気まぐれ日記

気まぐれグランピーの世相やぶにらみ

サイクリング日記

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しばらくぶりに境川サイクリングロードを走って藤沢から鎌倉に出て、小坪の「めしやっちゃん」の定食を食べてみたくなって、気合を入れて朝7時に出発した。最近は、と言っても1年以上前だが、電車にミニサイクルを積んで町田まで行って、境川からスタートする手抜きをしていたので、まだ自宅往復できるかどうか確かめるつもりもあって、自宅スタートにした。

多摩水道橋から町田駅向こうの境川に出るまで1時間半。天気予報は確か晴れだったのに曇天が広がったが、境川サイクリングロードはいつ来てもお手頃に走りやすい道だ。走り覚えのあるコースを順調に進んだ。ところどころ川べりが再整備されていて、湘南台近くの相鉄いずみ野線の高架線路を見上げるように新しい橋が架かっていた。
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めしやっちゃんには予定通り11時15分ごろに到着した。開店前の店先には開くのを待っている客たちで賑わっているのも相変わらずだ。私も順番待ちリストに名前を書いて、あと15分あるので逗子マリーナを一回りしてきた。
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めしやっちゃんの店内が一部拡充されていたのも道理で、ますます繁盛しているようすだった。俳句の吟行で来たというシニアの一団に出会ったが、シニアとサイクリストが交差する面白い店だ(私はもちろんシニアの括りだけど)。いつ来ても、店の主人のきびきびとした客捌きに感心する。客に媚びを売ることなく、客を大事にしているのが伺えて気持ち良い。

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鯵と生シラスの定食を食べて、そのあと鎌倉美術館と分館へ回ってみたが、どちらもあいにく展示替えのため休館中だった。仕方なく再び海岸線に戻って江の島まで海を見ながらのんびり進んだ。天気予報が外れたのか、鈍色の空が広がり、心持ちもどこか浮かない。

それから江の島まで橋を渡ってみたが、どこもかしこも人だらけ。3連休の初日だからね。
ガラス玉のアクセサリーの店を見て、おまんじゅうを食べて、早々に橋を引き返した。

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帰路も3時半には藤沢を通過して、藤沢橋近くのお寺を覗いてみたり。

同じ道を帰るのはあまりおもしろくないのだが、結局往きと同じコースをなぞって戻ってきたら8時になっていた。久しぶりだったし、今回は往復完全走破ということで満足できた1日だった。。
15日に福生市民会館で日米交流音楽会というイベントがあり、馴染みのジャズプレーヤーが出演するので、程よい距離のサイクリングがてら出かけた。往きは多摩水道橋付近からサイクリングロードをひたすら上り、その途中、You Tubeで知り合ったアイドル河原ネコたちのところに立ち寄り、しばし猫と戯れた後、牛浜駅近くの福生市民会館へ行った。
この交流音楽会、無料だけど、なんと主催が「防衛省北関東防衛局」、協賛が「在日米軍横田基地」であった。ジャズを目当てに行ったのに、和太鼓演奏やセレモニーなどもあって、なんだかな〜という気分のまま終わってしまった。

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会場の外へ出てみると、思いのほか風が強く吹きまくっていた。抜かりなくズボンを2枚重ね履きしてきてよかった。それに前日リサイクルショップで400円で買ったマフラーも二重に巻いて万端整えた。
帰路は多摩川辺りでなく玉川上水沿いと初めから決めていたので、拝島駅北で玉川上水を捉えると、迷わず水路沿いの小道を進んだ。自然のままの緑道の周囲は畑や空き地や雑木林ばかりで、折から強風にあおられた木々の大枝がゴーゴーと、小枝がざわざわとうなり声をあげて頭上から降りかかり、臆病者を縮みあがらせた。夕闇が迫ってくるというのに水路沿いには街燈がなく、またこんな時間にこんなところを通るモノ好きにすれ違うこともなく、ひたすら進んだ。

モノレールの玉川上水駅まで行けば、その後は街燈も付いた舗装道路になったはずと必死にペダルを漕いだが、駅を超えても同じような雑木林の暗い小道が続き、風はうなり、逢魔時に尖りものでも踏んづけてパンクするのが関の山と止む無く上水沿いを離れて、住宅地の道路に出た。といっても地理勘のないところで暗くなってしまったので、やみくもに走るだけだった。広い通りに出れば見当もつくと思ったが、そういう時に限ってなかなか幹線に出ない。行き当たりばったりで進むうちに方向感覚を失くしてしまった。

