られ、聞く側の私も話に引き込まれたまま気が抜けなかった。
ここで講演内容を平板にまとめてみたところで、自分の力不足が露呈するだけなので、それより印象に残った点に自分の感想にかぶせてみたい。


総選挙の結果は何を示したか、、についてはもうあちこちであれこれ言われ尽くされ、また政権交代の意味をじわじわ実感しているところもあるが、渡辺先生の見方はこうだ。

民主党の一人勝ちは2つの異なる力の合流だという。
例に挙げたのが宮崎県民と東京都民の投票行動の特徴で、2001年以降一貫して自民党離れをしている宮崎県民と、選挙ごとに自民と民主の間を行ったり来たりして投票している東京都民が、今回は民主に流れた結果である。しかし宮崎県民は構造改革政治への反発が底流にあるが、都民は官僚主導政治批判、大型公共事業批判などむしろ構造改革賛成が底流にある。
構造改革の痛みを一心に受けた地方と、それほど実感していない東京都との違いか。
しかし失業率増加、貧困層の拡大などにより全国レベルで新自由主義への危機感が広がり、ともかく政権交代を促した。

それはそれとして、自民党+民主党のパイが7割であるのは事実であり、保守二大政党化は進む一方。
渡辺先生はそれを「7割のお風呂」に入っている相変わらずの国民と評した。7割の大きなお風呂から出て、小さい方のお風呂に入り直さなければ本当の変革は来ない。しかしまた7割の国民はそれを望んでいないことでもあるのだろう。

たとえが面白かったのは、民主党を構成する3部分として、
頭(党執行部)は右向き (反開発政治型新自由主義、官僚主導から官邸主導へ、構造改革つづき)
胴体(小沢+地方支部+新人議員)は後ろ向き (自民党の構造改革路線で切り捨てられた地方の総取り、民主党による利益誘導型政治)
手足(中堅議員、後ろ盾の薄い運動派)は左 (マニフェスト実現へ努力、福祉環境派)

3要素がばらばらに動いたら、全体はどんな動きになるのか。
それはどっちの方向にも行く可能性が大ということだから、国民の意思の力で動かせるということか。


そういう民主党政権下で改憲問題はどうなるか・・・
そもそも鳩山首相は、民主党きっての改憲派であったが、安倍に先を越され、改憲頓挫も先を越された。
それを教訓にして、改憲には慎重になった。明文改憲は延期されるだろうが、代わってアメリカの圧力を受けて解釈改憲を進めたい意向だろう。
しかし解釈改憲を拡大させていくと、アフガンへの自衛隊派兵、海賊対処法処理、貨物検査特措法、など、事実上の違憲行為の可能性も増加する。

9条の使い勝手のよさが出てくる時代なのだ。
守る9条から活かす9条へ、国民は観客席から舞台の主人公へ役回りを変えよう!

と、渡辺先生らしい力強い言葉で話を終えた。
憲法62歳で、自分も62歳だと先生は年齢を持ち出されたが、その年齢に見えない若々しい容姿も相変わらずだった。(だからいつも年齢の話をされるのかな〜)

最後まで中だるみしない力の入った講演が終わり、先生は一旦会場の席へ下がった。
その後の質疑応答で先生は再び壇上へあがったが、最後になんと司会者はきちんと講師に最終的なお礼の言葉も述べず、集会の終わりを告げ、先生は拍手に送られることなく壇上を降りたのだった。
あーはずかしい。

でも石神井まで出かけた甲斐のある講演だった。

違和感

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                   朝日新聞ニュース ↑

きのうテレビのニュースを見ていたら「皇居前広場から中継です」のアナウンサーの声とともに
即位20年を祝う国民祭典」の模様が映し出された。

でもなんだか暗くて、黒っぽい画面が広がり、少しも祭典らしくないなあと思っていると、
今度は突然、黒い服を着た男たちが、特設ステージのようなところで
急に流行りもののようなダンスを始めた。なんだこりゃ。

次に画面を見たときはまた別の男が、今度は絶叫気味に変な歌を歌っていた。なんだこりゃ。

て、てんのうさまは、こんなものをみておられるのですか?

このような祝典にふさわしい音楽が、こんなもんしかないんですね! なんとケーハク!

