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厚生労働省が児童相談所などが子供の虐待情報を受理してから安全確認するまでの時間の目安を「48時間以内」と定めた今年1月以降、同ルールを導入した自治体が4割以上増え、全体の約8割に達したことが毎日新聞の全国調査で分かった。児相を置く全国の64自治体(47都道府県・15政令市=3月末現在、2中核市)のうち、設定自治体は35から51(41道府県、9政令市、1中核市)に増えた。児童虐待は児相の出足の遅れが深刻な事態を招く事例が繰り返され、「早期確認」の態勢が全国に整ってきた。
「48時間ルール」は99年に埼玉県が始めた。厚労省は児相職員の不足などを考慮し参考事例として紹介するにとどめていたが、今年1月23日「児童相談所運営指針」などを改正し標準化した。
各自治体への調査で、指針改正前から同ルールを導入していた自治体35(26県、8政令市、1中核市)に加え、改正後に16自治体(15道府県、1政令市)の導入が分かった。7自治体(3都県、3政令市、1中核市)は07年度中に設定する。
時間設定が最も短いのは、福井、鳥取両県で指針改正前から「24時間以内」と規定した。京都府は昨年10月、長岡京市で3歳児が餓死する事件があり、2月から48時間ルールを導入した。岐阜県は指針改正を受け、2月に「子ども虐待防止の手引き」を改訂して「48時間以内」と明示した。
また、神奈川県は児相職員の増員などで4月から48時間以内に確認する態勢を整える。
一方、同ルールを当面設定する予定のない6自治体も「虐待対策チームが夜間休日でも速やかに対応している」(大阪府)と実態としてはおおむね48時間以内に確認していると回答した。【小泉大士】
最終更新:4月2日3時5分
<a href="http://www.mainichi.co.jp/home.html">毎日新聞</a>
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