やがて再び玉川上水と出会ってみれば、そこは鷹の台。なあんだ走った割にはあんまり進んでいなかった。どっちが上流、下流かも不確かになってしまったので、ここは人に尋ねて位置確認し、程なく五日市街道との合流地点に着いて、やっと人心地がした。同時におなかがすいているのに気付き、目に付いたファストフード店で休憩することにした。

時間を見ればやっと午後6時を過ぎたばかり。なんだかもっと遅い時間のような気持ちになっていたが会場を出たのが5時少し前だったから、もっともな時間ではある。右往左往していたぶんかなり長く走っていたような気持ちになっていたのだ。

さて店内で、帽子、手袋を取り、ジャケットを脱ぎ、??アレっ?首に巻いていたマフラーが、ない! ない! どこにも。寒さ凌ぎでしっかり巻いていたはずなのに。
いったいいつ外れて、どこに落としたのだろう?いくら強風の中だって、気づかなかったのはどういうことなんだ?

それは幅の狭い兵児帯みたいな毛糸編みのマフラーで、長めだったので二つ折りにしてから首にからげて、一方の端を他方の輪っかに入れて締めてからそれぞれ両端を首に巻いて走り出したのだったけど、、。
行きつけのリサイクルショップの店員も、「ちょっと変わった色合いで面白いデザインですね」と言っていたっけ。赤が基調で紫や黄緑色が交互に配色されていた。相変わらず口の悪い娘には、「誰の首を締めていたのかもわからない物をよく買うよ。変なの〜」と言われたけど。

とちゅうで強風にさらわれたとしか考えられない、、、

日ごろ、身に付けていたものを落としたり、失くしてしまった場合、自分に降りかかった災いの身代わりになってくれたと思っている。人気のない逢魔時の玉川上水に魔物が潜んでいたやもしれぬ。あのマフラーは魔物を追い払ってくれたのかもしれない。

それとも―娘が案じたような因縁付きのマフラーであったなら、早く捨てたほうがよいと、多摩川の河原ネコがまじないをかけて、風と共にさらって行ってくれたのかもしれない。
どっちにしてもパンクもせず、風邪もひかず、良かったと思っている。

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中央本線の電車が高尾駅を過ぎて小仏トンネルへ向かう頃、線路と平行して走る道を見るたびに、あれはきっと小仏峠に通じる道なのだろう、ママチャリでどこまで行かれるものかと思うのが常だったが、先日高尾梅郷祭りのチラシを見て、道伝いに梅林のあることが分かった。梅林を開放する3月いっぱいは程よい人出もありそうだし、チャリで紛れ込むにはちょうど良いだろうと考えた。

久しぶりに多摩川サイクリングロードを上り、府中四谷橋で折れて浅川に入り、そのまま流れに沿って高尾まで上って行った。このコースは10年程前に良く通っていたが、懐かしい風景がほぼ変わらない状態で迎えてくれた。

甲州街道は高尾駅を過ぎた途端に道幅が狭くなって急に鄙びた感じになるのがおもしろい。中央線のガード下をくぐってから右へ曲がり、そのまま道なりに進む。散策を楽しむ人の姿もちらほらあり、車も遠慮しながら走ってくれるので自転車も走りやすかった。上り基調の道ながら、思ったほど傾斜もきつくない。

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小仏関所跡あたりまで来ると行く手の頭上に中央道と圏央道が交差するコンクリートの巨大リングがのどかな山間の風景をぶち壊すようにそびえて見える。うっとおしいものだ。
蛇滝口バス停に通りかかると、湯の花トンネル列車銃撃事件の慰霊碑入り口の案内板が見えた。慰霊碑を探しに脇道に入ったが、草むらに阻まれてどちらに行ってよいやらわからず諦めた。
さらに緩やかな坂道を上り、開放中の木下沢(こげさわ)梅林まで辿り着くと、思ったより高いところまで上って来たようで、高尾駅方面がはるかに見渡せた。景色を縦断して中央線の線路が走り、JRの宣伝ポスターになるような見晴らしだった。