と、疑問に思っていると、確かに確かに画面には真っ黒い夜空をバックにすっくと立って手を振る、
天皇と皇后が写った。

昨夜は、急に冷え込んで、私でさえ足早に帰路を急いだというのに、
お見かけしたところ防寒具でもなく、お二人とも室内行事用の軽装備で寒空に起立されている。

気のせいかとても寒そうに見える。ホカロン使ってるかな?

これは後期高齢者いじめではないか!


会場とその周辺には主催者発表で約3万5000人が集まったという。

あの、私にはさっぱりわからない音楽はいったい誰のために選曲されたんだろう。

即位20周年のお祝いなら、天皇ご自身のお好きな曲を、お好きなアーチストが演奏すべきだ。

私は天皇ひいきでもなんでもないけど、天皇が少しかわいそうになった。
8月8日に聞いた話をやっとブログの記事にする。
第9条の会・日本ネット全国交流会の記念講演でのノーマ・フィールドさんのお話が訴えかけるものは
この時期(終戦記念日前後)だからいっそう強く心に響いた。
以下に記すのはノーマさんの話を聞いた私の感想(意見)です。


ノーマさんはビキニ環礁のあるマーシャル諸島での核実験による死の灰の犠牲者を追悼する日のネーミングが、Nuclear victims’dayから Nuclear survivors’day になり、Memorial day へと変遷する例を挙げて、このような現象を「怒りが疎外されている」と表現した。被爆体験の位置づけを「犠牲者」から「生存者」とすることで、その犠牲を称え、被害に怒りを上げることを疎外(阻害)しているという。

そのようなオブラート掛け現象はあらゆる方面で使われている常套手段かもしれない。
生々しい感情をぶつけるだけでは、共感の輪は広がりにくいのかもしれない。
しかしそうでなくても戦争実体験者の数が年々減っていく中、
戦争という、残酷で不条理で問答無用に人権蹂躙する人間同士の行為に対してしっかり「反対」していくためには、そこに「怒り」が伴わなければどんどん生ぬるくなってしまうだろう。


ノーマさんはまた先の、オバマ大統領のプラハ発言をどうやって現実と繋げるかが問題だと言った。
核兵器削減から廃絶の訴えが米国大統領の口から出てきたこと、それはそれとして、現実はそんなに甘くないのは誰の目にも明らかだが、しかし聞いた私たちの側も聞きっぱなしにしないで、
その発言の言葉尻を捉えて、食らい付いて行くくらいの反応を示したいものだ。


たとえば毎年夏の平和式典は、もちろん開催を続けて首相を初めとするお歴々が列席すること自体、意義があることかもしれないが、儀礼的な式典で終わっていないだろうかとノーマさんは疑問を投げかける。

広島/長崎平和式典で列席者は口々に核廃絶を訴え、「二度と再び過ちは繰り返さない〜」と断言するが、そのことと日頃の言動とに乖離があることを誰も気に留めないのは無責任ではないだろうか。

平和式典で平和を誓うスピーチをする麻生首相と、たとえば北朝鮮のミサイル発射に乗じた時のような一連の好戦的な発言とは矛盾しないのだろうか。


それをノーマさんはこう表現した。
「うその希望、儀礼的希望はあったほうがいいのか?」

間近に衆院選挙を控えて、あちこちから「今こそ」「今こそ」の掛け声が聞こえてくるが、

「今こそ」はいつもいつも存在する幻影のようだ。それがノーマさんの言う「うその希望」だ。

それを幻影で終わらせないためには、一日限りの祭典的な平和への願いだけでなく、
365日の日常にしなければならないのだという。

たとえばこういうことだ。
祭典的平和式典や平和イベントで戦争反対を唱える人は多いが、そこで反対している戦争というのは
いつも過去の戦争だけに向かって叫ばれているような気がする。

いやそんなことはない、今現在の平和を望んでいるのだ、と反論されるかもしれない。

今現在の平和を望んでいるのは確かかもしれないが、それでは、今現在起きている戦争に対して
私たちはどれだけ真剣に反対しているだろうか?