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梅林内は三々五々の梅見客で賑わっていた。残念なのはすぐ脇を通る中央道の往来の音が絶えず耳に入り興ざめであった。帰りしなに、出入口に詰めていたスタッフのおじさんにそう伝えたら、そもそもこの梅林は中央道建設時に捨てた土石の山に植林されたものだと言われた。それじゃあしかたないのか。ところで、ここのおじさんから青梅の吉野梅林が原因不明の病気のために全て今年中に伐採されるというショッキングな話を聞いた。なんで!!!しかし本当の話だった。
http://mainichi.jp/select/news/20140322k0000e040194000c.html

木下沢梅林を出てからなお道を上り、小仏バス停を過ぎても道は続いていたので、もう少し先の寶珠寺まで行って、納得して引き返してきた。
甲州街道に戻るまでの下り道は快適そのものだった。
途中のスタンドで直野菜を買って、お昼ごはんは観光客で混雑する高尾山口駅付近で高尾山冬そばキャンペーン中の蕎麦屋でとろろそばを食べ、少し物足りなかったので、参道の店先でお饅頭と野沢菜おやきを食べてから、再び浅川遊歩道に戻って帰ってきた。
またまた多摩川沿いの京王閣前を通りかかったら、レース開催中だったので、よくばり根性を出して入ったが、3レース見たもののみんな外れてしまった。
それでも充分満足した小仏梅見行であった。

年末年始チャリ雑感

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区切りのよいところでと、足掛け18年間の相棒であった愛チャリに踏ん切りをつけ、年末に新しい自転車を買った。自分の分身を殺処分するようで忍びなかったが、長いことお疲れ様、ありがとう、と心の中で手を合わせ、後は自転車屋に委ねた。
昨年春に老朽自転車の応急手当をしてくれたお兄さんのいた店で自転車を買うことにしたのだが、あの時のお兄さんはもういなかった。あのお兄さんはおんぼろ自転車を見ながら、愛着もあろうからあわてて次の自転車を買わずに精密点検をしてみたらと勧めてくれて、昔の自転車は今のより長持ちするようにできている、と言っていたっけ。いっぽう今度の店員は、私が「18年も乗った」「鎌倉、江の島、多摩川上流、青梅、川越にも行った」と話しても、それがどーしたという顔でノーコメントだった。

新チャリはパンフレットを見て注文したので、自転車屋へ納品されて初めて対面したのだが、ボディの色がイメージと違っていて「こんなはずじゃなかった」と言ったら、「今からキャンセルはできません。それを了解いただいていたはずです。」と、私の自慢話には無反応だったくせに、こういう時は「こうるせえ婆あだ」と言わんばかりの顔と言葉で押してきた。確かに店員の言った通りだったし、色だけの事だからまあいいか、ぱっと目を引く色ではないだけ、新車でも盗まれることはないだろう、と折れることにした。イヤミ婆ついでに、持参したデジカメでおんぼろ自転車と一緒のところを1枚撮ってくれと頼んだら、無愛想のままシャッターを押してくれた。

さすがに新チャリの性能は比ぶべくもなく、ずんずん進む感がある。調子に乗って事故を起こさないようにしなくては、、と言い聞かせながらペダルを漕いでいる。
はてさて今度の自転車にはこれからあと何年乗り続けられるだろうか。

ともあれ年末年始の休みに、特に行先を決めずに気の向くままポタリングしていたら、半ば偶然で年末年始とも競輪場に行ってしまった!年末は立川競輪、年始は京王閣。
モサイおじさんばっかりの競輪場に一人で入れるようになったのは、進歩と言っていいでしょう?
「大丈夫。オバサン、充分溶け込んでるから、、」と、以前息子が冷やかに太鼓判を押してくれたし。
名前を知っている競輪選手はわずかに伏見俊昭選手と武田豊樹選手ぐらいなのだが、立川では伏見選手の落車を目の当たりにしてしまった。その後ニュースになっていないから大したケガはしなかったのだと思う。
元旦は、たまたま京王閣の前を通りかかったら、正面入り口に大きく出ていた武田選手の名前を見て思わず引き寄せられてしまったというわけ。この日のレースは武田選手の復帰第1戦だったようで、レース前の顔見世?でオーヴァルを流す武田選手に、観客のあちこちから「お帰り〜!」「まってましたぁ〜!」の声が飛んだ。
そして私が見たレースは予選ではあったが、ぶっちぎりの1着となって観覧席は大いに沸いた。周りにいたおじさんたちはみんな興奮気味だった。
「こんな早い武田を見たことないよ。」「楽勝だったねえ。そもそも格が違うってことよ。」とどこかで大きな声が聞こえれば、それに反応してまた別の茶々が入る。陽気なムードに押されてヒーローインタビューの周りに押しかけてしまった。
武田選手が現れると歓声に包まれた。おじさんたちのアイドルという感じだった。