たとえばイラク戦争。
政府のアメリカ支援の方針に対して、無条件に追随した私たちのなんと多いことか。

60余年前に終結した戦争を反省し、あんな戦争いやだ!と反対する気持ちをそのまま、
現在起きている戦争に向けられたら「うその希望」が「ほんとうの希望」へと少しづつ変わって行くような気がする。

きれいにまとめるようで少し気が引けるが、とりあえず今度の選挙は良く考えて投票し、
投票しっぱなしでなく、政治世情ウオッチャーでいようと思う。

ところで多喜二がどこかに行ってしまった!

それについてはノーマさんの著書『小林多喜二』を読みたくなって会場でサイン入り本を買った。
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またこの日の会場は阿佐ヶ谷だったのだが、多喜二の最後の住まいとなった住居跡がすぐ近くだというので、講演のあと、参加者有志でフィールドワークに出かけた。
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この写真の路地の奥に入ったところに借家があったそうだ。今はマンションが建っていた。
路地は昔のままだという。
拷問死させられた多喜二の遺体はこの家に戻ってきたが、
「犯罪者』は葬式をしてはならぬという掟があり、家の周りを警官が取り囲んで、
弔問客を追い返したらしい。
しかし亡骸が火葬場まで行く道々には多喜二の死を悼む人々の姿があったという。

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 延長国会の焦点だった海賊対処法など、いわゆる重要3法は6月19日、衆院本会議で、自民、公明両党など出席議員の3分の2以上の賛成多数で再可決、成立した。

 海の向こうの話だし国内ではあまり関心がないようで、まして会社の昼休みのおしゃべりの話題にはついぞのぼらなかった。

 海賊対処法はソマリア沖などの海賊に対処するため自衛隊の随時派遣を可能にする。護衛対象を日本に関係のない外国船にまで拡大し、武器使用基準も一部緩和。成立で、政府は自衛隊法に基づきソマリア沖で活動している海上自衛隊護衛艦などの派遣根拠を切り替える方針だ。 北海道新聞より

 今夜のNHKクローズアップ現代は、来週月曜日にソマリアに向けて出発する予定の自衛隊員が、「犯罪者である」海賊を成敗するために、実際の武器を使って予行演習しているようすや、すでにジブチに駐屯している先陣のようすなどを紹介していた。以下はNHKのホームページより

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国を相手の戦争のときは軍隊(自衛隊)、日々の治安維持のためには警察、と線引きされていたのが、
この海賊対処法では両方を都合よくまぜこぜにして、またもや平和憲法をすり抜けてしまった感じだ。

海賊退治のために、今、各国(20カ国?)がソマリア沖に軍隊を派遣して、
あたかも連合軍のように同じ場所にキャンプを張り、情報交換の作戦会議を繰り返しているらしい。
そういう会議に「晴れて」日本の自衛隊幹部も出席できるようになって、
幹部の人は、なんかとても意気揚々としていた。
そんな「新入り」を迎え入れる米軍オフィサーは、露骨に「待ってました」と、すごく愛想がよい。

そのやり取りを見て自然に頭に浮かんだ絵柄があった。
それが下の絵だ。いまさら説明は省略する。

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「新入り」は、もっと認められたい、良いところを見せようと、活発に提案などしていたが、
意見を求められたドイツ軍オフィサーは冷静に、「そこまで近づかなくてもいいよ。」と冷ややか。
こんな調子では、とにかく武器使用の道筋だけつけてしまえば、あとは坂道を転がる如し、になりかねない。

自衛隊幹部の高揚とは逆に、海賊と正面から向き合うことになる銃撃要員の話は緊張感で張り詰めていた。
船内の「戦時医務室」もスタッフを充実させて負傷者を待ち構えていた。
また、保険会社は派遣自衛隊員用の特別傷害保険を紹介して加入を促していた。
「捜索費用」とか「遺体引き取り料」だなんて、保険会社の社員は無神経に話していたが、
部外者の私が聞いてもゾロリとしたいや〜な気分になる。


番組ではコメンテーターが最後に控えめに発言していた。

武器で海賊を成敗するのは対処療法に過ぎない。
もっと大事なのは、海賊問題をどのように解決すべきかであって、それは政治の問題だ。

それにしても、こういう番組はいつも法案が通って「立法化」した後に放送するのが残念だ。

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