私はスーパーで食料品を買う感覚でちまちまと投票券を買っているので、今のところ±0辺りを行ったり来たりしているが、武田選手のレースは100円が730円になった。ハズレもあるので細かくは言わない。
今年は気を良くして競輪競馬に行く回数が増えそうだ。

愛チャリとの日々

相変わらずママチャリで気まぐれサイクリングを続けている。
先日、世田谷通り〜環七〜中原街道〜多摩堤通りと走ってきた帰り道、ペダルの調子がまたおかしくなってきた。最近はこうなると、だましだまし漕ぎ進むしかないのだが、この時はなかなか機嫌が戻らず、根負けして近くの自転車屋に飛び込んだ。いよいよ買い換えなきゃだめかな、、と半ば観念していた。

ペダルが漕げなくなったと言うと、自転車屋のお兄さんは油で真っ黒になった手先でペダルを素早く点検し「これはかなり重症だ。」と言った。そしてこれこれこういうわけでペダルが効かなくなっていると手短に説明してくれた。
「寿命でしょうかねえ。」と誘い水をかけると、
「まあそういうことですね。」と予想通りの返事が返ってきた。

そういえばこの愛チャリに何年乗っているんだろうと、指折り数えてみたら、なんと17年目に入っていた! 人間で言えばきっと私以上に年寄りの自転車になっているんだ。
「買い換え時ってことかな? ずいぶんボロいでしょう?」と言えば、お兄さんはトントンと話を進めると思ったら意外な返事が返ってきた。
「いちど総点検してみたらどうですか?」
フェイントをかけられてしまった。
「えっ?こんなボロに? 総点検って、人間ドックみたいな? 今さらそんな価値あるかなあ?」
「もともといい自転車ですよ。このあたりの自転車に比べればずっといいものです。」と、店頭に鼻先を並べている自転車群を指さしてお兄さんは言った。
うん、そういえばこの自転車はブリジストン製で17年前に買った時は確か3万5千円ぐらいだったっけ。
「だいぶ長いこと乗っているようだし、愛着もあるでしょう?」
言われてハッとしたのだった。
「ハンドル、換えてますね?」
「わかりますか? 一度事故起こしちゃってね、、」

買って間もなくだったが、下り坂で電柱に激突して、鎖骨を折るケガをしたことがあった。
そんなこともあったが、この自転車で私はどれだけあちこち遠乗りに出かけて、どれだけ楽しい思い出ができたか。横浜、江の島、鎌倉、逗子、葉山、平塚、それから青梅、五日市、つるつる温泉、川越、それに多摩川、鶴見川、荒川サイクリングなどなど、みんなこのママチャリといっしょだった。
おかしなもので急にいとおしさがこみ上げてきた。

「良い自転車だったからここまで乗れたんですよ。衝動買いなどしないで、ブリジストンのパンフレットもありますから、家に帰ってゆっくり検討してみてください。」
逆に自転車屋のお兄さんに諭されてしまい、パンフレットを渡されて店を追い出されてしまった。
ゆるゆるペダルを漕ぎだすと、応急手当が良かったのか機嫌を取り戻してくれて無事家まで帰ることができた。

それからもう2週間以上立つ。
廃車にするよ、と脅かしが効いたのか、自転車屋のお兄さんの評価に気をよくしたのか、それともお兄さんのマジックなのか、あれ以来私の愛チャリはおかしなもので機嫌が良い。
片道1時間の定期コースも難なく乗れている。
根っからズボラなので、手入れなどまったくしないのに、よくもここまで走ってくれたものだ。
しかしそうは言ってもこの愛チャリとの別れの日はそんなに遠くないだろう。
だがまたそう言うそばから我が身を重ねて見れば、なんだ自分自身も廃車にされたって文句言えない歳じゃないかと、妙にしんみりさせられるのだ。
我が身をいたわりつつ、愛チャリをいたわりつつ、毎日大事に乗るしかないなと思っている。

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